ホンダ ディオ110の2011年式(EBJ-JF31)と2015年式(EBJ-JF58)の違い
ホンダ Dio110の歴史
2011年7月18日に新発売。 型式は、EBJ-JF31
2011年に本田技研工業よりグローバル向けモデルとして「NSC110」が発表された。「Dio110」は、この車両の日本向け仕様として、中国の五羊本田が製造。PGM-FI仕様の空冷4ストローク単気筒107ccを搭載し、始動はセルでもキックでも可能。前後14インチホイール、前後連動のコンビブレーキを採用。メットイン容量は、18L。車両重量は103kg。車体色は、5色(キャンディーアルジャブルー、ボスグレーメタリック、キャンディールーシッドレッド、パールプロキオンブラック、パールホワイト)。
2013年5月24日にカラーチェンジ。
車体色に新色の「コスミックシルバーメタリック」を追加、継続色2色(パールプロキオンブラック、パールホワイト)を合わせた3色。ステップ下回りのカラーリング変更も行われた。
2015年3月6日にフルモデルチェンジ。 型式は、EBJ-JF58
このモデルからホンダベトナムで製造販売の「Vision110」を、日本仕様の「Dio110」として生産することとなった。デザインは全体的に踏襲されたがフレームは軽量化された。エンジンは、新開発の空冷108ccの新型「eSPエンジン」を搭載。アイドリングストップシステムも装備された。従来モデルより低回転でピークに達するようセッティングされ、燃費も向上。車体色は、4色(エグザルテッドブルーメタリック、パールジャスミンホワイト、フォースシルバーメタリック、ポセイドンブラックメタリック)。
2017年4月14日にカラーチェンジ。 型式は、2BJ-JF58
平成28年自動車排出ガス規制に対応。車体色に新色の2色(マットギャラクシーブラックメタリック、ランベントシルバーメタリック)を追加、従来色の3色(エグザルテッドブルーメタリック、ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイト)と合わせて全5色。
Dio110の「型式EBJ-JF58」と「型式2BJ-JF58」の違いを比較
2019年2月22日にカラーチェンジ。
車体色に新色2色(フォギーブルーメタリック、パールアイスバーグホワイト)を追加、従来色の3色(マットギャラクシーブラック、ポセイドンブラックメタリック、ランベントシルバーメタリック)と合わせて全5色。
2019年7月19日にカラーチェンジ。
車体色に新色の「パールジャスミンホワイト」を追加。「パールジャスミンホワイト」は、フロントブレーキキャリパー、リア・スポイラー、リアサススプリングなどにレッドのカラーを配した。従来色の5色(フォギーブルーメタリック、パールアイスバーグホワイト、マットギャラクシーブラック、ポセイドンブラックメタリック、ランベントシルバーメタリック)と合わせて全6色。
2021年2月25日にフルモデルチェンジ。 型式は、2BJ-JK03
エンジンは、新設計の空冷・4ストローク・OHC・109cc単気筒「eSP」を搭載。圧縮比を高めたコンパクトな燃焼室とし、エンジンをロングストローク化することで燃費性能を高め、力強い走りと環境性能を両立。フレームは、鋼管ではなくプレス成型となり高剛性かつ軽量な「eSAF」を採用。「Honda SMART Keyシステム」を新たに装備。車体色は、4色(パールジャスミンホワイト、ディセントシルバーメタリック、マットスターリーブルーメタリック、マットギャラクシーブラックメタリック)。
Dio110の2021年2月25日フルモデルチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
2022年7月28日にカラーチェンジ。
車体色に新色1色(ポセイドンブラックメタリック)を追加、従来色の3色(パールジャスミンホワイト、ディセントシルバーメタリック、マットスターリーブルーメタリック)と合わせて全4色。
Hondaは、Dio110にオフセットシリンダーの採用や、各部に低フリクション技術を採り入れた、空冷・4ストローク・OHC単気筒の「eSP(イーエスピー)」を搭載するなどのフルモデルチェンジを行い、2015年3月6日に発売しました。
ここでは、上の黄色の部分の
2011年7月18日発売のホンダ Dio110(型式 EBJ-JF31)と
2015年3月6日発売のホンダ Dio110(型式 EBJ-JF58)
の違いを比較しました。
※数字が大きい方をこの色にしています。
車種 |
ホンダ ディオ110 |
ホンダ ディオ110 |
---|---|---|
発売日 |
2015年3月6日 |
2011年7月18日 |
型式 |
EBJ-JF58 |
EBJ-JF31 |
全長 |
1870mm |
1845mm |
全幅 |
690mm |
670mm |
全高 |
1085mm |
1090mm |
ホイールベース |
1255mm |
1255mm |
シート高 |
750mm |
755mm |
最低地上高 |
130mm |
120mm |
総重量 |
100kg |
103kg |
サスペンション形式(前) |
テレスコピック |
テレスコピック |
サスペンション形式(後) |
ユニットスイング |
ユニットスイング |
キャスター角 |
26°30´ |
26°30´ |
トレール(mm) |
83 |
83 |
ブレーキ形式(前) |
ディスク |
ディスク |
ブレーキ形式(後) |
ドラム |
ドラム |
タイヤサイズ(前) |
80/90-14 M/C 40P |
80/90-14 M/C 40P |
タイヤサイズ(後) |
90/90-14 M/C 46P |
90/90-14 M/C 46P |
エンジン種類 |
空冷4ストロークOHC単気筒 |
空冷4ストロークOHC単気筒 |
総排気量 |
108cc |
107cc |
圧縮比 |
9.5 |
9.5 |
ボア |
50mm |
50mm |
最高出力(kW/rpm) |
6.6(9PS)/7500 |
6.2(8.4PS)/8250 |
最大トルク(N・m/rpm) |
9.3(0.95kgf・m)/5500 |
8.7(0.89kgf・m)/6500 |
始動方式 |
セル・キック |
セル・キック |
点火方式 |
フルトランジスタ |
フルトランジスタ |
クラッチ形式 |
自動乾式多板シュー |
自動乾式多板シュー |
変速機形式 |
Vベルト自動無段変速 |
Vベルト自動無段変速 |
燃料供給方式 |
インジェクション |
インジェクション |
潤滑方式 |
圧送飛沫併用 |
圧送飛沫併用 |
燃料タンク容量 |
5.2L |
5.5L |
燃料消費率(km/L) |
57.9(60km/h)・55.6(WMTCモード) |
52(60km/h) |
メーカー小売価格/カラーバリエーション |
228,960円(消費税抜き本体価格 212,000円) |
199,500円(消費税抜き本体価格 190,000円) |
国内年間計画販売台数 |
7,000台 |
18,000台 |
製造国 |
ベトナム |
中国 |
車種 |
ホンダ ディオ110 |
ホンダ ディオ110 |
---|---|---|
発売 |
2015年3月 |
2011年7月 |
型式 |
EBJ-JF58 |
EBJ-JF31 |
エンジン種類 |
空冷4ストロークOHC単気筒 |
空冷4ストロークOHC単気筒 |
総排気量 |
108cc |
107cc |
最高出力(kW/rpm) |
6.6(9PS)/7500 |
6.2(8.4PS)/8250 |
最大トルク(N・m/rpm) |
9.3(0.95kgf・m)/5500 |
8.7(0.89kgf・m)/6500 |
燃料消費率(km/L) |
57.9(60km/h)・55.6(WMTCモード) |
52(60km/h) |
2015年(型式 EBJ-JF58)
- エンジンは空冷モデル初の環境性能と動力性能に優れたeSPエンジンを採用。eSPエンジンは、これまでダンク、タクト、PCX、リードなどホンダの50、125、150ccで採用されている。
- エネルギーを効率良く利用する目的でロッカーアーム形状、冷却ファンの小型化、クランクシャフトのオフセットシリンダー、スパイニースリーブの採用、低フリクションベアリングの採用等、エンジン内部の多くの部品がリニューアル。
- 信号待ちでエンジンが自動で止まり、アクセルを回すとすぐ再始動するアイドリングストップ機能を搭載。ハンドル右側にはアイドリングストップのON/OFFスイッチがある。
- 最大トルクは9.3Nm/5,500rpmにアップ。
- 最高出力も6.6kW/7,500rpmにアップ。
- 燃料消費率は60km/hの定地走行で57.9km/L、WMTCモードで55.6km/Lにアップ。
- セルでのエンジン始動はACGスターターの採用ですごく静か。
- アクセルを開けると80km/h付近まで一気にスピードがあがる。
- 前モデルにあった中速域でのもたつきが改善され、ストレスなく加速する。
車種 |
ホンダ ディオ110 |
ホンダ ディオ110 |
---|---|---|
発売 |
2015年3月 |
2011年7月 |
型式 |
EBJ-JF58 |
EBJ-JF31 |
全長 |
1870mm |
1845mm |
全幅 |
690mm |
670mm |
全高 |
1085mm |
1090mm |
ホイールベース |
1255mm |
1255mm |
シート高 |
750mm |
755mm |
最低地上高 |
130mm |
120mm |
総重量 |
100kg |
103kg |
2015年(型式 EBJ-JF58)
- フレームは、パイプ構成を全体的に見直し剛性を維持しながら前モデルと比べ約3kg軽量化。
- シート高は前モデルより5mm低い750mm。足元のフロアの後端を少し狭めて足着きを良くした。
- 最低地上高は前モデルに比べて10mm高くして130mmに。駐輪の際の段差の乗り越えも問題ない。
2015年(型式 EBJ-JF58)
外観は、先代モデルのイメージを踏襲しながら先代モデルより立体的でシャープで大きくV字に切れ上がったウインカーレンズを採用し新しさを感じる。リア周りは、サイドカバーからテール周りを薄くすることによりリアへのはね上がり感が強調され、シャープな印象に。ちなみにデザイン担当は日本の若手女性スタッフ片岡敬子さん。
常時点灯(日本仕様)のポジションランプは廃止された。
2015年(型式 EBJ-JF58)は、
- 左ブレーキレバーの根元には、握った状態でレバーをロックできるパーキングブレーキを装備。
- ワンタッチでシートが開けられるシートオープンスイッチがメインのキーシリンダー横に備わる。
- 先代モデルはオプションだったサイドスタンドが標準装備になった。
- Honda純正アクセサリーのトップボックスが容易に取り付けられるアルミ製リアキャリアを装備。
キーシリンダー
2015年(型式 EBJ-JF58)は、メインスイッチとハンドルロック機構を集約したシャッター付キーシリンダー
2011年(型式 EBJ-JF31)は、盗難やいたずら抑止に効果的なシャッター付キーシリンダー
燃料タンク容量
2015年(型式 EBJ-JF58)は、5.2L
2011年(型式 EBJ-JF31)は、5.5L
0.3Lダウン
ブレーキの構造
2015年(型式 EBJ-JF58)は、1ポッドキャリパー
2011年(型式 EBJ-JF31)は、3ポッドキャリパー
制動力が落ちたと思うが乗ってみると制動力に不安を感じることはなかった。
メーカー小売価格
2015年(型式 EBJ-JF58)は、228,960円
2011年(型式 EBJ-JF31)は、199,500円
約3万円アップ
ホンダ ディオ110の2015年(型式 EBJ-JF58)と2011年(型式 EBJ-JF31)の違いの口コミ
Dio110は、2代目のJF58からeSPエンジンになって、初代より走行性能が格段に改善されてる。
JF31とJF58は、駆動系がかなり変わったらしいね。JF31のプーリーやWRに関する話がよく出てたけど、JF58は、そういう話がほとんどない。
JF31乗りだけど、代車でJF58を借りた。感想としては、静かだし、かなり速くなってた。
ウエイトローラーは、JF31よりJF58の方が1g軽い
俺は、JF31乗りだけどJF58のメインキーでシートが開けられるのとサイドスタンドが標準装備になっただけでも羨ましい。
JF58買ったけどは、坂道でも普通に70〜80km/h出る。JF31は、坂道に弱いって評判だったけど改善されたみたいだね。
JF31は、WRを交換してないならエンブレ弱い。dio110の前期型だとクラッチが切れるまで変速が戻らないので例えば60km/hから20km/hまで速度を落として再加速するとモッサリになる。JF58は、最初からタイプーリーだから、エンブレは、それなりに効く。軽いWRでも弄り方次第でエンブレを弱くする事もできる。
JF58になって常用域のトルクが厚くなってるからタンデムや登り坂は、かなり楽になったよ。
JF58は、エンジン熟成とメットインの鍵無しとサイドスタンドだけでもJF31よりかなり価値がある良いスクーターだと思う。
JF58よりJF31が非力なのは、エンジン差はもちろんだけど、当時の加速騒音規制の影響がでかい。騒音測定の範囲の速度域で、エンジン回転数を抑える変速特性にされてたからよく使う40〜60km/hのパワーが絞られてた。今のモデルは、規制のグローバル化による規制緩和のおかげでそういうことはない。
同じDio110でも旧モデルと新モデルでは、全く別物。
JF58は、最大馬力が出せる回転数が下がり、馬力が0.6ps向上し、車体重量が3kg軽くなったので加速がよくなった。前のモデルは30〜60km/hで再加速する時の反応が悪かった。
JF58になってエンジンespになってトルクの谷が改善された。加速力がJF31と全然違うし、アイストもついた。それにシートがリモートで開くようになったのがでかい。
デザインは、スレンダーなJF58よりメリハリが利いたJF31の方が好き。
低速側のトルクが増えたせいか加速がすごくスムーズ。登り坂などでも前のモデルに比べてスピードの落ち込みが少なく感じる。
JF58は、アイドリングストップ機能がついたが電圧が低下した時にアイドリングストップしない機能がついていない。現行のPCXは、バッテリーがあがって途中で止まる事例が結構あったのでこの機能が追加された。電圧が低下した時のディオ110は、少し心配。
初期型は、みんな口を揃えて遅い!って言うぐらい遅かった。個体によってはエンスト問題もあったし。後期型は、だいぶマシになったと思う。動力性能もそれなりに良くなった。
初期型は、不人気車だからセキュリティの面を全く気にしてなくていいのがメリット。
JF58は、シートのオープンがメインキーの横に装備された。前のモデルは、シート下を開ける際、メインキーを抜いてシート下のオープナーの鍵穴に挿す必要があったが、新型は、メインキーを挿したままでシート下が開けられる。
乗り心地は、先代モデルと比較して角が取れてよりフラットな感じになった。
俺は、JF31乗ってるけど、JF58を借りて乗らせてもらったらスペック数値以上に良いエンジンだと思った。中古価格が数万円差ならJF58を買っといたほうがいいぞ。
旧型Dio110の方がスタイルは好きだった。
新型Dio110は鳩胸なのが嫌。
今回のモデルチェンジでステップが少し広くなったがまだ狭く感じる。
JF31は中国生産でJF58はベトナム生産だし、JF58の方が動力性能が上だから金あるなら新車がおすすめ。
JF58は、パーキングブレーキ追加されたのがいいね。傾斜地で止めるのにパーキングブレーキがあるとかなり安心できる。サイドスタンドを使わなきゃありがたみが少ないと思うけど。
JF58のリアには大型のアルミリアキャリアが装備されたがリアキャリアベースを付ける穴の位置が決まっているため汎用のリアボックスベースは、加工しないと装着できないだろうね。
俺は、JF31に2年乗って、その後JF58に乗り換えて3年経ったけど、完成度は断然JF58の方が高い。JF58には、JF31で言われてる中速の加速の谷が無いし、バイク自体が軽快に感じる。JF58になって全体的にデザインがすっきりしたし、メーターまわりに高級感がでた。メットインをキーの抜き差し無しで開けられるから便利になったし。JF58で気になったのがフロントブレーキが若干甘くなった気がするのと、コンビブレーキがいまひとつ。あとアイストは、要らない。
サイドスタンドが標準装備されて、シートがキーの抜き差し無しでメインキーから開けるようになっただけでも新型の方が全然魅力的。
Dio110の旧型ってメットインのキーシリンダーが横にあるから、たまに駐輪場で家の鍵とかまとめて、そこに挿しっぱなしで忘れてる人を見る。新型は、鍵の抜き差し無しでメットイン開けられるからそういうことは、なくなる。
燃料タンク容量は、JF31が5.5LでJF58が5.2Lだから0.3L小さくなってる。JF58になっていろいろ改善されてたからまさか減ってるとは思わなかった。でも燃費は、良くなってるから航続距離は、似たようなもんだろうけど。
JF31とJF58の部品の互換性は、ほとんどないと思ったほうがいいよ。
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