初代BW’S(型式 A-3AA)と2代目BW’S(型式 SA02J)の違いを比較
ヤマハ BW’Sの歴史
1988年4月に新登場。型式は、A-3AA
BW’Sは、オフロード走行をイメージしたデザインに49ccの強制空冷2ストロークエンジンを搭載。フロントカウルに埋め込んだ横目2灯のヘッドライト、専用のサスペンションにファットタイプのブロックタイヤを装着。
1998年5月20日にフルモデルチェンジ。型式は、SA02J
2代目のBW’S。エンジンは空冷2ストローク。初代よりシャープなデザインとなり、フロントライトはカウル埋め込み式からガード付のオープンタイプに変更。前輪ディスクブレーキつきのキャストホイールとなり、ハンドルガードとヘルメット収納可能なシート下トランクが追加で装備された。このモデルから台湾山葉機車工業が製造した車両を日本へ正規輸入し販売されるようになった。車体色は、2色(スペースブルー、ブラック2)。
2012年10月1日にフルモデルチェンジ。型式は、JBH-SA44J
3代目のBW’S。水冷4ストローク単気筒OHC3バルブエンジンを搭載。車体デザインは2代目とほぼ共通だが、フロントライトは、ガードを外し大型化。リアキャリアも大型化。ハンドルガードは装備されなくなり、タイヤは前後共通化された。シート下トランク容量は、23L。車体色は、2色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、ホワイトメタリック1)。
2代目BW’S(SA02J)と3代目BW’S(JBH-SA44J)の違いの比較は、こちら。
2014年12月5日にカラーチェンジ。
前後ホイール、フロントフォーク、フロントキャリパー、リアキャリア一体式スタンディングハンドル等をブラック仕上げとなった。車体色は、2色(マットチタン1、ディープパープリッシュブルーメタリックC)。
2016年2月15日にマイナーチェンジ。型式は、JBH-SA53J
排気系の見直しなどで馬力とトルクが向上。新ECUを採用、O2フィードバック制御の織り込みなどFIシステムの変更で燃費性能が向上。車体色は、2色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットチタン1)。
BW’Sの「型式JBH-SA44J」と「型式JBH-SA53J」の違いの比較は、こちら。
2017年9月1日に生産終了の発表。
ヤマハ公式ホームページで日本向け仕様は平成28年自動車排出ガス規制により、生産終了を発表。
ヤマハ発動機(株)は、ワイドブロックパターンのタイヤを装着する等でオフロードテイストを演出した50ccのスクーター ヤマハ「BW’S(ビーウイズ)」を1998年5月20日に発売。1988年4月に新登場した初代モデル誕生から10年を経て2代目が新登場。
ここでは、上の黄色の部分の
1988年4月発売のヤマハ BW’S(型式 A-3AA)と
1998年5月20日発売のヤマハ BW’S(型式 SA02J)
の違いを比較しました。
初代BW’S(型式 A-3AA)と2代目BW’S(型式 SA02J)のスペックの違いを比較
※数字が大きい方をこの色にしています。
タイプグレード名 | BW’S | BW’S |
---|---|---|
モデルチェンジ区分 | 新登場 | フルモデルチェンジ |
型式 | A-3AA | SA02J |
発売日 | 1988年4月 | 1998年5月20日 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1735 | 1890 |
全幅 (mm) | 630 | 705 |
全高 (mm) | 1030 | 1110 |
ホイールベース (mm) | 1170 | 1275 |
最低地上高(mm) | 125 | 120 |
シート高 (mm) | 735 | 765 |
乾燥重量 (kg) | 65 | 88 |
最小回転半径(m) | 1.8 | - |
乗車定員(名) | 1 | 1 |
燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L) | 80 | 54 |
原動機型式 | 3AA | A102E |
原動機種類 | 2ストローク | 2ストローク |
気筒数 | 1 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 | 空冷 |
排気量 (cc) | 49 | 49 |
2スト・吸気形式 | ピストンリードバルブ | ピストンリードバルブ |
内径(シリンダーボア)(mm) | 40 | 40 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 39.2 | 39.2 |
圧縮比(:1) | 5.9 | 7 |
最高出力(PS) | 6 | 5.5 |
最高出力回転数(rpm) | 6500 | 7000 |
最大トルク(kgf・m) | 0.67 | 0.57 |
最大トルク回転数(rpm) | 6000 | 6500 |
燃料供給方式 | キャブレター | キャブレター |
燃料供給装置形式 | - | Y14P |
燃料タンク容量 (L) | 3.3 | 5.7 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 264 | 307.8 |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BPR6HS | BPR7HS |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YB4L-B | YTX5L-BS |
バッテリー容量 | 12V-4Ah 10H | 12V-4Ah 10H |
エンジン潤滑方式 | - | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1 | 1.4 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 | Vベルト式・無段変速 |
変速機・操作方式 | 自動変速 | 自動変速 |
1次減速比 | - | 4 |
2次減速比 | - | 3.666 |
フレーム型式 | バックボーン | バックボーン |
キャスター角 | 27°00 | 26°30 |
トレール量 (mm) | 90 | 93 |
ブレーキ形式(前) | 機械式リーディングトレーリング | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 120/90-10 | 120/90-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 54 | 56 |
タイヤ(前)速度記号 | J | J |
タイヤ(後) | 130/90-10 | 130/90-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 59 | 59 |
タイヤ(後)速度記号 | J | J |
ホイールリム形状(前) | MT | MT |
ホイールリム幅(前) | 3.5 | 3.5 |
ホイールリム形状(後) | MT | MT |
ホイールリム幅(後) | 3.5 | 3.5 |
ヘッドライト定格(Hi) | 15W/15W | 20W/20W |
テールライト定格(制動/尾灯) | 21W/5W | 18W/5W |
スピードメーター表示形式 | アナログ | アナログ |
車両装備 |
キャリア 有 センタースタンド 有 |
キャリア 有 シート下収納(シート下トランク) 有 センタースタンド 有 |
メーカー小売価格/カラーバリエーション | 14,9000円 |
199,000円(税込み本体価格 地域希望小売価格の一例) スペースブルー、 ブラック2 |
販売計画台数(国内・年間) | - |
5,000台 ※BW’Sの年間販売計画台数の推移は、こちら。 |
製造国 | - | 台湾 |
BW’Sの「型式 A-3AA」と「型式 SA02J」の違いを比較
初代BW’Sは1988年4月に発売された。あらゆる使い方を想定したレジャーモデルで、車体は、オフロード走行をイメージしたデザイン。そこに49cc強制空冷2ストロークエンジンを搭載。フロントカウルに埋め込まれた横目2灯のヘッドライトを装備し、専用のサスペンションやファットタイプのブロックタイヤを採用。ダート走行をこなせるぐらいの性能があった。数年間販売された後、日本向け車両の生産は、終了。その後、初代BW’Sの金型は、フランスの子会社へ譲渡されて、フランスで組み立て販売されると人気になった。日本では、1998年5月20日にフルモデルチェンジされた2代目BW’Sが発売された。このモデルから台湾山葉機車工業が製造した車両を日本へ正規輸入して販売された。デザインは、初代BW’Sよりシャープとなり、フロントライトはカウル埋め込み式からガード付のオープンタイプに変更された。他にも前輪ディスクブレーキ付きのキャストホイールに変更され、ハンドルガードとヘルメットを収納できるシート下スペースが追加された。このモデルも数年間で日本向け車両の生産終了となり、その後北米向け車両である Zuma(ズマ)の生産は続けられた。
●発売日
1988年4月 → 1998年5月20日
●モデルチェンジ区分
新登場 → フルモデルチェンジ
●型式
A-3AA → SA02J
●全長 (mm)
1735 → 1890
●全幅 (mm)
630 → 705
●全高 (mm)
1030 → 1110
●ホイールベース (mm)
1170 → 1275
●最低地上高(mm)
125 → 120
●シート高 (mm)
735 → 765
●乾燥重量 (kg)
65 → 88
●燃料消費率 国交省届出(30km/h走行時)(km/L)
80 → 54
●原動機型式
3AA → A102E
●圧縮比(:1)
5.9 → 7
●最高出力(PS)
6 → 5.5
●最高出力回転数(rpm)
6500 → 7000
●最大トルク(kgf・m)
0.67 → 0.57
●最大トルク回転数(rpm)
6000 → 6500
●燃料タンク容量 (L)
3.3 → 5.7
●満タン時航続距離(概算・参考値)
264 → 307.8
●点火プラグ標準搭載・型式
BPR6HS → BPR7HS
●搭載バッテリー・型式
YB4L-B → YTX5L-BS
●2ストエンジンオイルタンク容量
1 → 1.4
●キャスター角
27°00 → 26°30
●トレール量 (mm)
90 → 93
●ブレーキ形式(前)
機械式リーディングトレーリング → 油圧式ディスク
●タイヤ(前)荷重指数
54 → 56
●ヘッドライト定格(Hi)
15W/15W → 20W/20W
●テールライト定格(制動/尾灯)
21W/5W → 18W/5W
初代BW’S(型式 A-3AA)は、前後ドラムブレーキ。
2代目BW’S(型式 SA02J)のは、前だけディスクブレーキ。
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