VOXとVOXデラックスの違いを比較
ヤマハ VOXの歴史
2006年5月30日に「VOX」が新登場。型式は、JBH-SA31J
「アソビバコ!」がキャッチフレーズ。特徴は、スクエアデザインの車体、横開きの34Lのメットイン、ファットタイヤ、丸型ヘッドライト。エンジンは、49cc水冷4スト単気筒3バルブでギアと共通。ヤマハでは50ccクラス初のフューエルインジェクションを採用。車両重量は、88s。製造は台湾。車体色は、4色(グリニッシュホワイトメタリック1、ライトオレンジメタリック5、ダルブルーメタリック8、ブラックメタリックX)。
2007年3月30日に「VOX」がマイナーチェンジ。
フロントフォークにオイルダンパーを採用し優れた乗り心地を実現。車体色は、新色のライトレディッシュイエローメタリック2とシルバー3、従来色のダルブルーメタリック8をあわせた全3色の設定。
2007年3月30日に「VOXデラックス」が新登場。型式は、JBH-SA31J
VOXデラックスは、VOXをベースにメーターケース上部、ヘッドライトリム、バックミラー、ハンドルバー、シートヒンジなどにクロームメッキ処理を施し、クロームメッキの専用立体エンブレム、塗装仕上げのフロントフォークアウターカバーやシルバー塗装ホイールを採用。車体色は、ダークレディッシュグレーメタリック2、ブルーイッシュホワイトカクテル1、ブラックメタリックXの全3色の設定。
2009年3月10日に「VOXデラックス」がマイナーチェンジ。
F.I.等のセッティングを変更し、市街地での扱い易さの向上。フロントフォークをシルバー塗装に変更しホイールはシルバーからブラック塗装とした。車体色は、ブラックメタリックX、ダークレディッシュグレーメタリック2、ブルーイッシュホワイトカクテル1の3色の設定。
「VOXデラックス」の2009年3月10日のマイナーチェンジでの変更点は、こちら。
2009年4月10日に「VOX」がマイナーチェンジ。
F.I.等のセッティングを変更し、市街地走行での扱い易さの向上。車体色は、新色のダークグリーニッシュグレーソリッド1。
2009年5月11日に「VOX」がカラー追加。
車体色に新色のライトイエローイッシュグレーソリッド4を追加。
2012年2月14日に「VOX」がカラーチェンジ。
車体色は、新色2色(ダークグレーメタリック、グレーイッシュブルーメタリック8)の設定。
2012年2月14日に「VOXデラックス」がカラーチェンジ。
車体色は、新色のダークイエローイッシュグレーメタリック1と従来色のブラックメタリックXとブルーイッシュホワイトカクテル1をあわせた全3色の設定。
2013年2月1日に特別・限定仕様「VOXリミテッド」を1000台限定で発売。
リミテッドモデルは、レッドの塗装が施されたフロントフォークカバーを初め、クロームメッキヘッドライトトリム(デラックスと共通)、クロームメッキグリップエンド&ハンドルバー(デラックスと共通)、レッド塗装ホイール、レッド塗装シートヒンジ、マットブラックのシートパネル、レッド塗装メーターケース、マットブラックのフロントインナーパネルなどの専用装備を採用。車体色は、ブラックメタリックXの1色。
VOXデラックスとVOXリミテッドの違いの比較は、こちら。
2014年2月14日に「VOX」がカラーチェンジ。
車体色は、新色のミッドナイトシルバーとグレーイッシュグリーンソリッド3の2色の設定。
2014年2月14日に「VOXデラックス」がマイナーチェンジ。
ハンドルスイッチ、ハンドルホルダー、レバーをブラック仕様とした。車体色は、ダークイエローイッシュグレーメタリック1、ブラックメタリックX、ブルーイッシュホワイトカクテル1の3色の設定。
2014年4月に「VOX」と「VOXデラックス」が消費税変更により価格が変更。
2016年2月15日に「VOXデラックス」がマイナーチェンジ。型式は、JBH-SA52J
排気系の見直しなどでエンジン性能がアップ。新ECUの採用やO2フィードバック制御の織り込みなどF.I.システムの変更で燃費もアップ。最高出力は、3.1kW/8,000rpm→3.3kW/8,500rpmにアップ、最大トルクは、3.9N・m/6,500rpm→4.2N・m/6,500rpmにアップ。燃費は30km/h定地走行テスト値で65.0km/L→70.5km/Lへアップ。車体色は、新色のブルーイッシュホワイトカクテル1とダークグレーイッシュブルーメタリックAと従来色のダークイエローイッシュグレーメタリック1とブラックメタリックXの全4色の設定。
VOXデラックスの「JBH-SA31J」と「JBH-SA52J」の違いは、こちら。
2017年9月1日に平成28年度自動車排出ガス規制強化のため生産終了を発表。
ヤマハ発動機株式会社は、ユニークなスタイルと大容量ラゲッジスペースをそなえる原付一種スクーター「VOX XF50」(VOX)のカラーリング、及び「VOX XF50D」(VOXデラックス)の一部パーツ色を変更し2014年2月14日に発売。
ここでは、
2014年2月14日発売のヤマハ VOX(型式 JBH-SA31J)と
2014年2月14日発売のヤマハ VOXデラックス(型式 JBH-SA31J)
の違いを比較しました。
VOXとVOXデラックスのスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
車種 | ヤマハ VOX | ヤマハ VOXデラックス |
---|---|---|
発売日 | 2014年2月14日 | 2014年2月14日 |
型式 | JBH-SA31J | JBH-SA31J |
全長 | 1855mm | 1855mm |
全幅 | 685mm | 725mm |
全高 | 1045mm | 1045mm |
ホイールベース | 1280mm | 1280mm |
シート高 | 735mm | 735mm |
最低地上高 | 115mm | 115mm |
総重量 | 89kg | 89kg |
サスペンション形式(前) | テレスコピック | テレスコピック |
サスペンション形式(後) | ユニットスイング | ユニットスイング |
キャスター角 | 26° | 26° |
トレール(mm) | 84 | 84 |
ブレーキ形式(前) | ドラム | ドラム |
ブレーキ形式(後) | ドラム | ドラム |
タイヤサイズ(前) | 120/90-10 57J | 120/90-10 57J |
タイヤサイズ(後) | 120/90-10 57J | 120/90-10 57J |
エンジン種類 | 水冷4ストロークSOHC3バルブ単気筒 | 水冷4ストロークSOHC3バルブ単気筒 |
総排気量 | 49cc | 49cc |
圧縮比 | 12.0 | 12.0 |
ボア | 38mm | 38mm |
最高出力(kW/rpm) | 3.1(4.2PS)/8000 | 3.1(4.2PS)/8000 |
最大トルク(N・m/rpm) | 3.9(0.4kgf・m)/6500 | 3.9(0.4kgf・m)/6500 |
始動方式 | セル・キック | セル・キック |
点火方式 | フルトランジスタ | フルトランジスタ |
クラッチ形式 | 乾式自動遠心シュー | 乾式自動遠心シュー |
変速機形式 | Vベルト自動無段変速 | Vベルト自動無段変速 |
燃料供給方式 | インジェクション | インジェクション |
潤滑方式 | ウエットサンプ | ウエットサンプ |
燃料タンク容量 | 4.5L | 4.5L |
燃料消費率(km/L) | 65(30km/h) | 65(30km/h) |
メーカー小売価格/カラーバリエーション |
215,250円(本体価格205,000円、消費税10,250円) ミッドナイトシルバー(ダークシルバー)、 グレーイッシュグリーンソリッド3(グリーン) |
225,750円(本体価格215,000円、消費税10,750円) ダークイエローイッシュグレーメタリック1(ブロンズ)、 ブラックメタリックX(ブラック)、 ブルーイッシュホワイトカクテル1(ホワイト) |
販売計画台数(国内・年間) |
シリーズ合計3,500台(VOXとVOXデラックスの合計) ※VOXの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
|
製造国 | 台湾 | 台湾 |
ちなみにVOXデラックスは、2016年2月にマイナーチェンジして型式がJBH-SA52Jに変わっています。
このマイナーチェンジで排気系の見直しなどによって馬力、トルクなどのエンジン性能が向上。また新ECU採用、O2フィードバック制御の織り込みなどFIシステムの変更によって燃費が向上されています。
下記がマイナーチェンジ前後のスペック表が変わった所だけ抜き出しています。
車種 | ヤマハ ボックスデラックス | ヤマハ ボックスデラックス |
---|---|---|
発売 | 2014年2月 | 2016年2月 |
型式 | JBH-SA31J | JBH-SA52J |
最高出力(kW/rpm) | 3.1(4.2PS)/8000 | 3.3(4.5PS)/8500 |
最大トルク(N・m/rpm) | 3.9(0.4kgf・m)/6500 | 4.2(0.43kgf・m)/6500 |
燃料消費率(km/L) | 65(30km/h) | 70.5(30km/h)・55(WMTCモード) |
メーカー小売価格/カラーバリエーション | ¥225,750 ブラックメタリックX ¥225,750 ブルーイッシュホワイトカクテル1 ¥225,750 ダークイエローイッシュグレーメタリック1 | ¥232,200 ブルーイッシュホワイトカクテル1 ¥232,200 ダークグレーイッシュブルーメタリックA ¥232,200 ブラックメタリックX ¥232,200 ダークイエローイッシュグレーメタリック1 |
国内年間計画販売台数 | 3,500台(シリーズ合計)※ヤマハ VOXの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
VOXとVOXデラックスの違い
VOXとVOXデラックスの違いは、一言で言えば外観を豪華にしただけです。走行性能は、同じです。VOXデラックスは、VOXの上級機種でVOXをベースにして何箇所かにクロームメッキ処理を施して質を高めたモデルです。他には、車体色が違い印象が大きく変わるので大きな選択肢になります。
クロームメッキ処理を施した箇所
- メーターケース上部
- ヘッドライトリム
- バックミラー
- ハンドルバー
- シートヒンジ
その他の違い
- クロームメッキの専用立体エンブレムを採用。
- 塗装仕上げのフロントフォークアウターカバーを採用。
- ホイールやフロントフォークの塗装を変更。
※塗装の色は、下記のように変更されています。
2009年3月には、フロントフォークがシルバー塗装に変わり、ホイールがシルバーからブラック塗装に変更。
2012年2月には、フロントフォークカバーがブラック塗装に変更。
2014年2月には、ハンドルスイッチ、ハンドルホルダー、レバーがブラック仕様に変更。
VOXとVOXデラックスの比較に関する口コミ
2016年2月からラインナップがデラックスのみになったね。
元々高めの価格設定なのにヤマハは、強気だね。
俺としては、デラックスを廃止にしてノーマルのみにしてくれた方が嬉しかった。
中古で2009年式のVOXデラックス買ったけど銀色のフロントフォークは、目立つから対向車には安全。
VOXデラックスは価格を高くしてカッコ悪くするのやめてほしい。この手の無骨なデザインは、ホンダのズーマーみたいに余計な装飾をしない方がカッコいいんだよ。
ノーマルでもデラックスでもどっちでもいいけど原チャリでここまで価格を高くするなら外装パーツやカラーとかを色々オーダーできるようにすればいいのに。どうせ売れないのならニッチの層が満足するサービスにしてほしい。VOX買う人ならオーダーメイドできて26万円位くらいでも買うでしょ。
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