【2025年最新版】原付の自賠責保険「払い戻し」完全ガイド|損をしないためのプロの知恵
長年連れ添った原付(相棒)を手放すとき、ついつい忘れがちなのが「自賠責保険の払い戻し」です。「たかが数千円」と思うなかれ。その数千円があれば、次のバイクのオイル交換代や、ちょっと豪華なツーリングランチ代になります。
30年のキャリアを持つバイク専門誌編集長の視点から、2024年~2025年現在の最新保険料率に基づいた返金額の目安や、賢い手続きの進め方を徹底解説します。

1. 自賠責保険の基礎知識と最新の保険料(2024年~2025年)
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、すべての公道を走る車両に加入が義務付けられている「強制保険」です。目的はあくまで「交通事故被害者の救済(対人賠償)」であり、自分の怪我や相手の車両(物損)は対象外であることは覚えておきましょう。
【最新】125cc以下の自賠責保険料(離島・沖縄を除く)
自賠責保険料は数年ごとに改定されます。現在は2023年4月に改定された以下の料金が適用されています。
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契約期間 |
保険料(2024年~2025年現在) |
|---|---|
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12ヶ月(1年) |
6,910円 |
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24ヶ月(2年) |
8,560円 |
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36ヶ月(3年) |
10,170円 |
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48ヶ月(4年) |
11,760円 |
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60ヶ月(5年) |
13,310円 |
2. 自賠責保険はいくら戻ってくる?「1ヶ月ルール」の罠
「3年契約で1万円払って、1年で解約したから3分の2(約6,600円)戻ってくるだろう」……そう考えるのが普通ですが、現実はそれほど甘くありません。ここが多くのライダーが「えっ、これだけ?」と驚くポイントです。
なぜ返金額は少ないのか?
払い戻される金額(解約返戻金)は、支払った保険料から「保険会社の事務手数料」や「すでに経過した期間の保険料」を差し引いた金額になります。特に手数料の割合が大きいため、単純な日割り・月割り計算よりもかなり少なくなります。
【返金額の目安(36ヶ月契約の場合)】
- 残り24ヶ月(2年残し):約4,000円~4,500円程度
- 残り12ヶ月(1年残し):約1,800円~2,200円程度
- 残り1ヶ月:約100円~300円程度
【鉄則】「丸1ヶ月以上」残っていないと1円も戻らない!
解約返戻金が発生するのは、有効期間が「1ヶ月以上」残っている場合に限られます。しかも、解約日は「保険会社に書類が受理された日」となります。役所で廃車した日ではないので、廃車後は1日でも早く保険会社へ手続きに行くのが鉄則です!
3. 払い戻し(解約)の具体的な手順
ステップ1:まずは役所で「廃車手続き」
保険を解約するには、そのバイクがもう公道を走らないことを証明する書類が必要です。ナンバープレートを管轄する役所へ行きましょう。
- 軽自動車税廃車申告書(窓口にあります)
- 標識交付証明書(紛失した場合は再発行可能)
- 印鑑(最近はサインでOKな自治体も多いですが、念のため持参)
- ナンバープレート
手続きが完了すると「廃車受付書(廃車証明書)」が発行されます。これが解約に必須の書類です。
ステップ2:保険会社へ連絡・手続き
自賠責保険証に記載されている保険会社の営業所、またはカスタマーセンターに連絡します。郵送で手続きができる会社も増えています。
- 自賠責保険証明書(原本)
- 廃車証明書のコピー
- 本人確認書類(免許証など)
- 返金振込先の口座情報
- 印鑑(認印)
4. プロが教える「解約」以外の選択肢:車両入替と譲渡
新しくバイクを買うなら「車両入替」がお得!
解約してわずかなお金を受け取るよりも、次に乗るバイクに期間を引き継ぐ「車両入替」の方が経済的なメリットは大きいです。ただし、入替ができるのは「原付一種(~50cc)から原付二種(~125cc)」や「原付から軽二輪(~250cc)」など、車検のない250cc以下のカテゴリー内に限られます。400ccなどの車検があるバイクへの入替はできません。
誰かに譲るなら「そのまま」でOK
自賠責保険は「車両」にかかっているため、所有者が変わっても有効期限内であればそのまま使えます。名義変更をしていなくても事故の際の保険金は降りますが、万が一のトラブル(更新案内が旧所有者に届くなど)を防ぐため、保険の名義変更(権利譲渡)も併せて行うのが大人のマナーです。
プロの視点:2025年、原付市場の変化と自賠責
2025年11月、これまでの50ccエンジン車の生産が終了し、125ccをデチューンした「新基準原付」が登場します。この乗り換え時期、古い原付を下取りに出す方も多いでしょう。買取業者に売る際、多くの業者は「自賠責の残りも査定に含んでいます」と言いますが、残り期間が2年以上ある場合はしっかり主張して交渉材料にしてください。プロの査定士も、知識のあるライダーには誠実な数字を出してくるものです。
- 自賠責保険料は2023年4月に改定された最新レートを確認すること。
- 解約返戻金は手数料が引かれるため、期待より少なくなる。
- 手続きの遅れは禁物!「1ヶ月単位」で返金額が減っていく。
- 廃車証明書を持って、すぐに保険会社へ申請するのが最速。
- 250cc以下のバイクへ乗り換えるなら「車両入替」が最もお得。
現場の声:自賠責保険の払い戻しアレコレ
相棒との別れは寂しいものですが、きっちり手続きを終えることで、気持ちよく次のバイクライフへ漕ぎ出すことができます。自賠責の払い戻し、忘れずにチェックしてくださいね!