スウィッシュとマジェスティSの違いを比較
スズキ スウィッシュの歴史
2018年6月26日に「スウィッシュ」の国内向けモデルを新発売。型式は、2BJ-DV12B
スウィッシュの開発コンセプトは、小回りの良さを前面に打ち出しながら上質さをプラスした。SWISHは、英語の「スパッ」、「シュッ」などといった擬音を意味する。エンジンは、124cc空冷2バルブ単気筒SOHCを搭載。 前後10インチのタイヤ、フル液晶デジタルメーター、USBソケットなどを装備。シート下トランク容量は、28リットル。製造は、台湾。車体色は、4色(パールブレーシングホワイト、トリトンブルーメタリック、キャンディダーリングレッド、グラススパークルブラック)の設定。
2018年9月21日にスウィッシュ リミテッドを発売。
グリップヒーター、ナックルバイザー、シートヒーターの装備をプラスしたモデル。車体色は、スウィッシュと同じ。
スウィッシュとスウィッシュリミテッドの違いの比較は、こちら。
2021年9月22日に生産終了と発表。
ヤマハ マジェスティSの歴史
2013年10月30日に「マジェスティS」が新登場。型式は、JBK-SG28J
マジェスティSは、台湾山葉機車工業が現地で製造してるSMAXを日本仕様として正規輸入し発売。新開発の水冷・4ストローク・FI(電子制御燃料噴射装置)のCVTエンジンを採用。グリップ性に優れた前後タイヤ、前後ディスクブレーキ、約32リットルのシート下スペース、H4ヘッドライト、LEDポジションランプ、LEDテールライト、約2.7Lのフロントポケット、可動式アルミ製コンビニフックなどを採用。車両重量は、145kg。車体色は4色(シルキーホワイト、ブラックメタリックX、マットチタン1、ダルレッドメタリックD)。
2015年9月10日にマイナーチェンジとSPシリーズの設定。
2016年モデルの主な変更点は、クッション厚を増加した柔らかいタンデムシートを採用、快適な乗り心地を実現する前後サスペンション、ポジションランプの質感向上(LED片側6個→10個へ、レンズカット織り込み)などを施した。車体色には、新色の「ディープレッドメタリックK(レッド)」を追加。継続色2色(ホワイト、ブラック)とあわせて3色の設定。
SPシリーズは、ツートン塗装の「マットチタン1」と「ダークグレーイッシュマゼンタメタリック1」の2色。追加装備は、前後ブレーキにレッドキャリパーを採用、メッキ処理のハンドルバーエンド、サテンクロームのエンブレム、ブラック塗装テールライトエクステンション、リアホワイトサスペンションの採用など。
2015年11月10日に特別・限定仕様「60th Anniversary」を発売。
「60th Anniversary」は、1970年代から80年代の北米のレースで活躍したヤマハマシンのイメージを再現するスピードブロックをデザイン。車体色は、「ビビッドイエローソリッド2」(イエロー)の1色。
2017年2月10日に特別・限定仕様「MAJESTY S SPECIAL EDITION」を発売。
「SPECIAL EDITION」の標準モデルとの違いは、ヤマハレーシングブルーとシルバーのツートンカラー、「SPECIAL EDITION」専用エンブレム、精悍なゴールドキャリパーなどを追加。車体色は「ディープパープリッシュブルーメタリックC」(ブルー)の1色。
2018年2月26日にマイナーチェンジして発売。型式は、2BK-SG52J
2018年モデルの主な変更点は、LEDヘッドランプおよびLED導光ポジションランプ採用によって精悍なフロントフェイスにデザインを一新、フロントポケットに12V DC電源ジャックの採用。車体色は、スポーティなツートーンカラー2色を含む4色(ホワイト、マットダークグレー、ブラック、ブルー)を設定。
マジェスティSの「JBK-SG28J」と「2BK-SG52J」の違いは、こちら
2020年4月10日にカラーチェンジして発売。
車体色は一新され、ビビッドイエローソリッド 2(イエロー)、グレーメタリック M(グレー)、ブラックメタリック X(ブラック)、シルキーホワイト(ホワイト)の4色。
ここでは、
2018年6月26日発売のスズキ スウィッシュ(型式 2BJ-DV12B)と
2018年2月26日発売のヤマハ マジェスティS(型式 2BK-SG52J)
の違いを比較しました。
スウィッシュとマジェスティSのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
車種名 | スウィッシュ | マジェスティS |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 新登場 | マイナーチェンジ |
発売日 | 2018年6月26日 | 2018年1月25日 |
型式 | 2BJ-DV12B | 2BK-SG52J |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1830 | 2030 |
全幅 (mm) | 690 | 715 |
全高 (mm) | 1095 | 1115 |
軸間距離 (mm) | 1250 | 1405 |
最低地上高 (mm) | 120 | 90 |
シート高 (mm) | 760 | 795 |
車両重量 (kg) | 114 | 145 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 水冷 |
排気量 (cc) | 124 | 155 |
4スト・カム駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
4スト・気筒あたりバルブ数 | 2 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 52.4 | 58 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 57.4 | 58.7 |
圧縮比(:1) | 10.3 | 11 |
最高出力(kW) | 6.9 | 11 |
最高出力(PS) | 9.4 | 15 |
最高出力回転数(rpm) | 7000 | 7500 |
最大トルク(N・m) | 10 | 14 |
最大トルク(kgf・m) | 1 | 1.4 |
最大トルク回転数(rpm) | 6000 | 6000 |
燃料タンク容量 (L) | 5.5 | 7.4 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CPR7EA-9 | CPR8EA-9 |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | FTX7A-BS | GT7B-4 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 0.8 | 1 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.65 | 0.95 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 | 10W-40 |
クラッチ形式 | 自動遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
1次減速比 | - | 1 |
2次減速比 | - | 8.787 |
フレーム型式 | アンダーボーン | バックボーン |
キャスター角 | 25°50 | 26°00 |
トレール量 (mm) | 77 | 82 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 51 | 40 |
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) | 50.1 | 37.5 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
タイヤ(前) | 100/90-10 | 120/70-13 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 56 | 53 |
タイヤ(前)速度記号 | J | P |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 100/90-10 | 130/70-13 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 56 | 57 |
タイヤ(後)速度記号 | J | P |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED | LED |
テールライトタイプ | LED | LED |
メーター表示 |
燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 |
燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 |
車両装備 |
ハザードランプ 有 USBポート 有 キャリア 有 |
DCソケット 有 |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
318,600円(消費税抜き本体価格 295,000円/消費税 23,600円) パールブレーシングホワイト(白)、 トリトンブルーメタリック(青)、 キャンディダーリングレッド(赤)、 グラススパークルブラック(黒) |
372,600円(消費税抜き本体価格345,000円/消費税 27,600円) シルキーホワイト、 マットダークブルーイッシュグレーメタリック3、 ブラックメタリックX、 ディープパープリッシュブルーメタリックC |
国内年間計画販売台数 |
シリーズ合計6,000台(スウィッシュとスウィッシュリミテッドの合計) ※スウィッシュの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
4,500台 ※マジェスティSの年間販売台数の推移は、こちら。 |
製造国 | 台湾 | 台湾 |
スウィッシュとマジェスティSの比較の口コミ
●車両重量と最高出力と最大トルク
スウィッシュ 114kg | 6.9kW/7000rpm | 10N・m/6000rpm
マジェスティS 145kg | 11kW/7500rpm | 14N・m/6000rpm
●シート高
スウィッシュ 760mm
マジェスティS 795mm
●タンク容量
スウィッシュ 5.5L
マジェスティS 7.4L
●燃費WMTCモード値
スウィッシュ 50.1km/L
マジェスティS 37.5km/L
●航続距離
スウィッシュ 5.5L × 50.1km/L =275.55km
マジェスティS 7.4L × 37.5km/L =277.5km
スウィッシュとマジェスティSは、車体サイズが結構違う。通勤ですり抜けをよくする人や、駐輪場とか狭い場所に停める人は、スウィッシュの方がいい。あとタイヤもスウィッシュは、前後10インチでマジェスティSは、前後13インチだから街中を軽快に走るならスウィッシュの方がいいし、バイバスとか安定して走るならマジェスティSの方がいい。
●マジェスティS
フロントタイヤ
120/70-13 M/C 53P
KENDA / K703F
リヤタイヤ:
130/70-13 M/C 57P
KENDA / K703
●スウィッシュ
フロントタイヤ
100/90-10 56J
MAXXIS M-6029
リヤタイヤ:
100/90-10 56J
MAXXIS M-6029
リアブレーキは、スウィッシュがドラムでマジェスティSがディスク。
スウィッシュは、空冷エンジンでマジェスティSは、水冷エンジン。
燃費は、スウィッシュが全然良い。
メットイン容量は、スウィッシュが28L。マジェスティSが32L。
コンビニフックの最大荷重は、スウィッシュが1.5kg。マジェスティSが3kgだからマジェスティSの方が頑丈ってことか。
リアキャリアは、スウィッシュが標準装備でマジェスティSは、オプションで純正キャリアが15000円ぐらいする。
マジェスティSは、高速走れるからパワーも剛性もスウィッシュより上。
通勤で乗ったり、ひとりでちょっと出掛ける用途なら125ccは、軽い、小さい、乗りやすい、保険代が安いでお手軽なんだけど、なにか物足りない。
マジェスティSは、スウィッシュと比べると重い、デカい、ポジション酷過ぎだから、買う前に試乗してみたほうがいい。
最初に原付二種スクーターを買おうと思ってる人で速さを一番に求める人は、あまりいない。そういう人が求めるのは、安さ、小ささ、経済性の良さ、その次に速さって感じでしょ。だから最初にスウィッシュが候補に上がった人は、マジェスティSではなくスウィッシュを買った方がいいと思う。
モトチャンプ2020年6月号 | 10mタイム(速度) | 50mタイム(速度) | 100mタイム(速度) | パワーウエイトレシオ |
---|---|---|---|---|
スウィッシュ | 1秒797(31.13km/h) | 5秒107(52.57km/h) | 8秒110(63.60km/h) | 12.13kg/ps |
マジェスティS | 1秒895(34.02km/h) | 4秒743(59.10km/h) | 7秒472(71.75km/h) | 9.67kg/ps |
マジェスティSも検討したけど、燃費が悪いから通勤用ならスウィッシュの方がいいと思った。
マジェスティSは、前後ディスクブレーキ。
スウィッシュは、前だけディスクブレーキ。
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