X FORCEとリード125の違いを比較
ヤマハ X FORCEの歴史
2022年6月28日に「X FORCE ABS」が新発売。型式は、8BK-SG79J
台湾で2016年から展開されていた「FORCE」が2021年秋にモデルチェンジし「FORCE 2.0」となり、2022年6月に「X FORCE」というモデル名で日本国内へも導入された。トラクションコントロールシステムを採用した総排気量155ccのブルーコアエンジンを採用。VVA(可変バルブ)や、静粛性と軽量化に寄与するスマートモータージェネレーターを搭載。新設計の軽量・高剛性鋼管フレームを採用。新設計の前後13インチ軽量ホイールは、フロントφ267mm、リアφ230mmの大径ウェーブのブレーキディスクを採用し、前後独立式のABSを装備。シート下トランク容量は、約23.2L。電話やメールの着信やメンテナンスサイクルなどの通知機能を持つ専用スマートフォンアプリ「YAMAHA Motorcycle Connect」に対応。車両重量は、130kg。車体色は、4色(マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2、マットダークパープリッシュブルーメタリック1、ブルーイッシュホワイトパール1、ブラックメタリックX)の設定。
2024年9月20日に「X FORCE ABS」をマイナーチェンジ。
リアフェンダーの形状を変更し、走行時に泥や雨水を巻き上げにくくした。。車体色は、4色(マットダークブルーイッシュグレーメタリック4、マットイエローイッシュグレーソリッド1、ブルーイッシュホワイトパール1、ブラックメタリックX)の設定。
X FORCEの2024年9月20日のマイナーチェンジの変更点は、こちら。
ホンダ リード125の歴史
1982年2月に初代リード125が新発売。
1982年10月に2ストローク124ccエンジンを搭載したリード125(JF01)を追加しましたが約1年で製造販売終了となり、HONDAの125ccクラススクーターは4ストロークエンジン搭載のスペイシー125ストライカーに移行。それ以降、125ccのリードは、5代目までありません。
2013年7月4日にリード125(5代目)が発売。型式は、EBJ-JF45
これが5代目リード。ベトナムの現地法人法人ホンダ・ベトナム・カンパニー・リミテッドが製造販売するLEAD125を正規輸入し販売。エンジンは、125cc水冷単気筒のグローバルエンジン「eSP」を搭載。ACGスターター・アイドリングストップシステムを装備。タイヤは、フロント12インチ、リア10インチを採用。メットイン容量は、37L。リアキャリアは、シートの高さと同一面に設定し、シート後部を荷台の一部として活用できる設計。折りたたみできるバッグホルダーやワンタッチで開閉できるフロントインナーボックスを装備。尾灯とポジションランプは、LED電球を使用。車両重量は、113kg。車体色は、4色(ブラウン、シルバー、ホワイト、ブラック)。
4代目リードと5代目リード125の違いを比較は、こちら。
2015年6月18日にマイナーチェンジ。
車体のフロントトップカバーとヘッドライト上部に配したガーニッシュのクローム処理を艶消しへと変更。アイストに電圧感知機能を追加し、バッテリーサイズを大型化。従来からあるエンジンオイル交換時期の目安をメーター内の液晶ディスプレイに表示する機能で表示が点灯するまでの走行距離を設定範囲内で任意に選択できるようになった。車体色は、新色の「エグザルテッドブルーメタリック」を追加。継続色のシルバー、ブラック、ホワイトに加え、全4色。
リード125の2015年6月18日のマイナーチェンジでの変更点はこちら
2016年4月22日にカラーチェンジ。
車体色は、新色の「キャンディーノーブルレッド」を追加。継続色のブルー、シルバー、ブラック、ホワイトに加え、全5色。
2017年12月8日にマイナーチェンジ。型式は、2BJ-JF45
平成28年排ガス規制に対応。ヘッドライトがLEDに変更。フロントインナーボックス内に12Vの電源ソケットが設けられた。フロアステップの後部で左右計で30mmの絞り込みを行い、足つき性を向上。アルミホイールのスポークが5本から10本に変更。車体色は、単色がシルバー、ブラック、パールホワイトの3色。ツートーンがレッド、ブルー、パールホワイトの3色の全6色の設定。
リード125「EBJ-JF45」と「2BJ-JF45」の詳しい違いは、こちら
2018年7月2日に特別仕様の「リード125 SPECIAL」を発売。
リード125をベースに、フロントカバーからメーターカバー、フロアカバー、リアセンターカバー、リアキャリにかけてマットブラック塗装をを施したツートーンカラーモデル。
2019年10月1日にカラーチェンジ。
車体色は、単色がキャンディラスターレッド(新色)、ランベントシルバーメタリック、パールメタロイドホワイトの3色。ツートーンがパールダークアッシュブルー(新色)、ポセイドンブラックメタリック(新色)、パールメタロイドホワイトの3色の全6色の設定。またフロントブレーキキャリパーとリアサスペンションスプリングのカラーをレッドからブラックに変更。
2020年1月17日に受注期間限定カラーリングモデルを発売。
車体色は、マットブラックをベースに赤いロゴとエンブレムをあしらいリアキャリアやマフラープロテクターにマットグレーを採用。
2022年3月28日にマイナーチェンジ。型式は、8BJ-JK12
平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。環境対応型エンジン「eSP+」を採用。「Honda SMART Keyシステム」を搭載。スマートフォンなどの充電が可能なUSBタイプCソケットを採用。車体色は、4色(マットテクノシルバーメタリック、パールジャスミンホワイト、パールダークアッシュブルー2、ポセイドンブラックメタリック)。
リード125の「型式 2BJ-JF45」と「型式 8BJ-JK12」の違いは、こちら
2023年2月16日にカラーチェンジ。
車体色は、4色(キャンディーノーブルレッド(新色)、マットギャラクシーブラックメタリック(新色)、パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリック)。
2025年1月16日にマイナーチェンジ。
ハンドルカバーとフロントカバーまわりの構成部品と、車体側面に配した車名ロゴのデザインを変更。シート下のラゲッジボックスに暗い場所でも荷物を探しやすくするLEDのトランクライトと、荷物に応じて取付位置の変更が可能なパーテーションボードを新たに採用。車体色は、4色(ナイトタイドブルーメタリック(新色)、パールスノーフレークホワイト(新色)、マットディムグレーメタリック(新色)、ポセイドンブラックメタリック)。
リード125の2025年1月16日のマイナーチェンジ前後の違いは、こちら
ここでは、
2022年6月28日発売のヤマハ X FORCE ABS(型式 8BK-SG79J)と
2022年3月28日発売のホンダ リード125(型式 8BJ-JK12)
の違いを比較しました。
X FORCEとリード125のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | X FORCE ABS | リード125 |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 新登場 | マイナーチェンジ |
型式 | 8BK-SG79J | 8BJ-JK12 |
発売日 | 2022年6月28日 | 2022年3月28日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1895 | 1845 |
全幅 (mm) | 760 | 680 |
全高 (mm) | 1120 | 1130 |
ホイールベース (mm) | 1340 | 1275 |
最低地上高(mm) | 125 | 140 |
シート高 (mm) | 815 | 760 |
車両重量 (kg) | 130 | 116 |
最小回転半径(m) | 2 | 2 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 48.1 | 52.5 |
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) | 40.9 | 49 |
原動機型式 | G3S5E | JK12E |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 水冷 | 水冷 |
排気量 (cc) | 155 | 124 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 4 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 58 | 53.5 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 58.7 | 55.5 |
圧縮比(:1) | 11.6 | 11.5 |
最高出力(kW) | 11 | 8.3 |
最高出力(PS) | 15 | 11 |
最高出力回転数(rpm) | 8000 | 8750 |
最大トルク(N・m) | 14 | 12 |
最大トルク(kgf・m) | 1.4 | 1.2 |
最大トルク回転数(rpm) | 6500 | 5250 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
燃料供給装置形式 | - | PGM-FI |
燃料タンク容量 (L) | 6.1 | 6 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 293.4 | 315 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CPR8EA-9 | - |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | - |
搭載バッテリー・型式 | GT7B-4 | GTZ8V |
バッテリー容量 | 12V-6.5Ah 10HR | 12V-7Ah10HR |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1 | 0.9 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.9 | 0.8 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 | 10W-30 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
変速機・操作方式 | - | 自動変速 |
1次減速比 | 1 | 2.38 |
2次減速比 | 10.208 | 3.769 |
フレーム型式 | アンダーボーン | アンダーボーン |
キャスター角 | 26°30 | 26°30 |
トレール量 (mm) | 99 | 75 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 正立フォーク | - |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 2 | - |
タイヤ(前) | 120/70-13 | 90/90-12 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 53 | 44 |
タイヤ(前)速度記号 | P | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 130/70-13 | 100/90-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 57 | 56 |
タイヤ(後)速度記号 | P | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | - | MT |
ホイールリム幅(前) | - | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | - | MT |
ホイールリム幅(後) | - | 2.75 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 1.75 | 1.75 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 1.75 | 2.25 |
ヘッドライト定格(Hi) | - | LED |
テールライトタイプ | LED | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル | アナログ |
メーター表示 |
燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 ツイントリップ 有 |
燃料計 有 時計 有 ツイントリップ 有 |
車両装備 |
ハザードランプ 有 アンチロックブレーキ(ABS) 有 トラクションコントロール 有 可変バルブ機構 有 USBポート 有 シート下収納(シート下トランク) 有 センタースタンド 有 |
前後連動式ブレーキ 有 アイドリングストップ 有 USBポート 有 ヘルメット収納 有 シート下収納(シート下トランク) 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
396,000円(本体価格360,000円/消費税36,000円) マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2(マットグリーン)、 マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー)、 ブルーイッシュホワイトパール1(ホワイト)、 ブラックメタリックX(ブラック) |
リード125 324,500円(消費税抜き本体価格295,000円)パールジャスミンホワイト、パールダークアッシュブルー2、ポセイドンブラックメタリック リード125(ツートーン) 330,000円(消費税抜き本体価格300,000円)マットテクノシルバーメタリック |
販売計画台数(国内・年間) |
3,000台 ※X FORCEの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
8,000台 ※リード125の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
生産国 | 台湾 | ベトナム |
左がヤマハ X FORCE ABS(型式 8BK-SG79J)
右がホンダ リード125(型式 8BJ-JK12)
X FORCEとリード125の違いを比較
●車両重量と最高出力と最大トルク
X FORCE ABS 130kg | 15PS/8000rpm | 14N・m/6500rpm
リード125 116kg | 11PS/8750rpm | 12N・m/5250rpm
●シート高
X FORCE ABS 815mm
リード125 760mm
●タンク容量
X FORCE ABS 6.1L
リード125 6L
●燃費WMTCモード値
X FORCE ABS 40.9km/L
リード125 49km/L
●航続距離
X FORCE ABS 6.1L × 40.9km/L =249.49km
リード125 6L × 49km/L =294km
通勤用だとリード125の方が便利。
高速も走れるのがX FORCEのメリット。
リード125は、ABSが付いていない。
X FORCEは、LED式で無いのとカギ式。
メットインスペースの容量は、
X FORCE ABS(型式 8BK-SG79J)が23.2リットル。
リード125(型式 8BJ-JK12)が37リットル。
今のリード125のデザインは好き。
あの燃費と収容力にキャリアまで標準装備。
何でも使えるマルチな125スクーターだね。
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