ライブディオとライブディオSTの違いを比較
ホンダ ライブディオ(ディオシリーズ3代目)の歴史
1994年1月21日に「ライブディオ」が新登場。型式は、A-AF34
ディオシリーズの3代目。空冷2スト単気筒エンジンを搭載するスポーティなスクーター。ベースグレードのライブディオ、前輪がディスクブレーキのライブディオSR、リアスポイラーも備えたライブディオZXがラインナップ。
1994年12月10日に「ライブディオ」をカラーチェンジ。
車体色は、4色(キャンディクラレットマルーン × ブラック(フロア色)、ピュアブラック × ブラック(フロア色)、パールアトランティスブルー × ブラック(フロア色)、パールクリスタルホワイト × タスマングレー(フロア色))。
1995年1月7日に「ライブディオ」をカラーチェンジ。
車体色は、5色(ムーンストーンシルバーメタリックU、キャンディクラレットマルーン × ブラック(フロア色)、ピュアブラック × ブラック(フロア色)、パールアトランティスブルー × ブラック(フロア色)、パールクリスタルホワイト × タスマングレー(フロア色))。
1995年12月7日に「ライブディオ」をカラーチェンジ。
車体色は、4色(ピュアブラック、パールクラレットマルーン、ムーンストーンシルバーメタリック、タスマニアグリーンメタリック)。
1996年12月23日に「ライブディオ」をマイナーチェンジ。型式は、A-AF35
フロントブレーキがドラム式から油圧式ディスクブレーキに変更。さらに新開発のコンビブレーキも装備。コンビブレーキは、左ブレーキレバー(後輪ブレーキ)の操作時に、制動力を前輪にも配分するライダーエイド機構。燃料タンクが6リットルになった。車体色は、4色(ブーンシルバーメタリック、キャンディメープルレッド、ピュアブラック、タスマニアグリーンメタリック)。
ライブディオの「A-AF34」と「A-AF35」の違いの比較は、こちら。
1997年1月1日に「ライブディオSP」をタイプ追加。
ライブディオのスペシャルカラーモデル。
1998年1月20日に「ライブディオ」をカラーチェンジ。
車体色は、4色(ポーセリンシルバーメタリック、アビスブルーメタリック、ココアパウダーメタリック、ピュアブラック)。
1998年11月4日に「ライブディオ」をカラーチェンジ。
車体色は、3色(キャンディグローリーレッド、ピュアブラック、ポーセリンシルバーメタリック)。
1999年9月14日に「ライブディオ」をマイナーチェンジ。型式は、BB-AF35
平成10年排出ガス規制の適合のため、キャブレターセッティングを変更し、マフラーの内部に酸化触媒(キャタライザー)を採用。リアキャリアを大型化。車体色は、3色(ポーセリンシルバーメタリック、キャンディグローリーレッド、べガブラックメタリック)。
ライブディオの「A-AF35」と「BB-AF35」の違いの比較は、こちら。
ホンダ ライブディオST(ディオシリーズ3代目)の歴史
1996年6月28日に「ライブディオST」が新登場。型式は、A-AF35
ケーブル対応型の電子制御によるアンチロック・ブレーキ機能と前後輪連動ブレーキ機能を高次元で融合したM.A.-C.(Motor Actuated Combined)ABSを搭載。車体色は、フレイムバイオレットメタリックのみ。
ここでは、
1995年12月7日発売のホンダ ライブディオ(型式 A-AF34)と
1996年6月28日発売のホンダ ライブディオST(型式 A-AF35)
の違いを比較しました。
ライブディオとライブディオSTのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | ライブディオ | ライブディオST |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ | 新登場 |
型式 | A-AF34 | A-AF35 |
発売日 | 1995年12月7日 | 1996年6月28日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1675 | 1675 |
全幅 (mm) | 615 | 615 |
全高 (mm) | 995 | 995 |
ホイールベース (mm) | 1145 | 1145 |
最低地上高(mm) | 105 | 105 |
シート高 (mm) | 700 | 700 |
乾燥重量 (kg) | 68 | 73 |
車両重量 (kg) | 73 | 78 |
最小回転半径(m) | 1.8 | 1.8 |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) | 46.9 | 46.9 |
原動機型式 | AF34E | AF34E |
原動機種類 | 2ストローク | 2ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 49 | 49 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 40 | 40 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 39.3 | 39.3 |
圧縮比(:1) | 7.1 | 7.1 |
最高出力(PS) | 7 | 7 |
最高出力回転数(rpm) | 6500 | 6500 |
最大トルク(kgf・m) | 0.79 | 0.79 |
最大トルク回転数(rpm) | 6250 | 6250 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | PB2E | PB2E |
燃料タンク・リザーブ容量 (L) | 5.3 | 4.3 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BR4HSA | BR6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | - | YTX5L-BS |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1.3 | 1.3 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
フレーム型式 | アンダーボーン | アンダーボーン |
キャスター角 | 25°40 | 25°40 |
トレール量 (mm) | 72 | 72 |
ブレーキ形式(前) | 機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 3.00-10 | 3.00-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 42 | 42 |
タイヤ(前)速度記号 | J | J |
タイヤ(前)タイプ | - | チューブレス |
タイヤ(後) | 3.00-10 | 3.00-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 42 | 42 |
タイヤ(後)速度記号 | J | J |
タイヤ(後)タイプ | - | チューブレス |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 1.25 | - |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2 | - |
スピードメーター表示形式 | アナログ | アナログ |
メーター表示 |
燃料計 有 |
燃料計 有 |
車両装備 |
ヘルメット収納 有 シート下収納(シート下トランク) 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
アンチロックブレーキ(ABS) 有 前後連動式ブレーキ 有 シート下収納(シート下トランク) 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
144,000円 ピュアブラック パールクラレットマルーン ムーンストーンシルバーメタリック タスマニアグリーンメタリック |
199,000円 フレイムバイオレットメタリック |
販売計画台数(国内・年間) | Dioシリーズ合計180,000台 |
5,000台 ※ホンダ ディオの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
ライブディオとライブディオSTの違いを比較
「ライブディオST」は、ライブディオに設定されたバリエーションモデルで1996年6月28日に発売された。より簡易な操作で、安心感のあるブレーキ操作を行えるように前後連動式ABSを搭載したモデルだった。
「ライブディオST」には、ハードブレーキでホイールがロックされて滑るのを防止するABSと、左ブレーキレバー(後輪ブレーキ)操作に応じて、前輪にも制動力を発生させる前後輪連動ブレーキを組み合わせた。
この前後連動ブレーキは、1996年12月に「ライブディオ」がマイナーチェンジされた時に「コンビブレーキ」という名称で採用されたが、「ライブディオST」が発売された当時は、電子制御、ABSという要素とあわせて、「M.A.-C.(Motor Actuated Combined)ABS」と呼ばれていた。
「ライブディオ」にコンビブレーキが採用されたが、その時ABSは非搭載だった。ディオシリーズでは、ABSが搭載されたのは、「ライブディオST」だけだったが、メーカー小売価格は、19.9万円と通常のライブディオよりも5万円も高かった。
「ライブディオST」に搭載された「M.A.-C.(Motor Actuated Combined)ABS」は、より小型二輪車用としてホンダが独自に開発。、電子制御によるアンチロック・ブレーキ機能と前・後輪連動ブレーキ機能を高次元で融合。また、ケーブル対応型の電子制御式としては、世界で初めて量産二輪車に採用だった。
システムは、「前・後輪の車輪速度センサー」、「ECU(Elec-tronicControlUnit)」、「アクチュエータ(作動装置)」、「ブレーキレバーの操作入力を検知しABS作動時の操作性を向上させるケーブルダンパー」から構成。
ABSの作動原理は、前後輪の車輪速度センサーから車輪のロック傾向をECUが演算し、アクチュエータ内のモーターと電磁ブレーキを作動させ、車輪がロックしない適正な制動力となるよう前後輪を制御。
前・後輪連動ブレーキは、スクーター乗りの多くが比較的使用頻度が高い左レバー(後輪ブレーキ)の操作時に作動。左レバーの操作入力は、ケーブルを介して後輪ブレーキに伝達させ、その操作荷重をアクチュエータ内の角度センサーからECUが演算し、アクチュエータ内の制御モーターが入力に応じて前輪に適切な制動力を発生させる。
「ライブディオST」のベース車は、1994年2月8日に発売された「ライブディオSR」。「ライブディオSR」は、前輪に油圧ブレーキを搭載したモデル。「ライブディオSR」の使い勝手の良いメットインスペースやフラットフロアなどの機能を損なうことなく「M.A.-C.(Motor Actuated Combined)ABS」を搭載した。
ライブディオの買取価格の相場
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