MT-125とZ125プロの違いを比較
ヤマハ MT-125の歴史
2023年11月10日に「MT-125 ABS」が新登場。型式は、8BJ-RE45J
日本仕様の「MT-125」が新登場。欧州市場を中心に2015年からラインナップされた「MT-125」ではなく、アジア市場で人気を集めていた「MT-15(155cc)」をベースに、124cm3の水冷SOHC・4バルブ・FIのエンジンを登載したモデル。低速向けと中高速向けのカム(吸気側)が7,400r/minで切り替わるVVA。軽さと強度剛性のバランスを図ったデルタボックス型フレームを採用。インナーチューブ径37mmの倒立式フロントサスペンション、アーム長とのバランスを図った軽量アルミ製リアアーム、ワイドなリアタイヤ(140/70-17)、前後幅を詰め上下にスペースを取った球形の新作燃料タンクにバーハンドルなどの組み合わせた。ABSとトラクションコントロール、アシスト&スリッパークラッチも備えていた。メーターは、モノクロ液晶。ギアインジケーター、タコメーター、スピードメーターを目立つようにし、オドメーター、ガソリンメーター、時計なども表示。製造国はインドネシア。車両重量は、138kg。車体色は、2色(パステルダークグレー、ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットダークグレーメタリック8)。
カワサキ Z125プロの歴史
2016年4月15日に新登場。型式は、 2BJ-BR125H
「Z125 PRO」は、世界市場でロングセラーの先鋭的なネイキッド「Zシリーズ」の最小排気量モデル。生産はタイで行われ、クラッチレバーありバージョンのZ125プロが日本で発売。(タイではクラッチレバーのないモデルもZ125として販売。)前モデルにあたる「KSR PRO」から車体構成は流用されたが、計器類や保安部品などの外装は刷新され、座席シートは2人乗り対応のものに変更。ホイールも流用だが前輪側のブレーキディスクは反対側に装備され、タイヤサイズも変更。エンジンは、KSRのを3mmボアアップし燃料噴射装置を装備し、平成28年自動車排出ガス規制に対応。マフラーもダウンタイプのものに変更。車両重量は、102kg。車体色は、2色(キャンディライムグリーン、メタリックグラファイトグレー)の設定。
KSR110とZ125PROの違いを比較は、こちら。
2016年11月1日に「Z125 PRO KRT Edition」を発売。
「Z125 PRO KRT Edition」は、Z125 PROに、スーパーバイク世界選手権で戦うKTRマシンと同イメージのカラーリングが施されたモデルで限定500台で発売。車体色は、ライムグリーン×エボニーの1色。
2017年1月15日に「Z125 PRO Special Edition」を発売。
「Z125 PRO Special Edition」は、キャンディプラズマブルー×メタリックスパークブラック(BU1)のカラーでホイールとフロントフォークアウターチューブがゴールドアルマイト仕様となった。
2017年1月15日にカラーチェンジ。
車体色は、メタリックカレッジグレーの1色の設定。
2018年4月2日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(メタリックスパークブラック×パールミスティックグレー、キャンディパーシモンレッド×メタリックカーボングレー)の設定。
2019年1月15日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(キャンディライムグリーン、エボニー)の設定。
2020年2月1日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(メタリックマットミステリアスグレー、パールブリザードホワイト)の設定。
2020年10月1日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(メタリックフラットスパークブラック、パールナイトシェードティール)の設定。
ここでは、
2023年11月10日発売のヤマハ MT-125 ABS(型式 8BJ-RE45J)と
2020年10月1日発売のカワサキ Z125プロ(型式 2BJ-BR125H)
の違いを比較しました。
MT-125とZ125プロのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | MT-125 ABS | Z125 PRO |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 新登場 | カラーチェンジ |
型式 | 8BJ-RE45J | 2BJ-BR125H |
発売日 | 2023年11月10日 | 2020年10月1日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2000 | 1700 |
全幅 (mm) | 800 | 750 |
全高 (mm) | 1070 | 1005 |
ホイールベース (mm) | 1325 | 1175 |
最低地上高(mm) | 170 | 155 |
シート高 (mm) | 810 | 780 |
車両重量 (kg) | 138 | 102 |
最小回転半径(m) | - | 2.1 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 58.6 | 50 |
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) | 49.4 | 54.2 |
原動機型式 | - | AX125AE |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 水冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 124.7 | 124 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 4 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 52 | 56 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 58.7 | 50.6 |
圧縮比(:1) | 11.2 | 9.8 |
最高出力(kW) | 11 | 7.1 |
最高出力(PS) | 15 | 9.7 |
最高出力回転数(rpm) | 10000 | 8000 |
最大トルク(N・m) | 12 | 9.6 |
最大トルク(kgf・m) | 1.2 | 0.98 |
最大トルク回転数(rpm) | 8000 | 6000 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 10 | 7.4 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | MR8E-9 | CR6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YTZ6V | FTH4L-BS |
バッテリー容量 | 12V-5.0Ah(10HR) | 12V-3Ah |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1.05 | 1 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.85 | 0.8 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 0.95 | 0.9 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 | 10W-40 |
ドレンボルト呼び径(mm) | 12 | 12 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 | リターン式・4段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 3.041 | 3.409 |
2次減速比 | 3.714 | 2.142 |
変速比 | 1速 2.832/2速 1.875/3速 1.363/4速 1.141/5速 0.955/6速 0.839 | 1速 3.000/2速 1.937/3速 1.350/4速 1.085 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 14 | 14 |
スプロケット歯数・後 | 52 | 30 |
チェーンサイズ | - | 420 |
標準チェーンリンク数 | - | 100 |
フレーム型式 | ダイヤモンド | バックボーン |
キャスター角 | 25°30 | 26° |
トレール量 (mm) | 88 | 69 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | - | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク | 倒立フォーク |
フロントフォーク径(φ) | 37 | 30 |
フロントホイールトラベル(mm) | - | 100 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | - | 104 |
タイヤ(前) | 100/80-17 | 100/90-12 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 52 | 49 |
タイヤ(前)速度記号 | P | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 140/70-17 | 120/70-12 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 66 | 51 |
タイヤ(後)速度記号 | S | L |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | - | MT |
ホイールリム幅(前) | - | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | - | MT |
ホイールリム幅(後) | - | 3.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | - | 1.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | - | 2 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED | 35W/35W |
テールライト定格(制動/尾灯) | - | 5.7/0.62W |
テールライトタイプ | LED | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル | デジタル |
メーター表示 |
ギアポジション 有 燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 ツイントリップ 有 |
ギアポジション 有 燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 ツイントリップ 有 |
車両装備 |
ハザードランプ 有 アンチロックブレーキ(ABS) 有 トラクションコントロール 有 スリッパークラッチ 有 可変バルブ機構 有 |
- |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
495,000円(消費税抜き本体価格 450,000円) パステルダークグレー、 ディープパープリッシュブルーメタリックC、 マットダークグレーメタリック8 |
352,000円(本体価格320,000円、消費税32,000円) メタリックフラットスパークブラック(BK1)、 パールナイトシェードティール(GN1) |
販売計画台数(国内・年間) |
800台 ※MT-125の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
- |
生産国 | インドネシア | タイ |
左がヤマハ MT-125 ABS(型式 8BJ-RE45J)
右がカワサキ Z125プロ(型式 2BJ-BR125H)
MT-125とZ125プロの違いを比較
●車両重量と最高出力と最大トルク
MT-125 ABS 138kg | 15PS/10000rpm | 12N・m/8000rpm
Z125PRO 102kg | 9.7ps/8000rpm | 9.6N・m/6000rpm
●シート高
MT-125 ABS 810mm
Z125PRO 780mm
●タンク容量
MT-125 ABS 10L
Z125PRO 7.4L
●燃費WMTCモード値
MT-125 ABS 49.4km/L
Z125PRO 54.2km/L
●航続距離
MT-125 ABS 10L × 49.4km/Lkm/L =494km
Z125PRO 7.4L × 54.2km/L =401.08km
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