リード100とアドレス110の違いを比較
ホンダ リード100の歴史
1998年3月10日に「リード100」を新発売。
リードの3代目。2代目のリード90をフルモデルチェンジをして、排気量を100ccにアップし、新たに前後輪連動のコンビブレーキを採用するなどして発売。型式は、BD-JF06
車体色は、4色(プレシャスグレイメタリック、ミュートブラックメタリック、アザレアオレンジメタリック、グレシャーグリーンメタリック)。
リード90とリード100の違いの比較は、こちら。
2001年6月30日にマイナーチェンジ。盗難抑止システムとして、メインスイッチ、シートオープナー、ハンドルロック機構をメインのキーシリンダーに集約し、キーシリンダーにはキーシャッターを装備。キー付きガソリンタンクキャップやオプションのイモビアラームキットが装着できるプレワイヤリングを標準装備するなどした。車体色は、3色(クリアシルバーメタリック、ミュートブラックメタリック、プレシャスグレイメタリック)。
2003年に生産終了。
スズキ アドレス110の歴史
1998年4月24日に「アドレス110」の2ストロークモデルが新登場。型式は、BD-CF11A
アドレス110は、アドレスV100の次世代を担うスズキの新型スクーターとして登場。高出力を誇る排気量113ccの新設計2ストロークエンジンを搭載し、原付二種スクーターでは、当時随一の動力性能を誇った。他にも高剛性の新設計フレームや高性能な前後オイルダンパー式サスペンションに12インチホイール、上位クラスを思わせる外観と積載性能などの特徴があった。車両重量は、101kg。
アドレスV100とアドレス110の違いの比較は、こちら。
2000年3月21日にマイナーチェンジ。
ヘッドランプをマルチリフレクタータイプに変更。リヤターンシグナルランプをクリアタイプにして前後灯火器の質感を向上。リヤキャリアの剛性を高めた。シートを黒とグレーのツートーンカラーに変更。質感が高くスポーティーなデザインのキャストホイールを装着したキャストホイール仕様を設定。車体色は、3色(パールスティルブルーグレー、キャンディグランブルー、ソニックシルバーメタリック)。
2003年に2ストロークモデルが生産中止。
Vシリーズの後継は、アドレスV125となった。
2015年3月19日に4ストロークモデルが発売。型式は、EBJ-CE47A
排気量112cc空冷4スト単気筒エンジンを搭載。装備重量97kgの軽量な車体、14インチ大径ホイール、20.6Lの大容量シート下トランクスペース、フロントインナーラック、シャッターキー、ブレーキロックシステム、サイドスタンドなどを装備。車両重量は、97kg。製造は、インドネシア。車体色は、3色(ブリリアントホワイト、アイスシルバーメタリック、タイタンブラック)。
アドレス110の2stと4stの違いを比較
2016年4月27日にマイナーチェンジ。
シート表皮のデザインを変更。車体色は、3色(ブリリアントホワイト、アイスシルバーメタリック、タイタンブラック)。
2018年3月26日にマイナーチェンジ。型式は、2BJ-CE47A
平成28年国内排出ガス規制対応でパワーと燃費が若干ダウン。最高出力が6.7kW[9.1PS]/8,000rpm→6.5kW[8.8PS]/7,750rpm。最大トルクが8.6N・m[0.88kgf・m]/6,000rpm→8.6N・m[0.88kgf・m]/6,250rpmに変更。WMTCモード値燃費が51.2km/L→48.9km/L。車体色は、4色(トリトンブルーメタリック、アイスシルバーメタリック、タイタンブラック、ブリリアントホワイト)。
アドレス110の「型式EBJ-CE47A」と「型式2BJ-CE47A」の違いを比較
2019年8月23日にカラーチェンジ。
車体色は、4色(マットステラブルーメタリック、トリトンブルーメタリック、タイタンブラック、ブリリアントホワイト)。
2020年10月8日にマイナーチェンジ。
左ブレーキレバーを握ると、フロントブレーキとリアブレーキが同時に作動し、効率よく制動力を得られるコンバインドブレーキシステムを新たに採用。車体色は、4色(ソラリスシルバー、ブリリアントホワイト、タイタンブラック、マットステラブルーメタリック)。
アドレス110の2020年10月8日のマイナーチェンジ前後の違いを比較
2021年8月6日にカラーチェンジ。また特別色を採用したスペシャルエディションを発売。
車体色は、アドレス110が4色(ソラリスシルバー、マットステラブルーメタリック、ブリリアントホワイト、タイタンブラック)。アドレス110スペシャルエディションが2色(キャンディマックスオレンジ、マットセレネゴールドメタリック)。ハンドルカバー左側にスペシャルエディションとして「ブラック×クロム」のエンブレムを採用。
ここでは、
1998年3月10日発売のホンダ リード100(型式 BD-JF06)と
1998年4月24日発売のスズキ アドレス110(型式 BD-CF11A)
の違いを比較しました。
リード100とアドレス110のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | リード100 | アドレス110 |
---|---|---|
型式 | BD-JF06 | BD-CF11A |
発売日 | 1998年3月10日 | 1998年4月24日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1795 | 1855 |
全幅 (mm) | 680 | 630 |
全高 (mm) | 1060 | 1120 |
ホイールベース (mm) | 1255 | 1265 |
最低地上高(mm) | 115 | 125 |
シート高 (mm) | 660 | - |
乾燥重量 (kg) | 92 | - |
車両重量 (kg) | 99 | 101 |
最小回転半径(m) | 2 | - |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 43.1 | 40.5 |
原動機型式 | - | F129 |
原動機種類 | 2ストローク | 2ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 101 | 113 |
2スト・吸気形式 | ピストンリードバルブ | リード弁式・ピストン弁式 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 51 | 52.5 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 49.6 | 52.2 |
圧縮比(:1) | 6.5 | 6.8 |
最高出力(kW) | - | 7.4 |
最高出力(PS) | 9.3 | 10 |
最高出力回転数(rpm) | 6750 | 6000 |
最大トルク(N・m) | - | 13 |
最大トルク(kgf・m) | 1 | 1.3 |
最大トルク回転数(rpm) | 6000 | 5500 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | APBC3 | - |
燃料タンク容量 (L) | 7.5 | 6 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 323.2 | 243 |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BR6HSA-9 | BPR6HS |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YTX5L-BS | YTX5L-BS |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) | 分離給油(2スト) |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
1次減速比 | - | 2.263 |
2次減速比 | - | 3.5 |
フレーム型式 | アンダーボーン | パイプレス |
キャスター角 | 27°30 | 25°20 |
トレール量 (mm) | 68 | 73 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 正立フォーク | - |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 100/90-10 | 90/90-12 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 56 | 44 |
タイヤ(前)速度記号 | J | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | - |
タイヤ(後) | 100/90-10 | 100/80-12 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 56 | 56 |
タイヤ(後)速度記号 | J | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | - |
ホイールリム形状(前) | MT | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | MT | MT |
ホイールリム幅(後) | 2.5 | 2.5 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | PH11 | - |
ヘッドライト定格(Hi) | - | 35W/36.5W |
テールライト定格(制動/尾灯) | - | 18W/5W |
メーカー小売価格/カラーバリエーション |
229,000円(参考価格。消費税を含まず。) プレシャスグレイメタリック、 ミュートブラックメタリック、 アザレアオレンジメタリック、 グレシャーグリーンメタリック |
239,000円(消費税抜き本体価格) |
国内年間計画販売台数 |
シリーズ合計 40,000台(リード(50cc)とリード100の合計) ※リード100の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
シリーズ合計 20,000台 |
リード100とアドレス110の違いを比較
- エンジンは、従来モデルのリード90から排気量を10ccアップさせた新開発の空冷・2サイクル・単気筒を搭載。
- キャブレターに改良を施し、混合気を薄めに設定し、燃焼過程で有害物質の低減を図った。
- マフラー内部に新開発の酸化触媒(キャタライザー)を設けた。
- 車体剛性を高めたフレームを採用。
- 座り心地の良いロングシートを採用。
- 新採用のテレスコピック式フロントサスペンションを採用。
- 使い勝手に優れたコンビ・ブレーキ(前・後輪連動ブレーキ)を採用。
- 盗難の防止に効果的なセンタースタンド・ロックイン機構と、強化タイプのコンビネーション&ロックスイッチを採用。
- 前後に新デザインのアルミキャストホイールを採用。
- スムーズで力強い走りの2サイクル113ccエンジンを搭載。
- 大径の12インチタイヤを採用。
- ウインドシールド(風防)仕様と、小型でスタイリッシュなメーターバイザー仕様の2種類の仕様を設定。
- 容量27Lのシート下収納スペースを設定。
- 駐車時の盗難抑止のためのU字ロック(純正オプション用品)を固定できる専用ホルダーも設定。
- 収納スペースを照らすパーソナルスペースランプを装備。
- ワンタッチでキー穴を外から見えなくするシャッター付きメインキーを装備。
- 駐車時にセンタースタンドを固定するセンタースタンドロックを設定。
- シートを開けずに給油ができる独立給油リッドを採用。
- インナーラックとコンビニフックを装備。
- 格納式ピリオンフットレスト(後席乗員のフットレスト)を採用。
●車両重量と最高出力と最大トルク
リード100 99kg | 9.3PS/6750rpm | 1kgf・m/6000rpm
アドレス110 101kg | 10PS/6000rpm | 1.3kgf・m/5500rpm
●タンク容量
リード100 7.5L
アドレス110 6L
●燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)
リード100 43.1km/L
アドレス110 40.5km/L
●航続距離(60km/h走行時)
リード100 7.5L × 43.1km/L =323.25km
アドレス110 6L × 40.5km/L =243km
アドレス110は、速い。でもでかくて重い。装備が充実してるけど、その分値段も高い。あの小さいシールドが萌える。リード100は、全体的にマイルドな味付けで、ロートル向け。ガンガン飛ばす人には、向いてない。
リード100は、見た目がおっさん臭いけど造りは良いよ。アドレス110は、シート下トランクは、とても広いけど、足元が狭いから足元に大きい荷物は積めない。
弄らない人は、リード100。
弄る人は、グランドアクシス100。
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