スーパーカブ110とアクシストリートの違いを比較
ホンダ スーパーカブ110の歴史
2009年6月19日に「スーパーカブ110」が新登場。型式は、EBJ-JA07
車体は、タイホンダマニュファクチュアリング社のドリームをベースで、国内仕様として初のパイプおよびピボットプレートの組み合わせによるフレームとフロントサスペンションにテレスコピック式を採用。エンジンもドリーム同様のウェーブと部品を共通化した109ccエンジンを採用。トランスミッションも同様に2段クラッチ方式の4段変速機を搭載。変速方式は、停止時のみロータリーとなる変則リターン式を採用。カブシリーズ初のマルチリフレクターヘッドライト・左側プッシュキャンセルウインカー・メインスイッチ一体型ハンドルロックなどを装備。車体色は、コスタブルーとアバグリーンの2色の設定。海外生産拠点からも部品を調達し、完成車生産は国内の熊本製作所で行う。
2009年10月16日に「スーパーカブ110プロ」が新登場。
スーパーカブ110をベースに14インチのタイヤを前後に採用。サスペンションは、フロントに専用設計のテレスコピックタイプ、リアはストロークを伸ばした仕様とし荷物積載時の走行安定性を高めた。さらに専用の大型フロントバスケットと大型のリアキャリアを標準装備。車体色は、コスタブルーの1色。
スーパーカブ110とスーパーカブ110プロの違いの比較は、こちら。
2010年2月18日に「スーパーカブ110」にカラーを追加。
車体色に新色のコルチナホワイトを追加。従来色とあわせて3色の設定。
2010年8月20日に「スーパーカブ110」にカラーを追加
車体色にカラフルなツートーンシートを採用した新色2色(プコブルーR、バージンベージュR)を追加。従来色の3色とあわせて5色の設定。
2012年3月16日に「スーパーカブ110」をフルモデルチェンジ。型式は、EBJ-JA10
ニューベーシックカブをコンセプトに従来モデルより実用性や経済性、快適性、デザイン、リーズナブルな価格を目指した。生産は、日本から中国に変更。車体色は、スマートブルーメタリック、パールシルキーホワイト、パールバリュアブルブルー、バージンベージュ、パールプロキオンブラックの5色の設定。
スーパーカブ110の「EBJ-JA07」と「EBJ-JA10」の違い
2012年9月14日に「スーパーカブ110プロ」をフルモデルチェンジ。
車体色は、パールバリュアブルブルーの1色。
2017年11月10日に「スーパーカブ110」と「スーパーカブ110プロ」をマイナーチェンジ。型式は、2BJ-JA44
排出ガス規制(平成28年)への対応。ボディーデザインは、オリジナルの“カブスタイル”への回帰といえそうな滑らかな曲面で構成されたボディーラインと丸目ヘッドライト。LED化もされた。生産は、再び日本国内(熊本製作所)となる。「スーパーカブ110」の車体色は、グリントウェーブブルーメタリック、クラシカルホワイト、バージンベージュ、タスマニアグリーンメタリック、アーベインデニムブルーメタリックの5色。「スーパーカブ110プロ」は、パールバリュアブルブルーの1色。
スーパーカブ110の「EBJ-JA10」と「2BJ-JA44」の違い
2018年11月22日に「スーパーカブ110・60周年アニバーサリー」を受注期間限定で発売。
車体色に鮮やかなマグナレッド、バージンベージュのレッグシールドとサイドカバーを採用。より高級感のあるツートーンシートとブラック塗装を施したリアキャリア。メーターを縁取るリングとフロントカバーのエンブレムにクロームメッキ、サイドカバーとキーに60周年を記念した専用エンブレムを採用。
2019年3月15日に「スーパーカブ110・ストリート」を受注期間限定で発売。
車体色は、淡い色合いの2色(ボニーブルー、ハーベストベージュ)の設定。レッグシールドも車体色と同色とし、サイドカバー、クランクケースカバー、リアキャリア、前後輪のハブ、スイングアーム、チェーンケースにブラックの配色を取り入れた。また、フロントカバーのエンブレムやメーターを縁取るリングにクロームメッキを採用。白のパイピングを施したシートの後部側面やスペシャルキーに、歴代スーパーカブに採用されたさまざまなロゴやスーパーカブを模式化した図案などをあしらった。
2020年5月22日に「スーパーカブ110」と「スーパーカブ110プロ」をマイナーチェンジ。
灯火器基準に関する法規対応を施したテールランプを採用。車体色は、「スーパーカブ110」が6色(パールフラッシュイエロー(新色)、グリントウェーブブルーメタリック、クラシカルホワイト、バージンベージュ、タスマニアグリーンメタリック、アーベインデニムブルーメタリック)。「スーパーカブ110プロ」が1色(セイシェルナイトブルー)。
2020年7月23日に「スーパーカブ110・『天気の子』ver.」を受注期間限定で発売。
車体色は、「天気の子」製作委員会監修のもと、劇中のカラーリングを忠実に再現した「サマーピンク」を採用。ブラウンのシートと合わせ特別な仕様。またレッグシールド内側上部に『天気の子』ver.専用ステッカーを配置。
2022年4月14日に「スーパーカブ110」をマイナーチェンジ。型式は、8BJ-JA59
平成32年(令和2年)排ガス規制をクリアしたエンジンを搭載。フロントブレーキがディスクとなり、前輪のみに作動するABSを搭載。前後輪がキャストホイールとなり、チューブレスタイヤを採用。メーター内に時計やギアポジションなどを追加。車体色は、5色(グリントウェーブブルーメタリック、パールフラッシュイエロー、バージンベージュ、タスマニアグリーンメタリック、クラシカルホワイト)。
スーパーカブ110の「型式 2BJ-JA44」と「型式 8BJ-JA59」の違いの比較は、こちら。
2022年5月19日に「スーパーカブ110プロ」をマイナーチェンジ。型式は、8BJ-JA61
平成32年(令和2年)排出ガス規制をクリアし、業務用途に合わせ、高いタフネス性を備えた新エンジンを搭載。フロントブレーキのディスク化し、フロントABSの標準装備。伝統のワイヤースポークからキャストホイールに変更し、チューブレスタイヤを採用。メーターの液晶部にギアポジションや時計を追加。車体色は、セイシェルナイトブルーの1色。
スーパーカブ110プロの「2BJ-JA42」と「8BJ-JA61」の違いの比較は、こちら。
2023年12月14日に「スーパーカブ110」をカラーチェンジ。
新色の「フレアオレンジメタリック」と従来色(グリントウェーブブルーメタリック、バージンベージュ、タスマニアグリーンメタリック、クラシカルホワイト)をあわせた全5色。
ヤマハ アクシストリートの歴史
2009年8月25日に「アクシストリート」が新発売。型式は、EBJ-SE53J
ヤマハの安価な「足」としての「小型自動二輪車(51〜125cc)」は、グランドアクシス以降の新車が登場していなかった。そのニーズに応えるためにも「アクシストリート」が登場。これは、台湾山葉機車工業が現地で製造販売している「勁風光」を日本仕様にしたもので台湾で製造した車体を日本に正規に輸入して販売。空冷4スト単気筒SOHCエンジンを搭載。容量22リットルのシート下スペース。足元が広く、足つき性の良いシート高、リアキャリア標準装備などが特徴。車両重量は、110kg。車体色は、3色(ホワイトメタリック1、ライトグレーメタリックH、ブラックメタリックX)。
グランドアクシス100とアクシストリートの違いの比較は、こちら。
2011年2月15日にカラーチェンジ。
車体色は、新色2色(ブルー、ガンメタ)を追加、従来色2色(シルバー、ブラック)と合わせて4色の設定。
2011年3月10日に「快適セレクション」を追加。
快適セレクションは、ワイズギア製のオプションが装備された「アクセサリーパッケージ」仕様でリアボックス・サイドスタンド・ナックルガードを装備。車体色は、4色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、ダークグレーメタリックL、ライトグレーメタリックH、ブラックメタリックX)。
アクシストリートと快適セレクションの違いの比較は、こちら。
2012年7月13日にマイナーチェンジ。
マイナーチェンジでは、シートに赤いステッチが入り、上面にメッシュ加工を施した。車体色は、新色3色(シルバーブルー、ダークブラウン、ホワイト)と継続色2色(シルバー、ブラック)の5色の設定。
2012年9月に「快適セレクションGH」を発売。
「快適セレクションGH」は、「快適セレクション」のナックルガードをグリップヒーターに変更したもの。「快適セレクションGH」のメーカー希望小売価格は、「快適セレクション」より5000円(税抜き)アップ。
2015年1月10日にカラーチェンジ。
車体色は、新色2色(レッド、パープル)を追加、従来色3色(ダークブラウン、パールホワイト、ブラック)と合わせて5色の設定。
2017年9月1日に平成28年自動車排出ガス規制強化により生産終了と発表。
ここでは、
2012年3月16日発売のホンダ スーパーカブ110(型式 EBJ-JA10)と
2012年7月13日発売のヤマハ アクシストリート(型式 EBJ-SE53J)
の違いを比較しました。
スーパーカブ110とアクシストリートのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
車種名 | スーパーカブ110 | アクシストリート |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | フルモデルチェンジ | マイナーチェンジ |
発売日 | 2012年3月16日 | 2012年7月13日 |
型式 | EBJ-JA10 | EBJ-SE53J |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1915 | 1795 |
全幅 (mm) | 700 | 675 |
全高 (mm) | 1050 | 1070 |
軸間距離 (mm) | 1210 | 1255 |
最低地上高 (mm) | 135 | 105 |
シート高 (mm) | 735 | 735 |
車両重量 (kg) | 98 | 110 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 109 | 124 |
4スト・カム駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
4スト・気筒あたりバルブ数 | 2 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 50 | 51.5 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 55.6 | 60 |
圧縮比(:1) | 9 | 9.5 |
最高出力(kW) | 5.9 | 6 |
最高出力(PS) | 8 | 8.1 |
最高出力回転数(rpm) | 7500 | 7000 |
最大トルク(N・m) | 8.5 | 8.9 |
最大トルク(kgf・m) | 0.87 | 0.91 |
最大トルク回転数(rpm) | 5500 | 6000 |
燃料タンク容量 (L) | 4.3 | 5.6 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CPR6EA-9S | CR7E |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YTX4L-BS | YTX7A-BS |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1 | 1.2 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.8 | 1 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-30 | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | リターン式・4段変速 | Vベルト式・無段変速 |
変速比 | 1速 2.6150/2速 1.5550/3速 1.1360/4速 0.9160 | - |
動力伝達方式 | チェーン | - |
スプロケット歯数・前 | 14 | - |
スプロケット歯数・後 | 35 | - |
チェーンサイズ | 420 | - |
標準チェーンリンク数 | 100 | - |
フレーム型式 | バックボーン | バックボーン |
キャスター角 | 26°30 | 27°00 |
トレール量 (mm) | 73 | 74 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | ユニットスイング式 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 63.5 | 46 |
ブレーキ形式(前) | 機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
タイヤ(前) | 70/90-17 | 3.50-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 38 | 51 |
タイヤ(前)速度記号 | P | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブタイヤ | チューブレス |
タイヤ(後) | 80/90-17 | 3.50-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 44 | 51 |
タイヤ(後)速度記号 | P | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブタイヤ | チューブレス |
ホイールリム幅(前) | 1.4 | 2.5 |
ホイールリム幅(後) | 1.6 | 2.5 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | HS1 | - |
メーカー小売価格/カラーバリエーション |
228,900円(消費税抜き本体価格 218,000円) スマートブルーメタリック、 パールシルキーホワイト、 パールバリュアブルブルー、 バージンベージュ、 パールプロキオンブラック |
220,500円(本体価格210,000円/消費税10,500円) ペールパープリッシュブルーメタリック1(新色/シルバーブルー)、 ダークレディッシュグレーメタリック2(新色/ダークブラウン)、 ニューパールホワイト(新色/ホワイト)、 ライトグレーメタリックH(シルバー)、 ブラックメタリックX(ブラック) |
国内年間計画販売台数 |
9,000台 ※スーパーカブ110の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
6,500台 ※アクシストリートの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
生産国 | 中国 | 台湾 |
スーパーカブ110(型式 EBJ-JA10)とアクシストリート(型式 EBJ-SE53J)の比較の口コミ
スーパーカブ110とアクシストリートのノーマル同士だと0-60km/hは、カブの方が速い。トリートのWRを交換したら逆転すると思うけど。
アクシストリートがスーパーカブ110より遅いのは、有名な話し。速さを求めるならアクシストリートはやめといたほうがいい。でもウエイトローラーを11gか12gに交換すればトリートの最大の不満の出足の遅さが解消されるからウエイトローラーを交換する前提ならいいと思う。
どっちにするかは、ギアチェンジを楽しいと思えるかどうか。俺は、雨の日に靴が濡れるのが嫌だからアクシストリートの方がいい。
俺は、トリート乗ってて、仕事で郵政カブ乗ってるけど、加速、最高速ともに郵政カブの方が若干上。毎日両方乗ってるから間違いないと思う。
実際の燃費は、アクシストリートが40km/Lぐらい。スーパーカブ110が50km/Lぐらい。
俺は、通勤で雨でも乗るからアクシストリートにした。スーパーカブ110だと脚や靴が濡れる。
メットが入ればトリートよりスーパーカブの方がいいんだけど。
最高速は、平地だとアクシストリートが95km/hぐらい。スーパーカブ110が85km/hぐらいかな。
●車両重量と最高出力と最大トルク
スーパーカブ110 98kg | 5.9kW/7500rpm | 8.5N・m/5500rpm
アクシストリート 110kg | 6kW/7000rpm | 8.9N・m/6000rpm
●シート高
スーパーカブ110 735mm
アクシストリート 735mm
●タンク容量
スーパーカブ110 4.3L
アクシストリート 5.6L
●燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)
スーパーカブ110 63.5km/L
アクシストリート 46km/L
●航続距離
スーパーカブ110 4.3L × 63.5km/L =273.05km
アクシストリート 5.6L × 46km/L =257.6km
収納の面では、アクシストリートの方がいい。重い荷物も広い足元や容量22リットルのメットインに置けるし、フロントポケットやコンビニフックもあるし、標準でしょぼいけどキャリアも付いてる。カブは、レッグシールドの左側に1kgまで掛けられる荷掛けフックがあるのと長さ331mm幅299mmのリアキャリアがあるだけ。まあ、後からでかい箱や前カゴ付ければいいけど。
アクシストリートは、前だけディスクブレーキ。
スーパーカブ110は、前後ドラムブレーキ。
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