グロムとYZF-R125の違いを比較
ホンダ グロムの歴史
2013年6月21日に「グロム」が新登場。型式は、EBJ-JC61
2013年1月に「MSX125」としてタイで生産し、タイで発売開始したモデルを日本にも導入。小型のバックボーン型フレームにウェーブ125iと共通設計でスーパーカブシリーズと同様の前傾80°JC61E型空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載。燃料供給は、ウェーブ125i同様のPGM-FI電子式燃料噴射装置だが、本モデル向けにチューニングを施し、エンジンオイル容量を0.9L→1.1Lに増加。クラッチは自動遠心から通常のマニュアルへ変更。マニュアルトランスミッションは常時噛合式4段。マフラーはアップタイプを装着。ホイールサイズは前後とも12インチ。車体色は、3色(パールクィーンビーイエロー、パールバレンタインレッド、アステロイドブラックメタリック)。
MSX125とグロムの違いの比較は、こちら。
2014年4月15日にマイナーチェンジ。
新色のパールヒマラヤズホワイトを追加、継続色の2色(アステロイドブラックメタリック、パールバレンタインレッド)とあわせて3色の設定。また、車体各部のカラーを変更。ホイール、前後ブレーキキャリパー、サイドカバーガーニッシュにゴールドカラーを採用。シートカウル、ヘッドライトステーに車体色と同色を施した。
2015年3月5日にカラーチェンジ。
新色のマリゴールドイエローを追加。継続色の2色(パールヒマラヤズホワイト、アステロイドブラックメタリック)とあわせて全3色の設定。サイドカバーとリアカウルにマットブラック塗装を施した。継続色の2色のシュラウドにあしらったウイングマークをレッドに変更。「GROM」のロゴを拡大しサイドカバーに貼付。
2016年6月9日にマイナーチェンジ。
新設計のLEDヘッドライトを採用。ボディー形状はエッジを効かせたデザインに変更。ヒンジ式のタンクキャップを新たに採用。、イグニッションキーのブレード部を持ち手に収納可能としたフォールディング機能付き「リトラクタブルキー」をHondaの二輪車で初めて採用。車体色は、3色(パールバレンタインレッド、レモンアイスイエロー、パールヒマラヤズホワイト)。
グロムの2016年6月9日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら
2017年7月24日にカラーチェンジ。型式は、2BJ-JC75
前後のホイールとブレーキキャリパー、エンジン右側面のカバーにゴールド、リアサスペンションのスプリングにレッドのカラーを採用。車体色に新色の「マットアクシスグレーメタリック」を追加。従来色のパールバレンタインレッド、パールヒマラヤズホワイトと合わせて全3色の設定。
グロムの「型式EBJ-JC61」と「型式2BJ-JC75」の違いを比較
2020年3月13日にカラーチェンジ。
車体色は、2色(ロスホワイト、マットアクシスグレーメタリック)。共通の変更点としてエッジの効いたストライプを施し、前後のホイールとエンジン右側面のカバー、リアサスペンションスプリングをブラック塗装とした。ブレーキキャリパーにはレッドを採用。車体色ロスホワイトは、サイドカバーとリアカウルがレッド。車体色マットアクシスグレーメタリックは、グレーとゴールドを組み合わせた。
2021年3月25日にマイナーチェンジ。型式は、2BJ-JC92
モデルチェンジされ、3代目となった。新開発の空冷・4ストローク・OHC・単気筒123ccエンジンは、従来よりボア×ストロークがロングストローク型となり、圧縮比も高くなった。タンク容量が0.3L増え6.0Lとなり、ミッションが4速→5速に変更。外観は、一新され、シート形状がフラットになった。フロント1チャンネルABSを搭載。メーターにギアポジションインジケーターとREVインジケーターを追加。車体色は、2色(フォースシルバーメタリック、マットガンパウダーブラックメタリック)。
グロムの2021年3月25日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
2023年6月15日にマイナーチェンジ。型式は、8BJ-JC92
平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合し、型式が「8BJ-JC92」に変更。車体色は、2色(アステロイドブラックメタリック、ゲイエティーレッド)。
グロムの「型式2BJ-JC92」と「型式8BJ-JC92」の違いの比較は、こちら。
2024年3月14日にマイナーチェンジ。
グロムの外観イメージが変更され、ヘッドライトカバーおよび、シュラウド、サイドカバーを、よりスポーティーなデザインに変更。日常での利便性やツーリング時の快適性を高める純正アクセサリー(別売り)を設定。純正アクセサリーとして、メーターバイザー、ナックルバイザー、アンダーカウル、リアキャリア、シートバッグ、サドルバッグ、USBソケット(タイプC)が設定された。車体色は、2色(マットガンパウダーブラックメタリック、パールホライゾンホワイト)。
グロムの2024年3月14日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
ヤマハ YZF-R125 ABSの歴史
2023年10月16日に新登場。型式は、 8BJ-RE45J
「YZF-R125」を日本で初めて正規導入。欧州市場を中心に10年以上の販売されてたモデルと異なり、アジア市場で人気を集めていた「YZF-R15(155cc)」をベースに、124ccの水冷単気筒エンジンを登載したモデル。VVA(可変バルブ)搭載。前後17インチホイールを採用した「フルサイズ」のロードスポーツ。デルタボックス型フレームを採用。インナーチューブ径37mmの倒立式フロントサスペンション、軽量アルミ製リアアーム、ワイドなリアタイヤ(140/70-17)、伏せ気味なポジションのセパレートハンドル、マルチファンクションLCDメーター、ハイ・ローをひとつのLEDで切り替えるバイ・ファンクションLEDヘッドランプ、ABSとトラクションコントロールなどを採用。クイックシフターはアクセサリー設定。車両重量は、141kg。製造国はインドネシア。車体色は、3色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、ダークブルーイッシュグレーメタリック9、ブラックメタリック12)の設定。
ここでは、
2023年6月15日発売のホンダ グロム(型式 8BJ-JC92)と
2023年10月16日発売のヤマハ YZF-R125 ABS(型式 8BJ-RE45J)
の違いを比較しました。
グロムとダックス125のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | グロム | YZF-R125 ABS |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ | 新登場 |
型式 | 8BJ-JC92 | 8BJ-RE45J |
発売日 | 2023年6月15日 | 2023年10月16日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1760 | 2030 |
全幅 (mm) | 720 | 725 |
全高 (mm) | 1015 | 1135 |
ホイールベース (mm) | 1200 | 1325 |
最低地上高(mm) | 180 | 170 |
シート高 (mm) | 761 | 815 |
車両重量 (kg) | 102 | 141 |
最小回転半径(m) | 1.9 | - |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) | 63.5 | 61.1 |
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) | 66.3 | 49.4 |
原動機型式 | JC92E | E34LE |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 水冷 |
排気量 (cc) | 123 | 124 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 2 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 50 | 52 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 63.1 | 58.7 |
圧縮比(:1) | 10 | 11.2 |
最高出力(kW) | 7.4 | 11 |
最高出力(PS) | 10 | 15 |
最高出力回転数(rpm) | 7250 | 10000 |
最大トルク(N・m) | 11 | 12 |
最大トルク(kgf・m) | 1.1 | 1.2 |
最大トルク回転数(rpm) | 5500 | 8000 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション |
燃料供給装置形式 | PGM-FI | - |
燃料タンク容量 (L) | 6 | 11 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 381 | 672.1 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 | フルトランジスタ式 |
搭載バッテリー・型式 | YTZ5S | YTZ6V |
バッテリー容量 | 12V-3.5Ah 10HR | 12V-5.0Ah(10HR) |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1.05 | 1.05 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.9 | - |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-30 | - |
クラッチ形式 | 湿式・多板 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・5段変速 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト | フットシフト |
1次減速比 | 3.04 | 3.041 |
2次減速比 | 2.533 | 3.714 |
変速比 | 1速 2.845/2速 1.776/3速 1.315/4速 1.034/5速 0.842 | 1速 2.832/2速 1.875/3速 1.363/4速 1.141/5速 0.955/6速 0.839 |
動力伝達方式 | チェーン | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 | 14 |
スプロケット歯数・後 | 38 | 52 |
チェーンサイズ | 420 | - |
標準チェーンリンク数 | 108 | - |
フレーム型式 | スチール・モノバックボーン | ダイヤモンド |
キャスター角 | 25°00 | 25°30 |
トレール量 (mm) | 81 | 88 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 | - |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク | 倒立フォーク |
フロントフォーク径(φ) | 31 | - |
懸架方式(後) | スイングアーム式 | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 | 1 |
タイヤ(前) | 120/70-12 | 100/80-17 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 51 | 52 |
タイヤ(前)速度記号 | L | P |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 130/70-12 | 140/70-17 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 56 | 66 |
タイヤ(後)速度記号 | L | S |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2 | - |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2 | - |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED | LED |
テールライトタイプ | LED | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル | デジタル |
メーター表示 |
ギアポジション 有 燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 ツイントリップ 有 |
ギアポジション 有 燃料計 有 エンジン回転計 有 時計 有 ツイントリップ 有 |
車両装備 |
アンチロックブレーキ(ABS) 有 |
アンチロックブレーキ(ABS) 有 トラクションコントロール 有 スリッパークラッチ 有 可変バルブ機構 有 |
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション |
390,500円(消費税抜き本体価格 355,000円) アステロイドブラックメタリック、 ゲイエティーレッド |
517,000円(消費税抜き本体価格 470,000円) ディープパープリッシュブルーメタリックC、 ダークブルーイッシュグレーメタリック9、 ブラックメタリック12 |
販売計画台数(国内・年間) |
4,000台 ※グロムの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
1,000台 ※YZF-R125の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
生産国 | タイ | インドネシア |
左がホンダ グロム(型式 8BJ-JC92)
左がヤマハ YZF-R125 ABS(型式 8BJ-RE45J)
グロムとYZF-R125の違いを比較
●車両重量と最高出力と最大トルク
グロム 102kg | 10PS/7250rpm | 11N・m/5500rpm
YZF-R125 141kg | 15PS/10000rpm | 12N・m/8000rpm
●シート高
グロム 761mm
YZF-R125 815mm
●タンク容量
グロム 6L
YZF-R125 11L
●燃費WMTCモード値
グロム 66.3km/L
YZF-R125 49.4km/L
●航続距離
グロム 6L × 66.3km/L =397.8km
YZF-R125 11L × 49.4km/L =543.4km
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