スペイシー125のJF03とJF04の違いを比較
ホンダ スペイシー125の歴史
1983年3月10日に「スペイシー125ストライカー」を発売。型式は、JF02。
初代スペイシー125。
1985年8月7日に「スペイシー125ストライカー」をマイナーチェンジ。
このスペイシー125ストライカーは、新たにワイドレシオのトルクセンサー付Vマチック(無段変速)を採用し、さらにスムーズでシャープな走りが可能。前後ともクッションストロークを改良したサスペンションの採用。新たに大型指針式スピードメーターやグラブレール付大型リアキャリアを標準装備。
1987年2月5日にフルモデルチェンジ。型式は、JF03
2代目スペイシー125を発売。4サイクルならではの低燃費64.7km/L(50km/h定地走行テスト値)の水冷、単気筒・OHC・124cc・エンジンを搭載。スタイルは、流麗なエアロ・フォルム。足回りは、アンチダイブ機構付前輪サスペンションや幅広(3.50-10-4PR)のチューブレスタイヤを採用。ロングホイールベース(1,255mm)や低シート高(750mm)、大型シート(ツートン・カラー)、大容量インナボックス、リアキャリア、シート下の小物入れを装備など。
スペイシー125ストライカー(JF02)とスペイシー125(JF03)の違いを比較
1992年1月30日にカラーチェンジ。
1993年1月にカラーチェンジ。
1994年2月23日にカラーチェンジ。
1995年8月22日にフルモデルチェンジ。型式は、JF04。
3代目スペイシー125を発売。2代目のエンジンの水冷から空冷に変更。フロントディスクブレーキとメットインスペース(容量20L)を装備。新設計のフレームの採用で125ccスクーターで最も低いシー ト高(745mm)を実現し、フロアーの幅を絞り込んだフラットフロアーを採用し、足着き性を向上。
1996年12月3日にカラーを追加。
1998年1月にカラーチェンジ。
2000年11月17日にマイナーチェンジ。型式は、BC-JF04。
エキゾースト・エアインジェクションシステムの採用などで排出ガス規制に適合。
シートのカラーをブラックに変更。
盗難抑止のための強化ハンドルロック機構、強化キーシリンダー、直結始動防止回路を採用。
2002年9月27日にマイナーチェンジ。
新たにコンビ・ブレーキを装備。
車体色に新たにフォースシルバーメタリックを追加。
2004年2月27日にカラー追加。
2005年5月23日に「スペイシー125(教習車仕様)」を教習所向けに発売。
2008年9月に日本向け車両の生産終了。
ここでは、
1994年2月23日発売のホンダ スペイシー125(型式 JF03)と
1995年8月22日発売のホンダ スペイシー125(型式 JF04)
の違いを比較しました。
スペイシー125のJF03とJF04のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | スペイシー125 | スペイシー125 |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ | フルモデルチェンジ |
型式 | JF03 | JF04 |
発売日 | 1994年2月23日 | 1995年8月22日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1880 | 1790 |
全幅 (mm) | 665 | 685 |
全高 (mm) | 1135 | 1095 |
ホイールベース (mm) | 1255 | 1215 |
最低地上高(mm) | 115 | 120 |
シート高 (mm) | 750 | 745 |
乾燥重量 (kg) | 108 | 105 |
車両重量 (kg) | 115 | 111 |
最小回転半径(m) | 2 | 1.9 |
乗車定員(名) | 2 | 2 |
燃料消費率 国交省届出(km/L) | 64.7(50km/h走行時) | 43(60km/h走行時) |
原動機型式 | JF03E | JF04E |
原動機種類 | 4ストローク | 4ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 水冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 124 | 124 |
カム・バルブ駆動方式 | OHC(SOHC) | OHC(SOHC) |
気筒あたりバルブ数 | 2 | 2 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 52.4 | 52.4 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 57.8 | 57.8 |
圧縮比(:1) | 10.3 | 9.5 |
最高出力(PS) | 11 | 11 |
最高出力回転数(rpm) | 7500 | 7500 |
最大トルク(kgf・m) | 1.1 | 1.1 |
最大トルク回転数(rpm) | 6500 | 6500 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | VE01 | VE44 |
燃料タンク容量 (L) | 8 | 6.5 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | セルフスターター式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | - | CR7HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | - | 1 |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 1 | 1 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 0.9 | 0.9 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-30 | 10W-30 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
変速機・操作方式 | 自動変速 | 自動変速 |
1次減速比 | 2.846 | 2.8 |
2次減速比 | 2.846 | 3.076 |
フレーム型式 | アンダーボーン | アンダーボーン |
キャスター角 | 27°00 | 27°00 |
トレール量 (mm) | 84 | 80 |
ブレーキ形式(前) | 機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | ボトムリンクフォーク | ボトムリンクフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 3.50-10 | 90/100-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前) | プライレーティング:4PR | 荷重指数:53J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス | チューブレス |
タイヤ(後) | 3.50-10 | 90/100-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後) | プライレーティング:4PR | 荷重指数:53J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | - | MT |
ホイールリム幅(前) | - | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | - | MT |
ホイールリム幅(後) | - | 2.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | - | 1.75 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | - | 2.5 |
ヘッドライト定格(Hi) | - | 60W/55W |
ヘッドライトタイプ(Hi) | - | H4 |
テールライト定格(制動/尾灯) | - | 18W/5W |
スピードメーター表示形式 | アナログ | アナログ |
メーター表示 | 燃料計 有 | 燃料計 有 |
車両装備 |
ヘルメット収納 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
ヘルメット収納 有 キャリア 有 センタースタンド 有 |
メーカー小売価格 | 314,000円 | 314,000円 |
国内年間計画販売台数 | 5,000台 |
6,000台 ※スペイシー125の年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
スペイシー125のJF03とJF04の比較の口コミ
●発売日
「2代目 (JF03)」が1987年2月5日。
「3代目 (JF04)」が1995年8月22日。
●エンジン
「2代目 (JF03)」は、水冷。
「3代目 (JF04)」は、空冷。
●圧縮比
「2代目 (JF03)」が10.3。
「3代目 (JF04)」が9.5。
●フロントブレーキ
「2代目 (JF03)」がワイヤー式リーディング・トレーリング。
「3代目 (JF04)」が油圧式シングルディスク。
●前後ホイール
「2代目 (JF03)」がスチール製。
「3代目 (JF04)」がアルミ合金製。
●メットイン
「3代目 (JF04)」になって新たにシート下に容量20Lのメットインスペースを設置。
新型になって見た目がスタイリッシュでカッコ良くなった。
フルモデルチェンジで新設計のフレームが採用されてシート高が125ccスクーターで最も低いシー ト高745mmになった。JF03は、シー ト高750mmだった。あとフロントにブレーキング時の沈み込みを押さえるアンチノーズダイブ機構を搭載した油圧ダンパー装備のボトム・リンク式サスペンションが採用されたし、リアにもタンデム時に安定した性能を発揮する油圧式ダンパー装備のユニット・スイング式を採用した。それから前後ホイールが軽量・高剛性のアルミホイールに変更された。
新設計の空冷4サイクル水平単気筒124cm3エンジンは、低・中速域で粘り強くなめらかな走り味と高い静粛性と耐久性が実現されてるって書いてた。
3代目のJF04になってブレーキの制動フィーリングが良くなった。フロントブレーキに油圧式の大径シングルディスク(φ190mm)、リアブレーキにドラム径が2代目のJF03より20mm大径化した「φ130mm」になった。
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