スーパーカブ50のキャブとFIの違いを比較
ホンダ スーパーカブ50の歴史
※ここでは、省略して1999年からにしています
1999年9月9日に「スーパーカブ50」シリーズをマイナーチェンジ。型式は、BA-AA01
スーパーカブ50スタンダード、デラックス、カスタムのキャブレターのセッティングを変更し、ブローバイガス還元装置を採用。国内の新排出ガス規制に適合させた。
2001年3月22日に「スーパーカブ50スタンダード」をマイナーチェンジ。
リアキャリアを大型キャリアからリトルカブのキャリアに変更、レッグシールドとサイドカバー、フロントカバー、ステッカーを車体色に合わせたカラーに変更。
2002年2月13日に「スーパーカブ50」シリーズをマイナーチェンジ。
スーパーカブ50スタンダード、デラックス、カスタム、ストリートのトップカバーエンブレム、ボディーステッカーを一新。盗難抑止システムとして別売のホンダアクセス製「アラームキット」が装着できるプレワイヤリングを装備。
2007年9月21日に「スーパーカブ50」をマイナーチェンジ。型式は、JBH-AA01
新たに電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を搭載し、触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプ内に装備して平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合。エンジンのクランクケースカバーをシルバーからブラックに変更。マフラーガードの形状を変更。
2008年8月1日に「スーパーカブ50・50周年スペシャル」を限定発売。
ヘッドライト下部のフロントトップカバーにゴールドカラーのオーナメントを採用。サイドカバーに「50th ANNIVERSARY」の記念エンブレムを採用。シート下部のボディ左右に、「Super Cub」のゴールドカラーのステッカーを採用。メーター内に、「50th ANNIVERSARY」のロゴを採用。
2012年5月25日に「スーパーカブ50」をフルモデルチェンジして発売。型式は、JBH-AA04
生産は、中国で従来モデルのカスタムタイプ(4速ミッション、セルフスターター装備)よりメーカー希望小売価格が48,300円(税込み)安く設定。
スーパーカブ50の「JBH-AA01」と「JBH-AA04」の違いの比較は、こちら。
2012年9月14日に「スーパーカブ50プロ」を発売。
スーパーカブ50のビジネス仕様。新聞配達や宅配用途で求められる取り回しの良い車体サイズや優れた積載性を実現。14インチホイールを前後輪に採用し、サスペンションもフロントインナーチューブとリアスプリングを大径化。フレームマウントの大型フロントバスケットと大型リアキャリアを標準装備。
2017年11月10日に「スーパーカブ50」と「スーパーカブ50プロ」をフルモデルチェンジ。型式は、2BH-AA09
2段式キャタライザーを採用した新型のエキゾーストマフラーの採用などで平成28年排出ガス規制に適合。低フリクション技術の導入、オイル周りの見直しなどにより耐久性も向上。ボディ両サイドには取り外し可能なサイドカバーを新設。右側はECUなどの電装部品へのアクセスを容易にし、左サイドカバー内は小物の収納スペースとした。デザインは、伝統的なスーパーカブらしい丸目ヘッドライトに戻り、LED化された。また、生産場所が日本国内の熊本製作所に戻った。
スーパーカブ50の「JBH-AA04」と「2BH-AA09」の違いの比較は、こちら。
2018年11月22日に「スーパーカブ50 60周年アニバーサリー」を発売。
受注期間限定で特別なカラーリングのマグナレッドのアニバーサリーモデル。ツートーン仕様のシート、ブラック塗装のリアキャリア、60周年記念エンブレムがサイドカバーとキーを採用。
2019年3月15日に「スーパーカブ50・ストリート」を受注期間限定で発売。
スペシャルカラーバージョンで車体色は、「ボニーブルー」と「ハーベストベージュ」の2色。レッグシールドが車体色と同じで、サイドカバーやリアキャリア、前後ホイールのハブ、スイングアームなどをブラックに変更。シートの後部とメインキーには、歴代スーカーカブのロゴやイラストが描かれた。
2020年7月23日に「スーパーカブ50・『天気の子』ver.」を受注期間限定で発売。
車体色は、「天気の子」製作委員会監修のもと、劇中のカラーリングを忠実に再現した「サマーピンク」を採用。ブラウンのシートと合わせ特別な仕様。またレッグシールド内側上部に『天気の子』ver.専用ステッカーを配置。
2022年6月27日に「スーパーカブ50」と「スーパーカブ50プロ」をカラーチェンジ。
車体色は、「スーパーカブ50」が3色(グリントウェーブブルーメタリック、バージンベージュ、タスマニアグリーンメタリック)。「スーパーカブ50プロ」が1色(セイシェルナイトブルー)。
ここでは、上の黄色の部分の
2002年2月13日発売のホンダ スーパーカブ50 スタンダード(型式 BA-AA01)と
2007年9月21日発売のホンダ スーパーカブ50 スタンダード(型式 JBH-AA01)
の違いを比較しました。
スーパーカブ50の「BA-AA01」と「JBH-AA01」のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | スーパーカブ50 スタンダード | スーパーカブ50 スタンダード |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ | マイナーチェンジ |
型式 | BA-AA01 | JBH-AA01 |
発売日 | 2002年2月13日 | 2007年9月21日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1800 | 1800 |
全幅 (mm) | 660 | 660 |
全高 (mm) | 1010 | 1010 |
ホイールベース (mm) | 1175 | 1175 |
最低地上高(mm) | 130 | 130 |
シート高 (mm) | 735 | 735 |
乾燥重量 (kg) | 75 | 75 |
車両重量 (kg) | 79 | 79 |
最小回転半径(m) | 1.8 | 1.8 |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) | 130 | 110 |
原動機型式 | AA01E | AA02E |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 49 | 49 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 2 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 39 | 39 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.4 | 41.4 |
圧縮比(:1) | 10 | 10 |
最高出力(kW) | 2.9 | 2.5 |
最高出力(PS) | 4 | 3.4 |
最高出力回転数(rpm) | 7000 | 7000 |
最大トルク(N・m) | 4.7 | 3.8 |
最大トルク(kgf・m) | 0.48 | 0.39 |
最大トルク回転数(rpm) | 4500 | 5000 |
燃料供給方式 | キャブレター | フューエルインジェクション |
燃料供給装置形式 | PB3L | PGM-FI |
燃料タンク容量 (L) | 4 | 3.4 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 520 | 374 |
エンジン始動方式 | キックスターター式 | キックスターター式 |
点火装置 | C.D.I.式 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CR6HSA | CR6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YTX4L-BS | YTX4L-BS |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 0.8 | 0.8 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.6 | 0.6 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-30 | 10W-30 |
クラッチ形式 | 湿式・多板・遠心 | 湿式・多板・遠心 |
変速機形式 | リターン式・3段変速 | リターン式・3段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 4.058 | 4.058 |
2次減速比 | 3.076 | 3.076 |
変速比 | 1速 3.272/2速 1.764/3速 1.190 | 1速 3.272/2速 1.822/3速 1.190 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 13 | 13 |
スプロケット歯数・後 | 40 | 40 |
チェーンサイズ | 420 | 420 |
標準チェーンリンク数 | 98 | 98 |
フレーム型式 | バックボーン | バックボーン |
キャスター角 | 26°30 | 26°30 |
トレール量 (mm) | 75 | 75 |
ブレーキ形式(前) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | ボトムリンクフォーク | ボトムリンクフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
タイヤ(前) | 2.25-17 | 2.25-17 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 33 | 33 |
タイヤ(前)速度記号 | L | L |
タイヤ(前)タイプ | チューブタイヤ | チューブタイヤ |
タイヤ(後) | 2.25-17 | 2.25-17 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 33 | 33 |
タイヤ(後)速度記号 | L | L |
タイヤ(後)タイプ | チューブタイヤ | チューブタイヤ |
ホイールリム幅(前) | 1.2 | 1.2 |
ホイールリム幅(後) | 1.2 | 1.2 |
ヘッドライト定格(Hi) | 30W/30W | 30W/30W |
ヘッドライトタイプ(Hi) | PH7 | PH7 |
テールライト定格(制動/尾灯) | 18/5W | - |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
159,000円(参考価格。消費税を含まず。) アバグリーン、 コスミックブルー |
204,750円(消費税抜き本体価格 195,000円) コスミックブルー、 アバグリーン |
販売計画台数(国内・年間) | スーパーカブ50シリーズ合計 47,000台 | スーパーカブ50シリーズ 17,500台 |
スーパーカブ50の「BA-AA01」と「JBH-AA01」の違いを比較
- 環境性能のさらなる向上を目指し、優れた始動性、スムーズな走りなどに寄与する電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を新たに搭載。このシステムは、様々な走行条件に対し、コンピューター制御で最適な燃料を供給。特にアクセルの開閉頻度が多い市街地での燃費の向上に寄与。また、冬場などの始動を容易にし、スムーズな発進加速も実現。
- 排気ガスを浄化する触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプ内に装備。
- 平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合。
- 型式名を「BA-AA01」から「JBH-AA01」に変更。
- エンジン型式が「AA01E」から「AA02E」に変更。
- エンジンのクランクケースカバーをシルバーからブラックに変更。
- マフラーガードの形状を従来のパイプ状からマフラーと一体感のある形状に変更し、質感を高めた。
●発売日
2002年2月13日 → 2007年9月21日
●型式
BA-AA01 → JBH-AA01
●燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L)
130 → 110
●原動機型式
AA01E → AA02E
●最高出力(kW)
2.9 → 2.5
●最高出力(PS)
4 → 3.4
●最大トルク(N・m)
4.7 → 3.8
●最大トルク(kgf・m)
0.48 → 0.39
●最大トルク回転数(rpm)
4500 → 5000
●燃料供給方式
キャブレター → フューエルインジェクション
●燃料供給装置形式
PB3L → PGM-FI
●燃料タンク容量 (L)
4 → 3.4
●満タン時航続距離(概算・参考値)
520 → 374
●点火装置
C.D.I.式 → フルトランジスタ式
●変速比
2速 1.764 → 1.822
●メーカー希望小売価格/カラーバリエーション
159,000円 → 195,000円
●販売計画台数(国内・年間)
47,000台 → 17,500台
インジェクション仕様のカブのカタログを見たけど、価格(税込み)が20万円の大台に乗ったのに、パワーもトルクも下がってた。さらに驚いたのがカタログ燃費も下がって燃料タンクも4Lから3.4Lになってた。インジェクションの燃料ポンプ用だって。排ガスや騒音規制でこんな感じになるんだね。
ホンダのお客様相談窓口に電話した。「燃費が下がってるのにPGM-FIは経済的で低燃費ってどうゆうことですか?」って担当者は、「定地走行テストでの燃費は下がっている」と認めた上で、「実走行での燃費は条件によって異なりますのでお答えできません。」とのこと。担当者は、はっきりとは言わなかったけど、実燃費は悪くなってる印象を受けた。
キャブ仕様とインジェクション仕様の燃費に関しては、走行環境によると思う。30km/h巡航するならキャブ車の方が燃費よさそうだけど、インジェクションは、燃料噴射を細やかに制御できるから、高地や信号停車を繰り返す街中では、インジェクション車の方が燃費よさそう。
個人的な乗り方次第でしょ。元々、スロットル開度とエンジン回転に慎重な人は、キャブ仕様の方が燃費良いのかもしれない。回転数が上がってないのにガバ開けする人は、自動で調整してくれるインジェクションの方が燃費いいんだろうね。
排ガス規制のせいで、マフラーに触媒を装備したことによって空燃費の選択幅が狭くなり、燃調をより細かく制御する必要が出てきた。これは、キャブには向いてないのでFIが採用された。中回転域で薄くできないのでカタログ上の燃費は下がる。高回転域で濃くできないのでピークパワーは落とさざる得ない。逆に中回転域でのトルクカーブは太るし、それなりに回しても極端に燃費が落ちない。FIになって改悪されたというよりは、これまでのカブのカタログスペックが現実離れしてたんだと思う。エンジンをしっかり温めてやれば、実燃費はたいして変わらない。
FIの良いところは、始動性とエンストしにくいことぐらいかな。
今日学校にインジェクションカブがあった。レッグシールド内側にFIのシール張ってあったからすぐわかった。マフラーも変わってるね。
インジェクションカブに初めて乗る機会があったけど、静かだね。エンジン音は、湿った感じの心地良い音だった。そこだけは感心した。
機構的には、新型カブの方が優秀。
俺は、キャブのカブ乗ってるけど、今日信号待ちで初めてFIのカブを見た。発進する時の音は静かで俺のキャブ仕様とは明らかに違う音だった。
新型カブは、少ない燃料タンクがさらに少なくなったのは、許せない。
俺は、FIにした。FIの方が回転が安定してる分扱い易いし、始動性がキャブと段違い。
俺は、1987年式と2008年式のカブなら乗り比べたことあるけど、FIのカブは、電子デバイスを積んでる分全体的に乗ってて重く感じた。特にハンドルが。最高速は、無風の平地でFIが65km/h、キャブが70km/h。登坂力は、FIの方がありそうだった。あとシフトダウン時のショックがFIの方が明らかに強かった。
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