アドレス110の2stと4stの違いを比較
スズキ アドレス110の歴史
1998年4月24日に「アドレス110」の2ストロークモデルが新登場。型式は、BD-CF11A
アドレス110は、アドレスV100の次世代を担うスズキの新型スクーターとして登場。高出力を誇る排気量113ccの新設計2ストロークエンジンを搭載し、原付二種スクーターでは、当時随一の動力性能を誇った。他にも高剛性の新設計フレームや高性能な前後オイルダンパー式サスペンションに12インチホイール、上位クラスを思わせる外観と積載性能などの特徴があった。車両重量は、101kg。
アドレスV100とアドレス110の違いの比較は、こちら。
2000年3月21日にマイナーチェンジ。
ヘッドランプをマルチリフレクタータイプに変更。リヤターンシグナルランプをクリアタイプにして前後灯火器の質感を向上。リヤキャリアの剛性を高めた。シートを黒とグレーのツートーンカラーに変更。質感が高くスポーティーなデザインのキャストホイールを装着したキャストホイール仕様を設定。車体色は、3色(パールスティルブルーグレー、キャンディグランブルー、ソニックシルバーメタリック)。
2003年に2ストロークモデルが生産中止。
Vシリーズの後継は、アドレスV125となった。
2015年3月19日に4ストロークモデルが発売。型式は、EBJ-CE47A
排気量112cc空冷4スト単気筒エンジンを搭載。装備重量97kgの軽量な車体、14インチ大径ホイール、20.6Lの大容量シート下トランクスペース、フロントインナーラック、シャッターキー、ブレーキロックシステム、サイドスタンドなどを装備。車両重量は、97kg。製造は、インドネシア。車体色は、3色(ブリリアントホワイト、アイスシルバーメタリック、タイタンブラック)。
2016年4月27日にマイナーチェンジ。
シート表皮のデザインを変更。車体色は、3色(ブリリアントホワイト、アイスシルバーメタリック、タイタンブラック)。
2018年3月26日にマイナーチェンジ。型式は、2BJ-CE47A
平成28年国内排出ガス規制対応でパワーと燃費が若干ダウン。最高出力が6.7kW[9.1PS]/8,000rpm→6.5kW[8.8PS]/7,750rpm。最大トルクが8.6N・m[0.88kgf・m]/6,000rpm→8.6N・m[0.88kgf・m]/6,250rpmに変更。WMTCモード値燃費が51.2km/L→48.9km/L。車体色は、4色(トリトンブルーメタリック、アイスシルバーメタリック、タイタンブラック、ブリリアントホワイト)。
アドレス110の「型式EBJ-CE47A」と「型式2BJ-CE47A」の違いを比較
2019年8月23日にカラーチェンジ。
車体色は、4色(マットステラブルーメタリック、トリトンブルーメタリック、タイタンブラック、ブリリアントホワイト)。
2020年10月8日にマイナーチェンジ。
左ブレーキレバーを握ると、フロントブレーキとリアブレーキが同時に作動し、効率よく制動力を得られるコンバインドブレーキシステムを新たに採用。車体色は、4色(ソラリスシルバー、ブリリアントホワイト、タイタンブラック、マットステラブルーメタリック)。
アドレス110の2020年10月8日のマイナーチェンジ前後の違いを比較
2021年8月6日にカラーチェンジ。また特別色を採用したスペシャルエディションを発売。
車体色は、アドレス110が4色(ソラリスシルバー、マットステラブルーメタリック、ブリリアントホワイト、タイタンブラック)。アドレス110スペシャルエディションが2色(キャンディマックスオレンジ、マットセレネゴールドメタリック)。ハンドルカバー左側にスペシャルエディションとして「ブラック×クロム」のエンブレムを採用。
1998年に発売された2ストロークモデルのアドレス110と2015年に登場したグローバルモデル(世界市場向けモデル)の4ストロークモデルのアドレス110の比較です。
ここでは、上の黄色の部分の
2stの2003年3月発売のスズキ アドレス110(型式 BD-CF11A)と
4stの2015年3月19日発売のスズキ アドレス110(型式 EBJ-CE47A)
の違いを比較しました。
アドレス110の2stと4stのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | アドレス110 | アドレス110 |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 2st最終モデル | 4st新登場 |
型式 | BD-CF11A | EBJ-CE47A |
発売日 | 2003年3月 | 2015年3月19日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1855 | 1845 |
全幅 (mm) | 630 | 665 |
全高 (mm) | 1120 | 1095 |
ホイールベース (mm) | 1265 | 1260 |
最低地上高(mm) | 125 | 120 |
シート高 (mm) | - | 755 |
車両重量 (kg) | 101 | 97 |
最小回転半径(m) | - | 1.9 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 41 | 53 |
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) | - | 51.2 |
原動機型式 | F129 | AE54 |
原動機種類 | 2ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 113 | 112 |
エンジン形式 | 2スト・吸気形式:リード弁式・ピストン弁式 | カム・バルブ駆動方式:OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | - | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 52.5 | 51 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 52.2 | 55.2 |
圧縮比(:1) | 6.8 | 9.3 |
最高出力(kW) | 7.4 | 6.7 |
最高出力(PS) | 10 | 9.1 |
最高出力回転数(rpm) | 6000 | 8000 |
最大トルク(N・m) | 13 | 8.6 |
最大トルク(kgf・m) | 1.3 | 0.88 |
最大トルク回転数(rpm) | 5500 | 6000 |
燃料供給方式 | キャブレター | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 6 | 5.2 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 | - |
点火プラグ標準搭載・型式 | BPR6HS | CPR7EA-9 |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YTX5L-BS | YTX7L-BS |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) | 12V 21.6kC(6Ah)/10HR |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | - | 0.8 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | - | 0.65 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | - | 0.7 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | - | 10W-40 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
1次減速比 | 2.263 | 2.75 |
2次減速比 | 3.5 | 3.615 |
フレーム型式 | パイプレス | アンダーボーン |
キャスター角 | 25°20 | 25°45 |
トレール量 (mm) | 73 | 97 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 90/90-12 | 80/90-14 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 44 | 40 |
タイヤ(前)速度記号 | J | P |
タイヤ(前)タイプ | - | チューブレス |
タイヤ(後) | 100/80-12 | 90/90-14 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 56 | 46 |
タイヤ(後)速度記号 | J | P |
タイヤ(後)タイプ | - | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 | 1.85 |
ホイールリム形状(後) | MT | MT |
ホイールリム幅(後) | 2.5 | 1.85 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | - | 2 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | - | 2.25 |
ヘッドライト定格(Hi) | 35W/36.5W | 35W |
ヘッドライトタイプ(Hi) | - | HS1 |
ヘッドライト定格(Lo) | - | 35W |
テールライト定格(制動/尾灯) | 18W/5W | - |
スピードメーター表示形式 | アナログ | アナログ |
メーカー小売価格/カラーバリエーション |
250,000円 パールスティルブルーグレー、 ソニックシルバーメタリック、 キャンディグランブルー |
205,200円(消費税抜き本体価格 190,000円) ブリリアントホワイト、 アイスシルバーメタリック、 タイタンブラック |
国内年間計画販売台数 | -台 |
6000台 ※アドレス110の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
左が2stアドレス110 右が4stアドレス110
2stのアドレス110(型式 BD-CF11A)と4stのアドレス110(型式 EBJ-CE47A)との比較の口コミ
アドレス110の2stから4stに乗り換えた。2stアドレス110の方が剛性感があった。あと足元のスペースが狭いね。
2stアドレス110から4stアドレス110に乗り換えた。まだちょっとしか乗ってないけど、足の置き場が狭いって言う人もいるけど、俺は、ほとんど気にならなかった。音は、静か。あとタイヤが大きくなったので目線が高くなった。シートは、少し固いかな。
先代の2ストのアドレス110乗りだけど、バイク屋で新型の4ストのアドレス110に跨ってみた。シートの形状や硬さは、たいして変わらない印象。でも足の置き場は狭いね。
4ストのアドレス110は、2ストのアドレス110と違ってキックが固いね。
2stのアドレス110から4stのアドレス110に乗り換えた。4stの方は、エンジンブレーキが良く効くね。2stの頃は、30〜40km/hぐらいからアクセル戻すと駆動系と遮断というかそのまま慣性で走れたけど、4stの方は、40km/hからアクセル戻すとエンブレが効いて10km/hぐらいになるとやっと駆動系から外れる感じ。
2stアドレス110は、メットイン容量が27リットルもあって便利。4stアドレス110は、容量20.6リットルしかない。タイヤが14インチになったから、メットイン容量も小さくなったし、足元も狭くなった。
2ストの良さは、アクセルレスポンスが良いのとシート下トランクにアイスを入れて帰っても溶けずに家まで持って帰れるところ。
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