KSR110とDトラッカー125の違いを比較
カワサキ KSR110の歴史
2002年11月1日に新登場。型式は、BC-KL110A
「KSR110」は、環境にやさしく扱いやすさを追求し、通勤・通学からツーリングに至るまで多種多様な使用目的に適したミニサイズのスポーツモデル。KSR-IIの販売終了を受けて発売された車両で、タイで生産された車両を日本に輸入し正規販売。車体は、ほぼ流用だが、エンジンは競技用車両のKLX110のエンジンを流用した空冷4ストローク単気筒SOHCエンジン(111cm3)を搭載。そのため変速機もKLX110同様のクラッチ操作の不要な自動遠心クラッチ式の4速リターンミッションを採用。クラッチレバーが無いのでAT限定免許でも運転できる。倒立フロントサスペンション、オンロードパターンの12インチチューブレスタイヤ、フロントにローター外径200mm、リヤにローター外径184mmの油圧ディスクブレーキなどを採用。乾燥重量は84kg。車体色は、2色(ライムグリーン、エボニー)の設定。
KSR110とKSR2の違いの比較は、こちら。
2004年03月にカラーチェンジ。
車体色は、新色2色(シュネーホワイト、ブレイジングオレンジ)と継続色1色(ライムグリーン)の全3色の設定。
2006年02月にカラーチェンジ。
車体色は、新色2色(ギャラクシーシルバー、キャンディサンダーブルー)と継続色1色(ライムグリーン)の全3色の設定。
2006年12月にカラーチェンジ。
車体色は、新色2色(ファイアクラッカーレッド、ブルー21)と継続色1色(ライムグリーン)の全3色の設定。
2007年12月にマイナーチェンジ。
シート表皮にカワサキのスーパースポーツモデル等にも採用しているホールド性のよい素材を採用し、乗りやすさを向上。車体色は、新色2色(オリエンタルブルー、エボニー)と継続色1色(ライムグリーン)の全3色の設定。
2009年04月に「ファイナルカラー」モデルを発売。
ブラックの外装にグリーンのメッキデカールを採用。車体色は、エボニー(ファイナルカラー)の1色。このモデルで日本での正規販売は終了。その後もタイでは生産を継続しフルモデルチェンジもされ、並行輸入で日本にも数多く流通した。
2013年2月に台数限定で海外モデルを扱うブライトが国内での正規販売を行った。
車体色は、3色(ライムグリーン、ブライトホワイト、ファンキーピンク)の設定。
カワサキ Dトラッカー125の歴史
2009年12月15日に新登場。型式は、EBJ-LX125D
Dトラッカー125は、原付二種クラスのモタードモデル。以前販売されたミニモタード「KSR110」の後継車種にあたる。同時発売された姉妹車のデュアルパーパスモデル「KLX125」がベースで、モタードスタイルへの変更を受けて倒立サスペンションを装備し、前後ホイールを14インチのオンロードタイヤに換装。フューエルインジェクションを搭載する空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジン(124cm3)、5速マニュアルなどは、KLX125とほぼ共通。新設計のスタイリッシュでコンパクトなヘッドライト、デジタル表示のスピードメーター、バーグラフ式のタコメーター、時計、オドメーター、トリップメーターを備えたメーターパネル、始動方式にはセルフスターターを採用。車両重量は113kg。車体色は、2色(エボニー、オリエンタルブルー)の設定。
2010年7月1日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(エボニー、ブライトホワイト)の設定。
2010年10月20日にカラー追加。
ブライトホワイトのネーミングは変わらないがブラックとホワイトのボディカラーにブラックとピンクによるワンポイントのニューグラフィックを採用した。
2012年3月1日にマイナーチェンジ。
カラー&グラフィックの変更とシート幅を拡大して快適性を向上させ、リアフレームの材質を変更して大型のリアキャリアを装着可能とした。車体色は、2色(ファイアクラッカーレッド、ブライトホワイト)の設定。
2012年9月1日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(エボニー、ライムグリーン)の設定。
2013年10月1日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(キャンディバーントオレンジ×エボニー、メタリックムーンダストグレー×ブライトホワイト)の設定。
2015年2月1日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(キャンディプラズマブルー×エボニー、メタリックフラットロウグレイストーン×エボニー)の設定。
2016年に日本向け仕様は、ラインアップから外れた。
ここでは、
2009年4月発売のカワサキ KSR110(型式 BC-KL110A)と
2009年12月15日発売のカワサキ Dトラッカー125(型式 EBJ-LX125D)
の違いを比較しました。
KSR110とDトラッカー125のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
車種 | KSR110 | D-TRACKER 125 |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 特別・限定仕様 | 新登場 |
発売日 | 2009年4月 | 2009年12月15日 |
型式 | BC-KL110A | EBJ-LX125D |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1670 | 1900 |
全幅 (mm) | 705 | 770 |
全高 (mm) | 995 | 1060 |
軸間距離 (mm) | 1165 | 1255 |
最低地上高 (mm) | 225 | 230 |
シート高 (mm) | 750 | 805 |
乾燥重量 (kg) | 84 | - |
車両重量 (kg) | - | 113 |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 111 | 124 |
4スト・カム駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
4スト・気筒あたりバルブ数 | 2 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 53 | 54 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 50.6 | 54.4 |
圧縮比(:1) | 9.5 | 9.5 |
最高出力(kW) | 6.2 | 7.5 |
最高出力(PS) | 8.4 | 10.2 |
最高出力回転数(rpm) | 8500 | 8000 |
最大トルク(N・m) | 8.1 | 9.8 |
最大トルク(kgf・m) | 0.83 | 1 |
最大トルク回転数(rpm) | 6500 | 6000 |
燃料タンク容量 (L) | 7.3 | 7 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
燃料供給方式 | キャブレター | フューエルインジェクション |
エンジン始動方式 | キックスターター式 | セルフスターター式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CR6HSA | CR7HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YT4L-BS | FTX7L-BS |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1.1 | 1.1 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.9 | 0.9 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 1 | 1 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板・遠心 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・4段変速 | リターン式・5段変速 |
1次減速比 | 3.409 | 2.88 |
2次減速比 | 2.067 | 3.142 |
変速比 | 1速 3.0000/2速 1.9370/3速 1.3500/4速 1.0860 | 1速 2.9160/2速 2.0000/3速 1.4730/4速 1.1300/5速 1.0000 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 | 14 |
スプロケット歯数・後 | 31 | 39 |
チェーンサイズ | 420 | 428 |
標準チェーンリンク数 | 100 | 122 |
キャスター角 | 26 | 25.3 |
トレール量 (mm) | 73 | 91 |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
燃料消費率(60km/h走行時)(km/L) | 55 | 53.5 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
タイヤ(前) | 100/90-12 | 100/80-14 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 49 | 48 |
タイヤ(前)速度記号 | J | P |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 100/90-12 | 120/80-14 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 49 | 58 |
タイヤ(後)速度記号 | J | P |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 | 2.15 |
ホイールリム形状(後) | MT | MT |
ホイールリム幅(後) | 2.5 | 2.5 |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
272,000円(本体価格259,048円、消費税12,952円) エボニー |
359,000円(本体価格341,905円、消費税17,095円) エボニー、 オリエンタルブルー |
販売計画台数(国内・年間) | - | 3,500台 |
KSR110とDトラッカー125の比較の口コミ
KSR110とDトラッカー125で悩んでるならDトラッカー125にした方がいい。FIで燃費が良いし、冬でも高所でも安定してる。それに車格があって車に煽られにくい。数字だけ見るとシート高が高めに見えるけど、タンクが細いのでそんなに足つきは、気にならない。俺は165cm、55kgで両足の土踏まずはつく。買った後、弄りたい人は、KSR110のがパーツが豊富でやりがいあるかも。
KSR110とDトラッカー125で迷うってことは特にKSR110でなければいけない理由がないってことでしょ。それなら絶対にDトラッカー125をおすすめする。KSR110のスタイルやサイズに惚れてるならKSR110を買えばい。でもスクーターではない小型車で消去法で選んでKSR110とDトラッカー125が残ってKSR110を買うと後でいろんなことが不満に感じて後悔するよ。自分は、KSR110が好きで買ったけど、欠点は多い。ちょっと走るだけでケツが割れるし、ヘッドライト暗いし、水芸するし、ノーマルではギアがワイド過ぎてちょっとした上りで失速する。他にもバンク角が少なくてステップを擦るとかいろいろ欠点が多い。まあ、いじっていけば改善していけるからそれも楽しくけど。
KSR110
1次減速比 3.409
2次減速比 2.067
(31/15)
Dトラ125
1次減速比 2.88
2次減速比 3.142
(44/14)
KSR110
タイヤ(前)100/90-12
タイヤ(後)100/90-12
Dトラ125
タイヤ(前)100/80-14
タイヤ(後)120/80-14
Dトラッカー125は、時計もセルも付いてる。
KSR110の方が世間で求められてる原付二種の特性は、Dトラッカー125より上だと思う。
カスタムしないならDトラッカー125がおすすめ。
俺は、中古のKSR110を買っていろいろカスタムしたけど、今はDトラッカー125にしとけばよかった気がする。横置きエンジンは、縦置きのポテンシャルには勝てない。
Dトラッカー125は、オフタイヤを選べればいいのに。
Dトラッカー125は、微妙にデカいからKSR110にした。
KSR110乗りだけど、Dトラッカー125に試乗したら、吸排気とリアサス交換したKSR110より速いし、乗りやすくて驚いた。Dトラッカー125欲しくなったけど、KSR110に結構金使ったから乗り換えられない。
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