KS-UとKSR-Uの違いを比較
カワサキ KS-Uの歴史
1988年1月に「KS-U」が新登場。型式は、MX080A
「KS-U」のエンジンは、排気量78ccでAR80用の空冷2スト単気筒エンジンを搭載。6速ミッション、前輪ディスクブレーキを採用。前後10インチのタイヤを採用。KS-IIは最高速90km程度。車両重量は75kg。
1989年4月にカラーチェンジ。
1990年3月に後継モデルの「KSR-U」が新登場。
カワサキ KSR-Uの歴史
1990年3月に「KSR-U」が新登場。型式は、MX080B
「KS-U」の後継モデル。車体は基本的に「KSR-I」と共通でエンジンの排気量は79cc。軽量な車体に元気の良い2ストロークエンジンを搭載し、ジムカーナで上位に食い込むことができる戦闘力を持っている。一人乗り専用。車両重量は86kg。
1991年3月にカラーチェンジ。
グラフィックパターンが変更された。
1994年3月にカラーチェンジ。
車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。従来モデルまでは、シートのカラーがどの車体色も同じだったが1994年モデルから車体色ごとにシートカラーが異なる色になった。
1996年3月にマイナーチェンジ。
ヘッドライトが常時点灯方式に変更され、タイヤパターンも変更された。車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。
1998年2月にカラーチェンジ。
車体色は、2色(ライムグリーン、レッド)。ライムグリーンのシートが黒×グレーのツートンとなり、レッドのシートが黒と赤ツートンとなった。グラフィックがこれまでのポップなイメージから精悍になった。
2001年に排気ガス規制で2ストロークエンジンの使用が困難となり生産終了となる。
2002年11月1日に後継モデルのKSR110が新発売された。
KSR-UとKSR110の違いの比較は、こちら。
ここでは、
1989年4月発売のカワサキ KS-U(型式 MX080A)と
1990年3月発売のカワサキ KSR-U(型式 MX080B)
の違いを比較しました。
KS-UとKSR-Uのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | KS-U | KSR-U |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ | 新登場 |
型式 | MX080A | MX080B |
発売日 | 1989年4月 | 1990年3月 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1560 | 1660 |
全幅 (mm) | 730 | 720 |
全高 (mm) | 890 | 960 |
ホイールベース (mm) | 1110 | 1140 |
最低地上高(mm) | 155 | 210 |
乾燥重量 (kg) | 66.5 | 77 |
車両重量 (kg) | 75 | 86 |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
原動機型式 | AR080AE | MX080BE |
原動機種類 | 2ストローク | 2ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 水冷 |
排気量 (cc) | 78 | 79 |
2スト・吸気形式 | ピストンリードバルブ | ピストンリードバルブ |
内径(シリンダーボア)(mm) | 49 | 47 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.6 | 45.8 |
圧縮比(:1) | 7.8 | 7 |
最高出力(PS) | 9.2 | 10 |
最高出力回転数(rpm) | 8000 | 8000 |
最大トルク(kgf・m) | 0.85 | 0.95 |
最大トルク回転数(rpm) | 7500 | 7000 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | VM18 | VM18 |
燃料タンク容量 (L) | 9 | 8 |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | - | 0.5 |
エンジン始動方式 | キックスターター式 | キックスターター式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BPR8ES | BR8ES |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
バッテリー容量 | 6V-2Ah | 12V-2.5Ah |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1 | 1 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 3.619 | 3.043 |
2次減速比 | 2 | 3.769 |
変速比 | 1速 3.306/2速 2.111/3速 1.544/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.964 | 1速 3.306/2速 2.111/3速 1.544/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.964 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 | 15 |
スプロケット歯数・後 | 30 | 40 |
チェーンサイズ | - | 420 |
標準チェーンリンク数 | - | 108 |
フレーム型式 | セミダブルクレードル | セミダブルクレードル |
キャスター角 | 26°00 | 26°30 |
トレール量 (mm) | 67 | 70 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 正立フォーク | 倒立フォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 | 1 |
タイヤ(前) | 3.50-10 | 100/90-12 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)プライレーティング | 2PR(プライレーティング) | 48J(荷重指数) |
タイヤ(前)タイプ | チューブタイヤ | チューブレス |
タイヤ(後) | 3.50-10 | 100/90-12 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後) | 2PR(プライレーティング) | 48J(荷重指数) |
タイヤ(後)タイプ | チューブタイヤ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | - | MT |
ホイールリム幅(前) | - | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | - | MT |
ホイールリム幅(後) | - | 2.5 |
ヘッドライト定格(Hi) | 25W/25W | 25W/25W |
テールライト定格(制動/尾灯) | 17W/5.3W | 21W/5W |
KS-UとKSR-Uの違いを比較
1988年1月に「KS-U」が新発売された。アメリカで人気だった「スーパーバイカーズ(当時はモタードという言葉がなかった)」レース用のマシンをミニサイズで模したスタイルのスポーツモデル。正式なモデル名は「KS-U」だが、「KS-2」や「KS80」と呼ばれることがある。「KS-U」のエンジンは、AR80用の排気量78cc空冷2スト単気筒を搭載。6速ミッション、前輪ディスクブレーキ、一般的なスクーターと同じサイズの前後10インチのタイヤを装備。車重、大きさ共に原付50ccクラスの車体で、最高速度は、90km/h程度。またエンジンの排気量は79ccだが一人乗り専用車だった。
「KS-U」は1990年3月にモデルチェンジされ、後継モデルの「KSR-U」が新発売された。正式なモデル名は、「KSR-U」だが「KSR-2」や「KSR80」と呼ばれることがある。スーパーバイカーズモデルを3/4サイズにデフォルメしたようなスタイルは、「KS-U」ゆずりだが、車名に「R」が付き、排気量79ccの2スト単気筒エンジンは、「KS-U」の空冷から水冷に変更された。また、「KS-U」では10インチだった前後ホイールは、12インチとなり、フロントフォークは倒立式となった。ブレーキも「KS-U」の時は、リアがドラムだったがリアもディスク式となり、より本格的なスーパーバイカーズ「デフォルメ」仕様となった。1996年3月のマイナーチェンジでヘッドライトが常時点灯式となり、タイヤが異なるパターンのものとなった。1998年2月にカラーチェンジされたモデルが最後となり、原付2種に対する平成11年排出ガス規制が適用されるのを前に、2001年に生産終了となった。その後2002年11月1日に「KSR-U」の後継モデルとなる「KSR110」が発売された。
KS-UとKSR-Uの中古車価格と買取相場
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