NSR50の1995年2月23日のマイナーチェンジの変更点
ホンダ NSR50の歴史
1987年6月15日に「NSR50」が新登場。型式は、A-AC10
1986年10月に発売されたNSR250Rをイメージしたコンパクトなレーサーレプリカ。エンジンは、NS50Fなどと同じ49ccの水冷2スト単気筒を搭載。50ccクラス最高レベルの7.2PS/10,000rpmを発揮。6段変速のミッションを組み合わせた。ホイールは前後12インチの小径。新パターンの幅広タイヤ(前・100/90、後・120/80)と油圧式ディスクブレーキを前後輪に装備。車体色は、2色(レッド/ホワイト、ブルー/ホワイト)。
1988年1月に特別・限定仕様の「NSR50」が発売。
1988年7月にカラーチェンジ。
1989年1月にカラーチェンジ。
テラレーシングカラー(銀テラ)を採用。
1989年5月27日にマイナーチェンジ。
カウル(フェアリング)のデザインを、広く、幅広いイメージに一新。中・低速域での走り易さを向上させるため、二次減速比を変更(2.857→3.00)。新設計のマフラーは、消音器(サイレンサー)を上方にレイアウトし、小粋なワークス・ムードをさらに高めている。新たにリアサスペンションの強化。車体色に新色のマックス・グレーメタリックを採用。
NSR50の1989年5月27日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
1990年1月に特別・限定仕様の「NSR50」が発売。
WGP(ロードレース世界選手権)ホンダワークスイメージのロスマンズカラーを設定した。
1990年3月21日にカラーチェンジ。
車体色は、ロスホワイト/ファイティングレッド(HRCカラー)。
1990年4月12日にカラーチェンジ。
車体色は、ブラック/ミディアムグレーメタリック。
1992年1月16日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(レッド/ホワイト、レッド/ブラック)。ワークスマシンNSR250の躍動感溢れる刷毛塗り(ブラッシュ)パターンのグラフィックを採用。
1993年2月25日にマイナーチェンジ。
NSR250Rと同様の6本スポークのキャストホイールを採用。バックミラーのデザインを変更。ウインカーがプッシュキャンセル式になった。クラッチアジャスターを手元に設けた。車体色は、2色(ロスホワイト/ファイティングレッド、ブラック/クリアーパープル)。
NSR50の1993年2月25日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
1994年1月20日にカラーチェンジ。また特別・限定仕様の「NSR50 スペシャルカラー」が発売。
「Rothmans」のロゴやエンブレムを各所に配し、ワークスマシンの雰囲気が味わえるスペシャルカラーリングモデルを3,000台限定販売。通常カラーは、「ロスホワイト/ファイティングレッド」と「ブラック/ブリッツグレーメタリック」の設定。
1995年2月23日にマイナーチェンジ。
リアカウルのデザインをワークスレーサーに近いスタイルに変更。エンジンは、インテークマニホールド(吸気管)にチャンバーを新設し、フライホイールを軽量化するなどして、より力強い出力特性に。点火方式も、従来のCDIマグネット式から、CDIバッテリー式に変更。点火特性も安定した。リアのプロリンク・サスペンションには新たに初期荷重を5段階に調節できるプリロード・アジャスター機構を採用。車体色は、2色(ファイティングレッド、ブラック)。
1996年12月27日にカラーチェンジ。
1997年版のHRCワークスカラーを採用。HRCは、ホンダ・レーシング・コーポレーションの頭文字。ホンダの2輪レース活動を運営。
1999年1月21日にカラーチェンジ。
車体色は、ヘレスブルーメタリック(レプソルホンダカラー)。1998年ロードレースワールドグランプリ500ccクラスでチャンピオンを獲得したNSR500のレプソルホンダカラーを採用。燃料タンク上面にマイケル・ドゥーハン選手のサインを施した。このレプソルカラーが、NSR50の最終モデルとなった。
本田技研工業(株)は、コンパクトなボディサイズながら本格的な装備、デザイン、走り味などで好評を得ているミニ・スポーツバイク「ホンダ NSR50」のエンジン特性や足廻り特性の向上を図るなど総合性能を一段と向上させ、リアカウルのデザインや車体色を変更するマイナーチェンジを行い、1995年2月23日より発売。
ここでは、上の黄色の部分の
1994年1月20日発売のホンダ NSR50(型式 A-AC10)と
1995年2月23日発売のホンダ NSR50(型式 A-AC10)
の違いを比較しました。
NSR50の1995年2月23日のマイナーチェンジ前後のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 |
NSR50 |
NSR50 |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 |
カラーチェンジ |
マイナーチェンジ |
型式 |
A-AC10 |
A-AC10 |
発売日 |
1994年1月20日 |
1995年2月23日 |
仕向け・仕様 |
国内向けモデル |
国内向けモデル |
全長 (mm) |
1580 |
1580 |
全幅 (mm) |
600 |
590 |
全高 (mm) |
935 |
935 |
ホイールベース (mm) |
1085 |
1085 |
最低地上高(mm) |
105 |
105 |
シート高 (mm) |
665 |
670 |
乾燥重量 (kg) |
78 |
78 |
車両重量 (kg) |
87 |
87 |
最小回転半径(m) |
2.4 |
2.4 |
乗車定員(名) |
1 |
1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) |
58.7 |
59.2 |
原動機型式 |
AC08E |
AC08E |
原動機種類 |
2ストローク |
2ストローク |
気筒数 |
1 |
1 |
シリンダ配列 |
単気筒 |
単気筒 |
冷却方式 |
水冷 |
水冷 |
排気量 (cc) |
49 |
49 |
2スト・吸気形式 |
ピストンリードバルブ |
ピストンリードバルブ |
内径(シリンダーボア)(mm) |
39 |
39 |
行程(ピストンストローク)(mm) |
41.4 |
41.4 |
圧縮比(:1) |
7.2 |
7.2 |
最高出力(PS) |
7.2 |
7.2 |
最高出力回転数(rpm) |
10000 |
10000 |
最大トルク(kgf・m) |
0.65 |
0.65 |
最大トルク回転数(rpm) |
7500 |
7500 |
燃料供給方式 |
キャブレター |
キャブレター |
燃料供給装置形式 |
PF70 |
PF70 |
燃料タンク容量 (L) |
7.5 |
7.5 |
燃料(種類) |
レギュラーガソリン |
レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) |
440.2 |
444 |
エンジン始動方式 |
キックスターター式 |
キックスターター式 |
点火装置 |
C.D.I.式 |
C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 |
BR7ES |
BR8ES |
点火プラグ必要本数・合計 |
1 |
1 |
搭載バッテリー・型式 |
YB2.5L-C |
YB2.5L-C |
エンジン潤滑方式 |
分離給油(2スト) |
分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 |
1.1 |
1.1 |
クラッチ形式 |
湿式・多板 |
湿式・多板 |
変速機形式 |
リターン式・6段変速 |
リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 |
フットシフト |
フットシフト |
1次減速比 |
4.117 |
4.117 |
2次減速比 |
3 |
3 |
変速比 |
1速 3.165/2速 2.062/3速 1.500/4速 1.172/5速 1.000/6速 0.884 |
1速 3.165/2速 2.062/3速 1.500/4速 1.172/5速 1.000/6速 0.884 |
動力伝達方式 |
チェーン |
チェーン |
スプロケット歯数・前 |
14 |
14 |
スプロケット歯数・後 |
42 |
42 |
チェーンサイズ |
420 |
420 |
標準チェーンリンク数 |
106 |
108 |
フレーム型式 |
ダイヤモンド(ツインチューブ) |
ダイヤモンド(ツインチューブ) |
キャスター角 |
25°00 |
24°50 |
トレール量 (mm) |
70 |
70 |
ブレーキ形式(前) |
油圧式ディスク |
油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) |
油圧式ディスク |
油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 |
DOT 4 |
DOT 4 |
懸架方式(前) |
テレスコピックフォーク |
テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ |
正立フォーク |
正立フォーク |
懸架方式(後) |
スイングアーム式 |
スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) |
1 |
1 |
タイヤ(前) |
100/90-12 |
100/90-12 |
タイヤ(前)構造名 |
バイアス |
バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 |
48 |
48 |
タイヤ(前)速度記号 |
J |
J |
タイヤ(前)タイプ |
チューブレス |
チューブレス |
タイヤ(後) |
120/80-12 |
120/80-12 |
タイヤ(後)構造名 |
バイアス |
バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 |
54 |
54 |
タイヤ(後)速度記号 |
J |
J |
タイヤ(後)タイプ |
チューブレス |
チューブレス |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
NSR50 258,000円(参考価格。消費税を含まず。) |
269,000円(消費税抜き本体価格) |
販売計画台数(国内・年間) |
シリーズ合計5,900台(「NSR50」と「NSR50スペシャルカラー」と「NSR80」の合計 ※内スペシャルカラーモデルは、限定3,000台) |
シリーズ合計6,000台(「NSR50」と「NSR80」の合計) |
NSR50の1995年2月23日のマイナーチェンジ前後の違いを比較
- 吸気管(インテークマニホールド)にチャンバーを新設。
- リードバルブガイドの形状を見直し吸入効率を一段と高め、フライホイールの軽量化とあいまって低・中速域でレスポンスに優れた力強い出力特性を実現。
- クラッチ機構を見直し、クラッチ板を5枚から7枚に増やし、クラッチリフターにも改良を施した。
- 点火方式をCDIマグネトからCDIバッテリーへ変更し、電圧の安定化を図り、低回転から高回転域まで安定した力強い火花特性を実現し、全域にわたってもレスポンスの向上。
- チェンジペダルを新採用のリンク式へ変更。
- リアのプロリンク・サスペンションには新たに初期荷重を5段階に調節できるプリロード・アジャスター機構を採用し、一段と優れた路面追従性と旋回性をも実現。
- 新形状の2分割ハンドルや高級感あふれるアルミ製トップブリッジを採用。
- シートカウルを一体成型の跳ね上がったデザインへ変更。HRCワークスマシン「NSR500」のイメージをダイレクトに受け継ぐスタイリッシュな新形状のリアカウルを採用。
- ラジエーターの容量をアップし冷却効果をいっそう高めた。
- スイングアームのフレーム側ピボットをベアリング式へ変更。
- フロントフォーク長を575mm→615mへ延長。
- キャスター角も変更。
●発売日
1994年1月20日 → 1995年2月23日
●モデルチェンジ区分
カラーチェンジ → マイナーチェンジ
●全幅 (mm)
600 → 590
●シート高 (mm)
665 → 670
●燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L)
58.7 → 59.2
●満タン時航続距離(概算・参考値)
440.2 → 444
●点火プラグ標準搭載・型式
BR7ES → BR8ES
●標準チェーンリンク数
106 → 108
●キャスター角
25°00 → 24°50
●メーカー希望小売価格
258,000円 → 269,000円
●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計5,900台 → シリーズ合計6,000台
NSR50の中古車価格と買取相場
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