PCXとベンリィ110の違いを比較
ホンダ PCXの歴史
2010年3月30日に「PCX」が新登場。型式は、EBJ-JF28
2009年11月にタイで発売。2010年3月30日に日本で発売。他にもヨーロッパ・東南アジア・北米・オーストラリアへ輸出販売される世界戦略車。水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。ビッグスクーターよりもひとまわりコンパクトで扱いやすい車体。他にもアイドリングストップ機能、ACGスターター、前後14インチホイール、パイプハンドル、容量25リットルのシート下スペース、コンビブレーキなどを採用。車両重量は、126kg。製造は、タイ。車体色は、3色(パールヒマラヤズホワイト、キャンディーロージーレッド、アステロイドブラックメタリック)の設定。
PCXの日本仕様とタイ仕様の違いの比較は、こちら。
2012年5月11日にマイナーチェンジ。
新開発のスクーター用グローバルエンジン「eSP」に変更。エンジンマウント位置の変更。シートのバックレストの形状変更。燃料タンクリッドの開口方向の変更。車体色は、新色のキャンディーライトニングブルーと従来色のホワイトとブラックの3色の設定。
PCX(JF28)のeSPエンジン前後の違いを比較
2012年12月14日に特別・限定仕様 PCXスペシャルエディションを発売。
特別カラーの車体色2色(パールヒマラヤズホワイト、マットガンパウダーブラックメタリック)とゴールドカラーのホイールを採用。
PCXとスペシャルエディションの違いの比較は、こちら。
2014年4月24日にフルモデルチェンジ。型式は、EBJ-JF56
全灯火器にLEDを採用。新設計のフロント、リアカウルを採用。エンジンは、「eSP」の一部を改良し、低・中速域で力強いトルク特性とするともに燃費性能を向上。リアタイヤは、転がり抵抗を軽減する低燃費タイヤを新たに採用。シートは、バックレスト一体型に変更。燃料タンク容量を5.9Lから8.0Lに増やした。製造をベトナムへ移管。車体色は、3色(キャンディーノーブルレッド、ポセイドンブラックメタリック、バールジャスミンホワイト)の設定。
PCXのJF28とJF56の詳しい違いは、こちら
2015年5月22日にカラーを追加。
新色のマットテクノシルバーメタリックを追加。従来色の3色(レッド、ブラック、ホワイト)とあわせて全4色の設定。
2016年2月26日にカラーチェンジ。
新色のパールダークアッシュブルー。従来色の3色(シルバー、ブラック、ホワイト)とあわせて全4色の設定。
2016年4月22日に特別・限定仕様の「PCX Special Edition」を発売。
スポーティーなイメージの特別カラー2色(パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリック)を採用。「白 or 黒」のカラーをベースに、それぞれフロントカバーからボディカバー、グラブレールにかけて赤のストライプを配し、シートのステッチ、リアサススプリング、ボディカバー側面の立体エンブレムなどに赤のアクセントをつけた。
PCXとスペシャルエディションの違いの比較は、こちら。
2017年2月10日にカラーチェンジ。
新色は、単色のクリッパーイエローとツートンのキャンディーロージーレッドとポセイドンブラックメタリック。ツートンは、ロアカバーにシルバー、ボディカバーにストライプ、シートにレッドのステッチを採用。従来色の3色(ダークブルー、ホワイト、ブラック)とあわせて全6色の設定。
2018年4月6日にフルモデルチェンジ。型式は、2BJ-JF81
外観を一新。エンジンは、「eSP」の一部仕様を変更し優れた燃費性能と中・高回転域の出力向上を両立。フレームをダブルクレードル構造に変更。前後ホイールの軽量化とタイヤのサイズ変更によるワイド化。リアサスペンションのストローク量を増加。シート下スペースの容量が3リットル増え25リットルから28リットルとなった。「Honda SMART Keyシステム」を採用。車体色は、4色(キャンディラスターレッド、ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイト、ブライトブロンズメタリック)の設定。
PCXのJF56とJF81の詳しい違いは、こちら
2020年2月28日に限定カラーを発売。
車体色は、2色(マットイオンブルーメタリック、マットギャラクシーブラックメタリック)の設定。
2021年1月28日にフルモデルチェンジ。型式は、2BJ-JK05
環境性能を強化した「eSP+」エンジンを搭載。動弁機構の4バルブ化により高出力化を実現。後輪のスリップを抑制する Honda セレクタブルトルクコントロール、リアのホイールが13インチにサイズダウン。タイヤの幅は、前後とも1サイズアップ。充電用のソケットは「USB Type-C」に変更、新設計のフレーム、フロントABSを採用。シート下スペースの容量が2リットル増え30リットルとなった。車体色は、5色(キャンディラスターレッド、ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイト、マットディムグレーメタリック、マットコスモシルバーメタリック)。
PCXのJF81とJK05の違いの比較は、こちら。
2022年6月23日にカラーチェンジ。
車体色は、5色(マットギャラクシーブラックメタリック(新色)、フォギーブルーメタリック(新色)、パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリック、マットディムグレーメタリック)。
2023年1月26日にマイナーチェンジ。型式は、8BJ-JK05
平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合し、型式が「8BJ-JK05」に変更。カラーバリエーションも変更された。車体色は、5色(マットスーツブルーメタリック(新色)、マットマインブラウンメタリック(新色)、パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリック、マットディムグレーメタリック)。
PCXの「型式 2BJ-JK05」と「型式 8BJ-JK05」の違いの比較は、こちら。
ホンダ ベンリィ110の歴史
2012年1月24日に「ベンリィ110」と「ベンリィ110プロ」が新登場。型式は、EBJ-JA09
新聞配達や宅配用途に積載量を重視したビジネス向けスクーター。新設計の空冷4ストロークOHC単気筒110ccエンジンを搭載。さらに電子制御燃料噴射装置PGM-FIを採用。最大30kg(ベンリィ110/ベンリィ110プロは最大60kg)の重い荷物も積める高さ620mmの低床設計のリアデッキや10Lのフューエルタンクが特徴。新設計の高剛性フレーム、フロント12インチのホイール、ビジネスモデル初コンビブレーキ、フロントポケット、コンビニフック、35/35Wハロゲンバルブにマルチリフレクター採用のヘッドライト、停車時に便利なブレーキロック機構、大きめの路面接地部分で安定感に優れたサイドスタンド、センタースタンドなどを装備。「ベンリィ110プロ」は、ベンリィ110をベースに大型フロントバスケット、大型リアキャリア、フットブレーキを装備したモデル。製造は、中国。車体色は、どちらもパールホワイトの1色の設定。
ベンリィ110とベンリィ110プロの違いの比較は、こちら。
2012年2月23日に「ベンリィ110」にカラーを追加。
「ベンリィ110」の車体色に新色2色(パールホワイト×ブラウン、オニキスブルーメタリック×ブラック)を追加し、既存色のパールホワイトと合わせて3色の設定。
2015年9月10日に「ベンリィ110」と「ベンリィ110プロ」をマイナーチェンジ。
主な変更点は、「ベンリィ110」と「ベンリィ110プロ」共にスパークプラグメンテナンスリッドの大型化、サイドスタンドとメインスタンドの耐久性を向上などの熟成を図った。「ベンリィ110プロ」は、更に大型ナックルバイザーを装備した。車体色は、どちらもロスホワイトの1色の設定。
2017年10月27日に「ベンリィ110」と「ベンリィ110プロ」をマイナーチェンジ。型式は、2BJ-JA09
「ベンリィ110」と「ベンリィ110プロ」共に平成28年度排出ガス規制に適合し、リアブレーキロック機構を新採用。「ベンリィ110プロ」は、更にポジションランプとナックルバイザーを新採用。車体色は、どちらもロスホワイトの1色の設定。
ベンリィ110の「EBJ-JA09」と「2BJ-JA09」の違いの比較はこちら。
ここでは、
2018年4月6日発売のホンダ PCX(型式 2BJ-JF81)と
2017年10月27日発売のホンダ ベンリィ110(型式 2BJ-JA09)
の違いを比較しました。
PCXとベンリィ110のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
車種名 | PCX | ベンリィ110 |
---|---|---|
発売日 | 2018年4月6日 | 2017年10月27日 |
全長 (mm) | 1925 | 1805 |
全幅 (mm) | 745 | 690 |
全高 (mm) | 1105 | 1040 |
軸間距離 (mm) | 1315 | 1280 |
最低地上高 (mm) | 137 | 115 |
シート高 (mm) | 764 | 710 |
車両重量 (kg) | 130 | 117 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 水冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 124 | 107 |
4スト・カム駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
内径(シリンダーボア)(mm) | 52.4 | 50 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 57.9 | 55 |
圧縮比(:1) | 11 | 9.5 |
最高出力(kW) | 9 | 5.8 |
最高出力(PS) | 12 | 7.9 |
最高出力回転数(rpm) | 8500 | 7000 |
最大トルク(N・m) | 12 | 8.6 |
最大トルク(kgf・m) | 1.2 | 0.88 |
最大トルク回転数(rpm) | 5000 | 5000 |
燃料タンク容量 (L) | 8 | 10 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
搭載バッテリー・型式 | GTZ8V | YTX7L-BS |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 0.9 | 0.8 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.8 | 0.7 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
フレーム型式 | ダブルクレードル | アンダーボーン |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
燃料消費率 60km/h走行時(km/L) | 54.6 | 53 |
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) | 50.7 | 50.3 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
タイヤ(前) | 100/80-14 | 90/90-12 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 48 | 44 |
タイヤ(前)速度記号 | P | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 120/70-14 | 110/80-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 55 | 58 |
タイヤ(後)速度記号 | P | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.15 | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | MT | MT |
ホイールリム幅(後) | 3.5 | 2.75 |
メーカー小売価格/カラーバリエーション |
342,360円(消費税抜き本体価格 317,000円/消費税 25,360円) キャンディラスターレッド、 ポセイドンブラックメタリック、 パールジャスミンホワイト、 ブライトブロンズメタリック |
280,800円(消費税抜き本体価格 260,000円/消費税 20,800円) ロスホワイト |
国内年間計画販売台数 |
15,000台 ※PCXの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
シリーズ合計5,200台(「ベンリィ110」と「ベンリィ110プロ」と「ベンリィ50」と「ベンリィ50プロ」の合計) |
製造国 | ベトナム | 中国 |
PCXとベンリィ110の比較の口コミ
ベンリィ乗りだけどPCXに試乗したら同じ原付二種でもここまで違うんだと驚いた。ベンリィは、改良の余地があるな。
PCXからベンリィに乗り換えたけどPCXに慣れた体では、ベンリィのシートは、フカフカ過ぎる。
ベンリィは、あくまでも一人乗り前提だな。荷物をいっぱい積めるし、タンデムとGIVI箱を両立できるけどパワーがない。タンデムする前提なら最初からPCXの方がいい。
快適さとか全てでPCXの方が上。重い荷物を積む機会が多いならベンリィ110の方が安心だけど。
●車両重量と最高出力と最大トルク
PCX
130kg | 12ps/8500rpm | 12N・m/5000rpm
ベンリィ110
117kg | 7.9ps/7000rpm | 8.6N・m/5000rpm
●タンク容量
PCX 8L
ベンリィ110 10L
●燃費WMTCモード値
PCX 50.7km/L
ベンリィ110 50.3km/L
●航続距離
PCX 8L × 50.7km/L =405.6?km
ベンリィ110 10L × 50.3km/L =503km
ベンリィは、デッキバンのような使い方ができるから面白いよ。
PCXは、長時間乗るとケツが痛くて嫌になる。ベンリィ110は、シートのクッションが柔らかいから長時間乗っても大丈夫そう。
ベンリィは、どのグレードでもサイドスタンドでエンジン停止しない仕様。
PCXは給油口開けるが固い。ベンリィ110は鍵で開けるタイプだから簡単に開くし、給油もしやすい。
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