KSR-TとKSR-Uの違いを比較
カワサキ KSR-Tの歴史
1990年3月15日に「KSR-T」が新登場。型式は、MX050B
「KSR-T」は、「KS-T」の発展的モデルとして登場。KSR-1。エンジンは、49cc水冷2ストローク単気筒ピストンリードバルブを搭載し
最大出力7.2psを発揮。リターン式6速、タイヤ前後12インチ、前後ディスクブレーキ、倒立式のフロントフォークを採用。車両重量は86kg。
1991年3月にカラーチェンジ。
グラフィックパターンを変更。
KSR-TとKS-Tの違いの比較は、こちら。
1994年3月1日にマイナーチェンジ。型式は、A-MX050B
車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。それぞれの車体色でシートカラーも異なっていた。
1996年3月20日にマイナーチェンジ。
ヘッドライトが常時点灯方式に変更。タイヤパターンも変更。
1998年2月1日にカラーチェンジ。
これまでポップなグラフィックが多かったが1998年モデルは精悍なグラフィックパターンとなった。レッドは、シートが黒×赤ツートン。ライムグリーンのシートは黒×グレー。これが最終モデル。
カワサキ KSR-Uの歴史
1990年3月に「KSR-U」が新登場。型式は、MX080B
「KS-U」の後継モデル。車体は基本的に「KSR-I」と共通でエンジンの排気量は79cc。軽量な車体に元気の良い2ストロークエンジンを搭載し、ジムカーナで上位に食い込むことができる戦闘力を持っている。一人乗り専用。車両重量は86kg。
KS-UとKSR-Uの違いの比較は、こちら。
1991年3月にカラーチェンジ。
グラフィックパターンが変更された。
1994年3月にカラーチェンジ。
車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。従来モデルまでは、シートのカラーがどの車体色も同じだったが1994年モデルから車体色ごとにシートカラーが異なる色になった。
1996年3月にマイナーチェンジ。
ヘッドライトが常時点灯方式に変更され、タイヤパターンも変更された。車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。
1998年2月にカラーチェンジ。
車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。ライムグリーンのシートが黒×グレーのツートンとなり、レッドのシートが黒と赤ツートンとなった。グラフィックがこれまでのポップなイメージから精悍になった。
2001年に排気ガス規制で2ストロークエンジンの使用が困難となり生産終了となる。
2002年11月1日に後継モデルのKSR110が新発売された。
KSR2とKSR110の違いの比較は、こちら。
ここでは、
1998年2月発売のカワサキ KSR-T(型式 A-MX050B)と
1998年2月発売のカワサキ KSR-U(型式 MX080B)
の違いを比較しました。
KSR-TとKSR-Uのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | KSR-T | KSR-U |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ | カラーチェンジ |
型式 | A-MX050B | MX080B |
発売日 | 1998年2月 | 1998年2月 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1660 | 1660 |
全幅 (mm) | 720 | 720 |
全高 (mm) | 960 | 960 |
ホイールベース (mm) | 1140 | 1140 |
最低地上高(mm) | 210 | 210 |
乾燥重量 (kg) | 77 | 77 |
車両重量 (kg) | 86 | 86 |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) | 71 | - |
原動機型式 | MX050BE | MX080BE |
原動機種類 | 2ストローク | 2ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 水冷 | 水冷 |
排気量 (cc) | 49 | 79 |
2スト・吸気形式 | ピストンリードバルブ | ピストンリードバルブ |
内径(シリンダーボア)(mm) | 39 | 47 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.6 | 45.8 |
圧縮比(:1) | 7.9 | 7 |
最高出力(PS) | 7.2 | 10 |
最高出力回転数(rpm) | 8000 | 8000 |
最大トルク(kgf・m) | 0.65 | 0.95 |
最大トルク回転数(rpm) | 7000 | 7000 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | VM16 | VM16 |
燃料タンク容量 (L) | 8 | 8 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 0.5 | 0.5 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | キックスターター式 | キックスターター式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BR8ES | BR8ES |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
バッテリー容量 | 12V-2.5Ah | 12V-2.5Ah |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1 | 1 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 3.043 | 3.043 |
2次減速比 | 3.769 | 3.769 |
変速比 | 1速 3.306/2速 2.111/3速 1.544/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.964 | 1速 3.306/2速 2.111/3速 1.544/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.964 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 13 | 15 |
スプロケット歯数・後 | 49 | 40 |
チェーンサイズ | 420 | 420 |
標準チェーンリンク数 | 108 | 108 |
フレーム型式 | セミダブルクレードル | セミダブルクレードル |
キャスター角 | 26°00 | 26°00 |
トレール量 (mm) | 70 | 70 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク | 倒立フォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 | 1 |
タイヤ(前) | 100/90-12 | 100/90-12 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 48 | 48 |
タイヤ(前)速度記号 | J | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 100/90-12 | 100/90-12 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 48 | 48 |
タイヤ(後)速度記号 | J | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | MT | MT |
ホイールリム幅(後) | 2.5 | 2.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 1.25 | - |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 1.5 | - |
ヘッドライト定格(Hi) | 25W/25W | 25W/25W |
テールライト定格(制動/尾灯) | 21W/5W | 21W/5W |
KSR-TとKSR-Uの違いを比較
「KSR-T」は、「KS-T」の後継モデルとして1990年3月に新登場。スタイルは、「KS-T」ゆずりで車名に「R」が付いて、排気量49ccの2スト単気筒エンジンは水冷式に変更された。「KS-T」で10インチだった前後ホイールが12インチとなり、フロントが倒立フォークになった。ブレーキも前後ディスク式となった。
「KSR-U」は、「KS-U」の後継モデルとして1990年3月に新登場。スタイルは、「KS-U」ゆずりだが、車名に「R」が付いて、排気量79ccの2スト単気筒エンジンは水冷式に変更され、「KS-U」では10インチだった前後ホイールが12インチとなり、フロントが倒立フォークになった。ブレーキも前後ディスク式となった。
「KSR-T」と「KSR-U」の車体は基本的に同じ。
「KSR-T」も「KSR-U」も1996年3月のマイナーチェンジでヘッドライトが常時点灯式に変更され、タイヤパターンが変更された。
KSR-IIは、原付二種だけど、一人乗り専用車。
「KSR-T」も「KSR-U」も1998年モデルまでラインナップされ、「KSR-T」が先に原付1種に対する平成10年排出ガス規制が適用されるのを前に生産終了となり、「KSR-U」はその後も発売され続けたが原付2種に対する平成11年排出ガス規制で2ストロークエンジンの使用が困難となったため、2001年に生産終了となった。
●発売日
1998年2月
●タイプグレード名
KSR-T → KSR-U
●型式
A-MX050B → MX080B
●原動機型式
MX050BE → MX080BE
●排気量 (cc)
49 → 79
●内径(シリンダーボア)(mm)
39 → 47
●行程(ピストンストローク)(mm)
41.6 → 45.8
●圧縮比(:1)
7.9 →7
●最高出力(PS)
7.2 → 10
●最大トルク(kgf・m)
0.65 → 0.95
●スプロケット歯数・前
13 → 15
●スプロケット歯数・後
49 →40
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