ゴリラの「型式 Z50J」と「型式 A-Z50J」の違いを比較
ホンダ ゴリラの歴史
1978年8月3日に「ゴリラ」が新登場。型式は、Z50J型
ゴリラは、モンキーがZ50J-I型にモデルチェンジされた時に追加された姉妹車。基本的なパーツは、ほぼモンキーと同じ。ただしモンキーは、自動車に積み込み目的地で乗ることが前提として設計されたが、ゴリラは、ツーリングで目的地まで移動することを前提として設計された。そのためゴリラは、ハンドル折り畳み機構が未搭載。タンク容量がモンキーの約2倍の9L。シート長が延長され、4速マニュアルトランスミッション・手動クラッチ、フロントとリヤにキャリアが採用されている。
1981年3月にマイナーチェンジ。
1985年4月26日にマイナーチェンジ。型式は、A-Z50J
新型エンジンの空冷4サイクル単気筒を搭載し、最高出力、燃費が向上。ヘッドライト、ホーン、ウインカーのスイッチを左ハンドルに集中配置。
1988年1月28日にカラーチェンジ。また特別仕様車のゴリラ(ホワイトスペシャル)を発売。
ゴリラ ホワイトスペシャルは、車体色がパールミルキーホワイトでスペシャルシートやクロームメッキ仕上げを外観パーツに多用。ゴリラは、
1988年に一旦生産終了。
派生車種の多様化などにより一旦生産終了
1998年2月10日に「ゴリラ」の販売が復活。
フロントキャリアを廃止。それ以外は以前とほぼ同一の仕様。
1999年1月29日に特別仕様の「ホンダ ゴリラ スプリングコレクション」を限定発売。
車体の構成部品のほとんどにメッキを施し、シルバーカラーのシート表皮、シルバー塗装のシリンダー、ゴールド立体ウイングマークなど、外観にこだわった特別仕様。
1999年9月3日にマイナーチェンジ。型式は、BA-AB27
ブローバイガス還元装置を新たに採用とキャブレターの最適化を図り、国内の新排出ガス規制に適合。
ゴリラの「型式A-Z50J」と「型式BA-AB27」の違いの比較は、こちら。
2001年1月27日にカラーチェンジ。
初代ゴリラ(1978年)のイメージを踏襲したセラミックホワイトの燃料タンクとイエローのロゴデザインを採用。ハンドルとキャリアをブラックに塗装。
2002年11月30日にカラーチェンジ。
車体色は、深みのあるグリーン。ホイールカラーをシルバーからブラックに。タンクマークは、初代ゴリラのイメージを表現したイエローのマークを採用。
2003年12月13日にカラーチェンジ。
車体色にパールシャイニングイエローを設定。
2007年1月22日にカラーチェンジ。
車体色にグラファイトブラックを設定。燃料タンク左右側面にシルバーのウイングマークを施した。サイドカバーに新しいロゴマークを採用。ハンドル、ウインカー、リアキャリアをクロームメッキに変更。前・後ホイールをブラックからシルバーに変更。
2007年9月に平成19年排出ガス規制に適合できず生産終了。
ここでは、上の黄色の部分の
1978年8月3日発売のホンダ ゴリラ(型式 Z50J)
1985年4月26日発売のホンダ ゴリラ(型式 A-Z50J)
の違いを比較しました。
ゴリラ(型式 Z50J)とゴリラ(型式 A-Z50J)のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | GORILLA | GORILLA |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 新登場 | マイナーチェンジ |
型式 | Z50J | A-Z50J |
発売日 | 1978年8月3日 | 1985年4月26日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1365 | 1365 |
全幅 (mm) | 625 | 625 |
全高 (mm) | 875 | 880 |
ホイールベース (mm) | 895 | 895 |
シート高(mm) | − | 645 |
最低地上高(mm) | 150 | − |
乾燥重量 (kg) | 59 | 59 |
車両重量 (kg) | 67 | 67 |
最小回転半径(m) | 1.7 | - |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) | 70 | 90 |
原動機型式 | Z50JE | - |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 49 | 49 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 2 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 39 | 39 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.4 | 41.4 |
圧縮比(:1) | 8.8 | 10 |
最高出力(PS) | 2.6 | 3.1 |
最高出力回転数(rpm) | 7000 | 7500 |
最大トルク(kgf・m) | 0.3 | 0.32 |
最大トルク回転数(rpm) | 5000 | 6000 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 9 | 9 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 630 | 810 |
エンジン始動方式 | キックスターター式 | キックスターター式 |
点火装置 | マグネット式 | マグネット式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | C5HSA | C6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | 6N2A-2C | 6N2A-2C |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 0.8 | 0.8 |
クラッチ形式 | 湿式・単板 | 湿式・単板 |
変速機形式 | リターン式・4段変速 | リターン式・4段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 4.312 | 4.312 |
2次減速比 | 2.583 | 2.583 |
変速比 | 1速 2.691/2速 1.822/3速 1.299/4速 0.958 | 1速 2.691/2速 1.822/3速 1.299/4速 0.958 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 13 | 13 |
スプロケット歯数・後 | 31 | 31 |
チェーンサイズ | 420 | 420 |
標準チェーンリンク数 | 72 | 72 |
フレーム型式 | バックボーン | バックボーン |
キャスター角 | 25°00 | 25°00 |
トレール量 (mm) | 42 | 42 |
ブレーキ形式(前) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
タイヤ(前) | 3.50-8 | 3.50-8 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)プライレーティング | 2PR | 2PR |
タイヤ(前)タイプ | チューブタイヤ | チューブタイヤ |
タイヤ(後) | 3.50-8 | 3.50-8 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)プライレーティング | 2PR | 2PR |
タイヤ(後)タイプ | チューブタイヤ | チューブタイヤ |
ホイールリム幅(前) | 2.5 | 2.5 |
ホイールリム幅(後) | 2.5 | 2.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 1 | - |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 1.25 | - |
ヘッドライト定格(Hi) | 15W | - |
テールライト定格(制動/尾灯) | 10W/3W | - |
スピードメーター表示形式 | アナログ | アナログ |
標準現金価格 | 108,000円 | 125,000円 |
販売計画台数(国内・年間) | ゴリラとモンキーの2タイプで月産7,500台(うち国内5,000台)を予定 | ゴリラが5,000台、モンキーが5,000台 |
ゴリラの「Z50J」と「A-Z50J」の違いを比較
- 新型のエンジンは、空冷4サイクル単気筒エンジンで、最高出力が従来の2.6PS/7,000rpmから3.1PS/7,500rpmに向上し、燃費(30km/h定地走行テスト値)も従来の70km/Lから90km/Lに向上。
●モデルチェンジ区分
新登場 → マイナーチェンジ
●型式
Z50J → A-Z50J
●発売日
1978年8月3日 → 1985年4月26日
●全高 (mm)
875 → 880
●燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L)
70 → 90
●圧縮比(:1)
8.8 → 10
●最高出力(PS)
2.6 → 3.1
●最高出力回転数(rpm)
7000 → 7500
●最大トルク(kgf・m)
0.3 → 0.32
●最大トルク回転数(rpm)
5000 → 6000
●満タン時航続距離(概算・参考値)
630 → 810
●点火プラグ標準搭載・型式
C5HSA → C6HSA
●発売日
1978年8月3日
●名称
ゴリラ
●型式
Z50J
●生産台数(予定)
モンキーとゴリラの2タイプで月産7,500台(うち国内5,000台)を予定。
●標準現金価格
ゴリラ 108,000円
●発売日
1985年4月26日
●名称
ゴリラ
●型式
A-Z50J
●販売計画(予定)
国内年間
モンキー 5,000台
ゴリラ 5,000台
●全国標準現金価格
ゴリラ 125,000円
1979年 Z50J-Z Z50J-130 ゴリラ生産開始
1981年 Z50J-B Z50J-141
1982年 Z50J-C Z50J-142
1984年 Z50J-E Z50J-150
1985年 Z50J-F Z50J-160
1988年 Z50J-J Z50J-162/180(ゴリラが一旦生産終了。その後、1998年にゴリラ復活)
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