スーパーディオZXとライブディオZXの違いを比較
ホンダ スーパーディオZX(ディオシリーズ2代目)の歴史
1992年2月20日に「スーパーディオZX」が新登場。型式は、A-AF28
ディオシリーズの2代目のスーパーディオがベース。最高出力は、スーパーディオを上回る7.0ps。「発光ダイオード」を使ったハイマウントストップランプを内蔵したリアスポイラーを装備。
1993年2月12日に「スーパーディオZX」をカラーチェンジ。
カラーリング変更。バックミラー形状を変更。スポイラー内蔵のハイマウントストップランプのレンズ色が赤から透明に変更。車体色は、3色(ピュアブラック×カサノバオレンジ、ピュアブラック×ブラック、レディッシュグレーメタリック×ブラック)。
1993年4月に「スーパーディオZX」をカラーチェンジ。
車体色は、2色(ピュアブラック×紫、モーリタニアバイオレットメタリック×紫)。
ホンダ ライブディオZX(ディオシリーズ3代目)の歴史
1994年1月21日に「ライブディオZX」が新登場。型式は、A-AF35
ディオシリーズの3代目のライブディオがベースにフロントブレーキに油圧式ディスクを装備。クローム仕上げの立体エンブレイムを配し、シートにシルキータッチ素材を使用するなどした。ハイマウント・ストップランプ(発光ダイオード採用)内蔵のリアスポイラー、カラード・ホイールとワイド偏平タイヤは、ZXだけの特別装備。
1995年1月24日に「ライブディオZX」をカラーチェンジ。
フロントにZX専用の油圧式(ハイドロリック)サスペンションと、ZX専用の艶やかな光沢を放つ鏡面処理を施したステンレス・カバードタイプマフラーを装備。車体色は、3色(ピュアフランドルイエロー、パールコーラルリーフブルー、ブラック)。
1996年1月に「ライブディオZX」をカラーチェンジ。
前後ホイールにアルミダイキャストを採用。シート表皮を細かい格子調に変更。車体色は、4色(マグナレッド、キャンディエクストリームブルー、マットアクシスグレイメタリック、ピュアブラック)。
1996年12月23日に「ライブディオZX」をマイナーチェンジ。
燃料タンクを6リットルに変更。ヘッドライトの光量をアップした40W/40Wのハロゲンタイプを採用し、ヘッドライトとウィンカーを四輪車イメージの一体型クリアアウターレンズでまとめた。フロントフォークにツーピースタイプのボトムケースを採用。車体色は、4色(ブーンシルバーメタリック、キャンディマーベラスオレンジ、ピュアブラック、マットアクシスグレイメタリック)。
1997年1月に特別・限定仕様の「ライブディオZX」を発売。
1997年5月に特別・限定仕様の「ライブディオZX」を発売。
1998年1月20日に「ライブディオZX」をカラーチェンジ。
車体色は、3色(メイイエローメタリック、メタルブラウンメタリック、エスセテシズムシルバーメタリック)。
1998年7月1日に特別・限定仕様の「ライブディオZX 50thアニバーサリースペシャル」を発売。
ホンダ創立50周年を記念して1965年に四輪のF1で初勝利を獲得した「RA272」を彷彿とさせるホワイトを施した50thアニバーサリースペシャルを5,000台限定で発売。クラシカルなクリーミーホワイトを基調に、リアスポイラーと前後ホイール、リアサスペンションスプリングをレッドに。赤いエンブレムをあしらったスペシャルキーやカーボン織布風のパターンのシート側面生地や赤いスペシャルエンブレムを採用。
1998年11月4日に「ライブディオZX」をカラーチェンジ。
車体色は、3色(パールシーシェルホワイト、ブーンシルバーメタリック、ピュアブラック)。
1999年9月14日に「ライブディオZX」をマイナーチェンジ。型式は、BB-AF35
キャブレターのセッティングを変更し、マフラー内部に酸化触媒(キャタライザー)を採用し、国内の新排出ガス規制に適合。マフラーの構造を変更し、国内の新騒音規制にも適合。マフラープロテクターの形状変更とスケルトンタイプのリアスポイラーを採用。
2000年3月24日に特別・限定仕様の「ライブディオZX スケルトン」を発売。
ハンドルカバーやフロントカバー等の外装部品に半透明の素材を採用したスケルトンを5,000台限定で発売。車体色は、2色(サイバークリアブルーとサイバークリアレッド)。
2000年8月26日に特別・限定仕様の「ライブディオZX スペシャル」を発売。
ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(BAR)・ホンダF1チームカラーをイメージしたスペシャルを5,000台限定で発売。フロントカバーに個性が際立つ「BARホンダF1チーム」ロゴを施し、ボディカラーと同色のリアスポイラー、レッドの前後ホイールを装備。
2001年3月22日に「ライブディオZX」をマイナーチェンジ。
盗難抑止システムとして、メインスイッチ、シートオープナー、ハンドルロックをメインのキーシリンダーに集約し、キーシリンダーにはキーシャッターを装備。また、キー付きガソリンタンクキャップや、イモビアラームプレワイヤリングを標準で装備。車体色は、3色(フォースシルバーメタリック、パールミルキーホワイト、チェッカーブラックメタリック)。
2001年9月に「ライブディオZX」をカラーチェンジ。
車体色は、3色(パールミルキーホワイト、チェッカーブラックメタリック、フォースシルバーメタリック)。これがライブディオZXの最終モデル。
ここでは、
1993年4月発売のホンダ スーパーディオZX(型式 A-AF28)と
1994年1月21日発売のホンダ ライブディオZX(型式 A-AF35)
の違いを比較しました。
スーパーディオZXとライブディオZXのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | スーパーディオZX | ライブディオZX |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ | 新登場 |
型式 | A-AF28 | A-AF35 |
発売日 | 1993年4月 | 1994年1月21日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1650 | 1675 |
全幅 (mm) | 630 | 630 |
全高 (mm) | 1005 | 995 |
ホイールベース (mm) | 1150 | 1145 |
最低地上高(mm) | 95 | 105 |
シート高 (mm) | 715 | 700 |
乾燥重量 (kg) | 66 | 71 |
車両重量 (kg) | 71 | 76 |
最小回転半径(m) | 1.8 | - |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) | 46.9 | 46.3 |
原動機型式 | AF18E | AF34E |
原動機種類 | 2ストローク | 2ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 49 | 49 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 39 | 40 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.4 | 39.3 |
圧縮比(:1) | 7.1 | 7.1 |
最高出力(PS) | 7 | 7.2 |
最高出力回転数(rpm) | 7000 | 6500 |
最大トルク(kgf・m) | 0.74 | 0.81 |
最大トルク回転数(rpm) | 6750 | 6250 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | PB80 | - |
燃料タンク容量 (L) | 5 | 5.3 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 234.5 | 245.3 |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BR4HSA | BR6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
バッテリー容量 | 12V-3Ah | YTR4A-BS |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1.2 | 1.3 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
変速機・操作方式 | 自動変速 | - |
フレーム型式 | アンダーボーン | アンダーボーン |
キャスター角 | 26°00 | 25°40 |
トレール量 (mm) | 71 | 72 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 正立フォーク | - |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 3.00-10 | 90/90-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 42 | 50 |
タイヤ(前)速度記号 | J | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 3.00-10 | 90/90-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 42 | 50 |
タイヤ(後)速度記号 | J | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | - | 1.25 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | - | 2 |
スピードメーター表示形式 | アナログ | アナログ |
メーター表示 |
燃料計 有 |
燃料計 有 |
車両装備 |
パーキングブレーキ 有 ヘルメット収納 有 シート下収納(シート下トランク) 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
ヘルメット収納 有 シート下収納(シート下トランク) 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
メーカー希望小売価格 | 159,000円 | 167,000円 |
スーパーディオZXとライブディオZXの違いを比較
ディオシリーズ2代目のスーパーディオが1990年12月に新登場して、その約1年2ヶ月後の1992年2月に「スーパーディオZX」が発売された。標準のスーパーディオに新たに前輪ディスクブレーキとリアスポイラー(ハイマウントストップランプ付き)を装備して、さらに最高出力を6.8psから7.0psに向上し、無段変速機もワイドレシオタイプになって、発進加速から高速域まで力強い走りになったモデルだった。1993年モデルになってバックミラー形状の変更と、ハイマウントストップランプのレンズ色が赤から透明になった。
その後、1994年1月にディオシリーズ3代目のライブディオの新登場ともにライブディオZXが発売され、スーパーディオZXは、ラインナップから消えた。
ライブディオZXは、最高出力が7.2psとなり、前輪油圧ディスクブレーキや、くさび状(ウェッジシェイプ)のスポーティなフォルムが特徴だった。
1996年12月に発売されたモデルからタンク容量が5.3L→6.0Lとなり、ヘッドライトに40W/40Wのハロゲンタイプを採用するなどのマイナーチェンジ。
2001年3月に発売されたモデルからキーシャッター装備などのマイナーチェンジ。
2001年モデルを最後にラインナップから消えて、ディオシリーズ4代目のスマートディオに後を譲った。
標準モデルの2代目スーパーディオと3代目ライブディオの違いの比較は、こちら。
●タイプグレード名
スーパーディオZX → ライブディオZX
●モデルチェンジ区分
カラーチェンジ → 新登場
●型式
A-AF28 → A-AF35
●発売日
1993年4月 → 1994年1月21日
●全長 (mm)
1650 → 1675
●全高 (mm)
1005 → 995
●ホイールベース (mm)
1150 → 1145
●最低地上高(mm)
95 → 105
●シート高 (mm)
715 → 700
●乾燥重量 (kg)
66 → 71
●車両重量 (kg)
71 → 76
●燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L)
46.9 → 46.3
●原動機型式
AF18E → AF34E
●内径(シリンダーボア)(mm)
39 → 40
●行程(ピストンストローク)(mm)
41.4 → 39.3
●最高出力(PS)
7 → 7.2
●最高出力回転数(rpm)
7000 → 6500
●最大トルク(kgf・m)
0.74 → 0.81
●最大トルク回転数(rpm)
6750 → 6250
●燃料タンク容量 (L)
5 → 5.3
●満タン時航続距離(概算・参考値)
234.5 → 245.3
●点火プラグ標準搭載・型式
BR4HSA → BR6HSA
●バッテリー容量
12V-3Ah → YTR4A-BS
●2ストエンジンオイルタンク容量
1.2 → 1.3
●キャスター角
26°00 → 25°40
●トレール量 (mm)
71 → 72
●タイヤ(前)
3.00-10 → 90/90-10
●タイヤ(前)荷重指数
42 → 50
●タイヤ(後)
3.00-10 → 90/90-10
●タイヤ(後)荷重指数
42 → 50
●メーカー希望小売価格
159,000円 → 167,000円
ZXの人気が爆発したのは、ライブディオZXからだね。
スーパーディオZX(1992-1993年)。
ライブディオZX(1994-2001年)。
「ZX」は、スーパーディオとライブディオにしか存在しない。初代2stディオ、スマートディオ(4代目)、中華Dio(5代目)、にはない。
スーパーディオとライブディオの中古車価格と買取相場
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